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第56回ベルリン国際映画祭

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<コンペティション部門>

『マン・トゥ・マン』(英題)

監督:レジス・ヴァルニエ
キャスト:クリスティン・スコット・トーマス、ジョセフ・ファインズ、ヒュー・ボネヴィル、イアン・グレン

チェック :監督と脚本を務めたのは、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の『インドシナ』でアカデミー賞外国語映画賞に輝いたフランスの巨匠レジス・ヴァルニエ。本作ではイギリスを代表する俳優ジョセフ・ファインズとクリスティン・スコット・トーマスを主人公に、冒険と科学、そして人種問題をテーマにしたヒューマンドラマを作り上げた。

ストーリー:1870年にスコットランド人の人類学者ジェイミー・ドッド(ジョセフ・ファインズ)は、南アフリカから男女一対の原住民トゥトゥ(ルママ・ブセキ)とルクラ(セシル・バイヤ)を連れ帰り、サルと人間の間にある"進化の橋"の謎を解明しようと試みる。

『イン・グッド・カンパニー』 (英題)

監督:ポール・ワイツ
キャスト:デニス・クエイド、トファー・グレイス、スカーレット・ヨハンソン、セルマ・ブレア

チェック:『アバウト・ア・ボーイ』のポール・ワイツ監督は男の悲哀をコメディ・タッチで描くことに定評がある。本作でもユーモアたっぷりに中年男性を演じたデニス・クエイドの演技が楽しめるほか、若手注目株のスカーレット・ヨハンソンの魅力も満載。現在全米公開中で、興行成績も絶好調だ。

ストーリー:順調なサラリーマン人生を送っていた51歳のダン(デニス・クエイド)に、妻の突然の妊娠や娘(スカーレット・ヨハンソン)の高額な大学資金の工面などの問題が勃発。しかも新しい上司(トファー・グレイス)は26歳の若造で、自分の娘と付き合っていることが判明し……。

< 公式サイト >

『隠し剣 鬼の爪』

監督:山田洋次
キャスト:永瀬正敏、松たか子、吉岡秀隆、小澤征悦、田畑智子、高島礼子

チェック
山田洋次監督は、2年前に『たそがれ清兵衛』がコンペティション部門にノミネートして以来2度目の参加となる。前作に引き続き藤沢周平原作の時代劇で、愛に生きた侍の物語を描く。東北の美しい自然と巨匠冨田勲が作り上げたフルオーケストラの重厚な音楽が、永瀬正敏と松たか子の演技を盛り上げる。

ストーリー:幕末に生きる武士の片桐宗蔵(永瀬正敏)は、かつて片桐家で女中をしていた百姓のきえ(松たか子)と再会する。やつれて臥せっているきえの姿を見た宗蔵は、いても立ってもいられずに引き取ることを決意した。

< 公式サイト >

『ライフ・アクアティック』(英題)

監督:ウェス・アンダーソン
キャスト:ビル・マーレイ、アンジェリカ・ヒューストン、オーウェン・ウィルソン、ケイト・ブランシェット


チェック :一風変わったコメディの監督、製作、脚本を手がけたのは、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』でアカデミー賞脚本賞にノミネートしたウェス・アンダーソン。ビル・マーレイ率いる個性豊かな乗組員は、アンジェリカ・ヒューストン、ケイト・ブランシェット、オーウェン・ウィルソンら曲者揃い。演技派の俳優たちが真剣な表情でコミカルに演じる姿は必見。

ストーリー:海洋学者のスティーヴ・ジスー(ビル・マーレイ)は、仲間達を引き連れ"未知なる海洋生物"を探す船旅に出る。しかしジスー船長の本当の目的はほかにあった……。

< 公式サイト >

『ザ・ラスト・ミッテラン』(英題)
監督:ロベール・ゲディギャン
キャスト:ミシェル・ブーケ、ジャリル・レスペール、サラ・グラパン、カトリーヌ・サルヴィア

チェック
:フランス社会主義の象徴とも言えるミッテラン大統領を題材にいた社会派映画を、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートした経験を持つロベール・ゲディギャン監督が手がけた。主演はヨーロッパ映画の重鎮ミシェル・ブーケと、昨年公開された『巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)』のジャリル・レスペール。

