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2005年7月

スター編集後記

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インタビューでお会いする生スターのみなさんの中で特に印象に残った方を、ムービーサイトの編集部が編集後記として毎月1回まとめてご紹介します。インタビューページで表現できなかったことやささいなことをきわめて主観的な言葉でお伝えします。

 

 不思議な表情をするアナキン役のヘイデン・クリステンセン

 ヘイデンはスクリーンで見ていた印象よりもずっと身長が高い青年でした。そしてとてもやせっぽち。インタビューの部屋に入ってきたときの第一印象は「妖精のような少年」でした。

 ガールフレンドの話をするときなど、無邪気な笑顔を見せてくれるのですが、その合間に見せる表情が不思議なのです。まっすぐにこちらを見ているはずなのですが、目はまるで100メートル先のものを見ているかのように冷静な光を放っています。そしてゾクッとするほど色っぽかったり、ヒヤッとするほど鋭かったり、どの表情が本当のヘイデンなのかわかりませんでした。

 彼はまだそんなに出演作がありませんがカメレオンタイプの役者さんなので、これからもきっとびっくりするような役を演じてくれるような気がします。決して、この「アナキン役の印象が強すぎてほかの役につけない」ような役者ではないでしょう。

 実物もハンサムなオーランド・ブルーム

 『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスをはじめとして『トロイ』『キングダム・オブ・ヘブン』『パイレーツ・オブ・カリビアン』とオーランドといえばやはりコスプレ。

 でも今回の『エリザベス・タウン』ではごく普通の青年を演じています。さわやかで好感度は満点です。

 そして、わたしたちの目の前にあらわれた実物のオーランドは長髪を後ろに束ね、白いシャツを着ていました。その服装は普通なのですが、すごく気品があって、たとえるなら……王子様のよう……本当にそう見えました。

 そして、笑うとキュート。映画の中で彼の演じるキャラクターを「アイスクリーム・ボーイ」と表現するところがあるのですが、インタビュアーが「あなた自身はアイスクリーム・ボーイなの?」と聞くと、質問が悪かったのか、そのセリフを忘れたのかアイスクリームは大好き……とアイスクリーム談義になりました。この貴重なインタビュー時間に普通、アイスクリームが好きか、という唐突な質問はしないと思うのですが、それに素直に答えたオーランドに育ちの良さを感じました。

 日本人ばなれをした手足の長さの観月ありささん

 「鳶がクルリと」の観月ありささんがインタビューの部屋であるスタジオに現れたとき、あまりの手足の長さにびっくり。日本の人でなかなかこんな人はいません。スタイルも普通じゃないカッコよさ。ゆるいウェーブのかかったロングヘアがとてもお似合いでした。彼女の周り10メートルくらいはとても明るいオーラがおおっているよう。とても女性らしい容姿なのですが、話し方はテキパキしていて男っぽいというか「アネゴ」という印象で、そこが女性にもファンが多い点なのだと納得しました。頭の回転もよさそうな印象でした。

 西田敏行さんの言葉にジーン

 『ロボッツ』の吹き替えで西田敏行さんのインタビューをいただけたのは今回、このインタビューだけだったようで、とても貴重でした。そして、インタビューの時間はそんなに長くはなかったのですが、その中で、人生を教えていただいたような気持ちになって熱いものがこみ上げてきました。

 西田さんは、何年か前に大病をして生死の境をさまよったそうなのですが、そんな西田さんが「命に限りがあることを実感して、だからこそいまを大事に生きなければ」と言った言葉はとても説得力がありました。そして、俳優としても人間としても、成功者の西田さんが「いい車に乗っているとか、豪邸に住んでいるとか、そんなことが人間の成功ではなく、自らの心の豊かさを見つけることが出来た人が本当の成功者」との言葉は心に響きました。

 

 

 やっぱり大味なマイケル・ベイ

『パール・ハーバー』『アルマゲドン』などの監督、マイケル・ベイは映画どおり大味な方でした。『パール・ハーバー』の監督だから本人は日本のことなんて知っているつもりでまったく、わかっちゃいないだろうと思っていたら、やっぱりそうでした。

 日本の女優さんで好きなのはチャン・ツィイーと答えて、通訳の戸田奈津子さんにそれはチャイニーズと即座につっこまれたのですか、「ハハハそれは残念だったね」っていうあたり、どう解釈していいのか……1.ツィイーが日本人じゃないことが残念。2. ツィイーが日本人じゃないことを知らなかった自分が残念(反省)。3.日本には自分のお眼鏡にかなう女優がいないことが残念。多分というか、絶対2ではないとは思いますが……。

 

 

 柳葉敏郎さんと哀川翔さんはステキなアニキ

 柳葉さんは「容疑者 室井慎次」の室井さんとちがって第一印象はとても気さくな感じがしました。写真を撮るときに「室井さんのような表情を……」とお願いすると「それは、いまは出来ないですよ」と照れた表情をしたのがとても魅力的でした。

 奥さんのことを話しているときの柳葉さんの表情には本当に愛を感じました。また、哀川さんにも柳葉さんの持つ空気と同じ空気を感じました。ただ、違うのは翔さんは、ぜんぜん照れたりしません。そのいでたちは白いスーツに白いブーツ。そんなスタイルが似合う日本男児は翔さんのほかにはあまり知りません。

  この哀川翔さんと浅野忠信さん主演のお正月公開の映画『東京ゾンビ』は翔さんがハゲ、浅野さんがアフロで東京に蔓延したゾンビと対決する話なのですが、くだらなさの加減がちょうどよくて、ゾンビ映画なのにゆるい癒し系映画です。

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