ストーリー:14年間に渡ってフランスの大統領を務めたフランソワ・ミッテラン(ミシェル・ブーケ)は任期が終盤に差しかかった頃、若い情熱に溢れたジャーナリストのアントワーヌ・モロー(ジャリル・レスペール)に出会う。
『チェンジング・タイムス』(英題)
監督:アンドレ・テシネ
キャスト:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ジルベール・メルキ、マリック・ジディ

チェック
:アンドレ・テシネ監督、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデューとフランスを代表する映画人らが一同に会した大人のラブロマンス。主演の2人の演技合戦が見ものとなっている。

ストーリー: アントワーヌ(ジェラール・ドパルデュー)は30年以上にも渡って恋い慕う、セシル(カトリーヌ・ドヌーヴ)を求め北アフリカのタンジールを訪れる。しかしセシルはアントワーヌのことを忘れてしまっていた……。
『サムサカー』(英題)
監督:マイク・マイルズ
キャスト:ルー・テイラー・プッチ、ヴィンセント・ドノフリオ、キアヌ・リーヴス、ティルダ・スウィントン

チェック
:ハリウッドの新星ルー・テイラー・プッチが、ストレスから指をしゃぶる癖が直らない少年を演じたヒューマン・ドラマ。脇を固めるのはキアヌ・リーヴスのほか、『ザ・セル』のヴィンセント・ドノフリオ。

ストーリー:ジャスティン(ルー・テイラー・プッチ)は、17歳になってもまだ親指をしゃぶる癖が直らず悩んでいた。心理学者のペリー・ライマン博士(キアヌ・リーヴス)は、催眠療法によって治療しようと試み、ジャスティンの心の問題に気がつく。
『ザ・サン』(英題)

監督:アレクサンドル・ソクローフ
キャスト:イッセイ尾形、桃井かおり 佐野史郎、ロバート・ドーソン

チェック :ロシア映画として製作された本作は、第2次世界大戦終結後における昭和天皇の苦悩を描いた政治ドラマ。昭和天皇役はイッセイ尾形、皇后役は桃井かおりが務め、英語と日本語が入り乱れた異色作。

ストーリー:1945年8月15日昭和天皇(イッセイ尾形)は、国民に向けてある報告をしなくてはならなかった。日本国民はそのとき初めて天皇の声を聞いたのであった。

『スモールタウン、イタリア』(英題)

監督:ステファノ・モルディニ
キャスト:ステファノ・アコルシ、ヴァレンティナ・チェルヴィ

チェック :夫婦のすれ違いを通して、家族の大切さを問うヒューマン・ドラマ。主演はヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞したイタリアの演技派と、イタリア、フランス、イギリスと国籍を問わない作品選びをするヴァレンティナ・チェルヴィという国際派の2人が務める。

ストーリー:
ラベンナで暮らすマルコ(ステファノ・アコルシ)とシルヴィア(ヴァレンティナ・チェルヴィ)は、2人の子供とペットも一緒に暮らしていた。ある日マルコが自動車整備士(イヴァン・フランク)と親しくなり始めた。

『サムタイムズ・イン・エイプリル』(英題)
監督:ラウル・ペック
キャスト:イドリス・エルバ、デボラ・ウィンガー、キャロル・カレメラ

チェック
:監督はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートした経歴を持つラウル・ペック。ルワンダで起きた大量虐殺を背景に、現在も続いている内戦へ一石を投じた社会派ドラマ。あのデボラ・ウィンガーが出演している点も見逃せない。

ストーリー:内戦の最中、フツ族の大統領が殺されたことにより、フツ族とツチ族間の血で血を洗う戦いに拍車がかかってしまう。
『アサイラム』(英題)
監督:デヴィッド・マッケンジー
キャスト:ナターシャ・リチャードソン、イアン・マッケラン、マートン・ソーカス、ヒュー・ボネヴィル

チェック
:日本でまもなく公開される『猟人日記』のデヴィッド・マッケンジーが監督した、パトリック・マグラア原作のロマンス・スリラー。主演のナターシャ・リチャードソンは、ブロードウェイ出身でトニー賞を受賞したこともある実力の持ち主で、リーアム・ニーソンの妻としても有名。共演は『ボーン・スプレマシー』のマートン・ソーカスや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイアン・マッケラン。

ストーリー:精神科医マックス(ヒュー・ボネヴィル)の妻であるステラ(ナターシャ・リチャードソン)は、患者のエドガー(マートン・ソーカス)と恋に落ちる。夫と子供を捨てて愛を貫こうとしたが、彼には嫉妬から妻を殺した過去があった。
『ソフィ・ショル ザ・ファイナル・デイズ』(英題)
監督:マルク・ローズムンド
キャスト:ジュリア・ジェンチ、ファビアン・ハインリッヒ、アレクサンダー・ヘルド、ヨハンナ・ガストドルフ

チェック
:ナチ占領下のミュンヘンで、正義のために闘う兄弟の物語。主演は日本で春公開作品『ベルリン、僕らの革命』にも主演しているジュリア・ジェンチ。

ストーリー: ソフィア(ジュリア・ジェンチ)と兄弟のハンス(ファビアン・ハインリッヒ)は、ヒットラーに逆らう活動をした罪で捕らえられ、死刑を宣告されてしまう。
『ザ・ビート・ザット・マイ・ハート・スキップドゥ』(英題)
監督:ジャック・オーディアール
キャスト:ロマン・デュリス、オーレ・アッテカ、エマニュエル・デュボス、ニールス・アルストラップ

チェック
:監督は1996年の『つつましき詐欺師』でカンヌ国際映画祭脚本賞に輝き、パルム・ドールにもノミネートした実力派のジャック・オーディアール。『マッド・フィンガーズ』でハーヴェイ・カイテルが演じた役が元になった主人公を、フランスの若手有望株であるロマン・デュリスがキュートかつセクシーに演じる。

ストーリー:自堕落な生活を送っている28歳のトム(ロマン・デュリス)は、父親に自分の母親のようなコンサートピアニストになることを進められる。決心した彼は中国人の女性ピアニストの下でレッスンを受けることになる。
『パラダイス・ナウ』(英題)
監督:ハニ・アブ・アサド
キャスト:Kais Nashef, Ali Suliman, Lubna Azabal, Amer Hlehel, Hiam Abbass

チェック
:パレスチナ生まれのハニ・アブ・アサド監督ならではの、イスラム社会の現状と未来への希望が垣間見られる渾身の一作。

ストーリー:パレスチナに住む幼なじみの若者2人は、あるときテルアビブで自爆テロを遂行する任務に就いてしまい……。
『ゴースト』(英題)
監督:Christian Petzold
キャスト:ジュリア・フンマー、マリアンヌ・ベイスラー、オーレリアン・ルコワン、ベンノ・フユルマン

チェック
:誘拐された娘の面影を追い求める夫婦が、一人の少女と出会い葛藤する人間ドラマ。監督は脚本家や俳優としての顔も持つクリスチャン・ペゾルド。なお、ベンノ・フユルマンはヒース・レジャー主演の『悪霊喰』に出演するなど、ハリウッドでも活躍している。

ストーリー: パリからベルリンまで妻(マリアンヌ・ベイスラー)を捜しに出かけた夫は、精神病院に収容されていた妻を見つける。実は夫婦には娘を誘拐された過去があり……。
『ウー・カルメン・エカリジャ 』(英題)
監督:マーク・ドーンフォード・メイ
キャスト:ポーリン・マレファン

チェック
:情熱的なカルメンの音楽にのせて、愛、嫉妬、復讐、欲求そして狂気が表現された迫力の一作。有名なオペラ「カルメン」の映画化作品。

ストーリー:魅力的な女性カルメン(ポーリン・マレファン)の誘惑に乗った男は、婚約者を捨てカルメンに夢中になる。しかし移り気なカルメンに別の恋人が出現したことによりら、男は嫉妬に狂う。
『Accused』(英題)
監督:Jacob Thuesen
キャスト:Troels Lyby, Sofie Grabol, Paw Henriksen, Louise Mieritz

チェック :「被告人」というタイトルの本作は、平凡な家族に突然降りかかる"疑い"と"恐怖"を心理描写豊かに描いたデンマーク映画。

ストーリー:夫のヘンリックと妻のニナ、そして娘のスティンは一見どこにでもいる平凡な家族。しかしスティンが学校のセラピストに家族に犯罪者がいると告げたため、父親が逮捕されてしまう。
ヘイトレス(英題)
監督:ラホス・コルタイ
キャスト:Marcel Nagy, Miklos B. Szekely, Zoltan Bezeredy, Peter Vall

チェック:『海の上のピアニスト』や『マレーナ』の撮影を担当したベテランのラホス・コルタイが、満を持しての監督デビューを果たした。ホロコーストを題材にした文学の中では最高峰とされる同名小説を、ハンガリー、ドイツ、イギリスとの合作として映画化した。

ストーリー:イムレ・ケルステースがアウシュヴィッツ強制収容所から生き残ったのは10代のときだった。そしてユダヤ人たちが受けた迫害について、誰も聞いたことがないような真実を語り始める。
『ザ・ウェイワード・クラウド』(英題)
監督:ツァイ・ミン・リャン
キャスト:シアン・チー・チェン、カン・シェン・リー、イー・チン・ルー

チェック :監督のツァイ・ミン・リャン作品には常連のメンバーが紡ぎだす、奇妙なエロティック・ムービー。台湾、中国、フランスの合同作品。

ストーリー:シアン・チー(シアン・チー・チェン)がフランスから台北に戻って来てみると、町は極度の水不足に見舞われていた。
『ピーコック』(英題)
監督:クー・チャンウェイ
キャスト:Zhang Jingchu, Feng Li, Lv Yulai

チェック :20世紀後半の中国を舞台に、労働者階級として働く家族達の日常生活を描いたヒューマンドラマ。本作が監督デビューとなるクー・チャンウェイは、『紅いコーリャン』、『オータム・イン・ニューヨーク』などの撮影を担当した世界的な撮影技師。中国の下町が美しい映像で映し出されている。

ストーリー:中国の田舎町で暮らす貧しい娘が、政府の高官と無理やり結婚させられることになり……。
『ワン・デイ・イン・ヨーロッパ』(英題)
監督:Hannes Stohr
キャスト:Megan Gay, Luidmila Tsvetkova, Erdal Yildiz, Florian Lukas, Peter Scherer, Miguel de Lira, Rachida Brakni, Boris Arquier

チェック :4つの都市で起こる4つの強盗を、フットボール熱に狂った大人たちの姿をからめて描いたドタバタコメディ。ヨーロッパ特有の"フーリガン"たちのハチャメチャぶりには、どこの国の警察でもお手上げだ。

ストーリー:モスクワで窃盗の被害にあった英国人のケイト(ミーガン・ゲイ)は、偶然出合った年配の女性エレナとともに警察に行くが、そこにはフーリガンに手一杯の警察官しかいなかった。
『ワーズ・イン・ブルー』(英題)
監督:アラン・コルノー
キャスト:シルヴィー・テステュー、セルジ・ロペス
カミーユ・ゴーシェ

チェック :アラン・コルノーは『セリ・ノワール』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールにノミネートした経験を持つフランスの巨匠と、秀作『ハリー、見知らぬ友人』でヨーロッパ映画賞の男優賞を受賞した演技派セルジ・ロペスがタッグを組んだ心温まるドラマ。カミーユ・ゴーシェ演じるアンナのキュートな魅力も見逃せない。

ストーリー: 母親のクララ(シルヴィー・テステュー)が書いたメモを読むことが大好きな6歳のアンナ(カミーユ・ゴーシェ)は、話すことができません。そこで言語障害者が通う学校に行くことになり、ヴィンセント(セルジ・ロペス)という先生に出会う。

 

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