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エミー賞-授賞式出席レポート-

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去る9月18日、テレビ界のアカデミー賞と言われているエミー賞の授賞式が行われ、雑誌やFLiXムービーサイトでも執筆している、海外ドラマを愛する映画ライターの今さんが取材で授賞式に出席することになりました。 出発から授賞式終了まで、そのレポートをお届けします。

取材・文:今祥枝

米テレビ界の最大のイベント!
  米テレビ界の年に一度の最大のイベント、エミー賞は、映画界のアカデミー賞と並び、米エンターテインメント業界の最高の栄誉。今年で第57回をむかえる授賞式(CSチャンネルAXNにてノーカット版が11/3に独占放送)が、さる9月18日(現地時間)にロサンゼルスで開催された。

シャーリーズ・セロンやハル・ベリーら、多くのセレブが集った授賞式を取材するプレストリップへの参加が決まったのは、わずか2週間前。海外ドラマをこよなく愛する映画ライターとしては、滅多にないチャンスに大喜び! せっせと仕事のスケジュールを調整し、「よし、これで旅立てる!」と一息ついたのもつかの間、新たな問題が。「授賞式って、みんなドレスを着ていくの?」

イブニングドレス着用?
そう! 出席者は全員、男性はタキシード、女性はイブニングドレスと決まっているのだ。スターと同じレッドカーペットを歩いて会場へ入るので、当然、いつものようにジーンズにシャツなどというわけにも行かず……。

イブニングドレスの定義もよくわからないまま、大慌てでドレス探しに奔走したものの、こういうときに限って気に入ったものが見つからず、時間もないし猛暑のせいで気力も体力も限界。こうなったらもう、大分前に買った披露宴用ブラックのドレス(かなり流行遅れ)でいいや、とあきらめモードに。

ところが、渡米3日前に取材で会ったいつもお世話になっている超美人編集者の方が、私の情けない話を聞き、アカデミー賞&ゴールデン・グローブ賞取材で着用したドレスを貸してくれたのである! 宅急便で、すばらしいドレス及びアクセサリー一式が届いたのは渡米前日。夜中にパッキングをして、なんとか現地に旅立つことができた。

映画中心の街
今回、宿泊したホテルは、ビバリーヒルズに程近いセンチュリーシティに位置するセンチュリー プラザ ホテル&スパ。各界のVIPやマスコミに使われることでも有名で、すぐ近くにはショッピングモールもあって便利なホテルだ。

私の部屋は12階で眺めもよく、ベランダの向こうにはおなじみのライオンのマークのあるMGMのビルが。また、すぐ隣には、『ダイ・ハード』の舞台になった高層の"ナカトミビル"もあり、さすがに映画の中心地といった雰囲気。そもそも、センチュリーシティという名前からして、老舗の映画会社20世紀フォックスにちなんで付けられたのだそう。

プールでは泳いでいる外国人もいたけど、お天気はよくても結構肌寒く、日本人には泳ぐのはちょっと無理だった……。その代わり、オープンテラスのあるカフェでのブレックファーストを毎朝、のんびり楽しんだ。私のお気に入りは、サーモン・ベーグル。あっさりしているし、食べきれるサイズもよい。

ジョニー・デップとニアミス?
実は到着した日、ジョニー・デップとニアミスするという事件が! ソニー・ピクチャーズのスタジオでランチをとった後、スターの手形があるチャイニーズ・シアターの前を通りかかったところ、ちょうどジョニーの手形&足型を残すイベントが終わった直後だったのだ。しかも、まだ乾いていないジョニーの手形の部分の地面は柵で囲われ、ビニールのシートが張ってあって見ることができず。つい先日、日本で見たばかりのジョニーだったが、一目会いたかった! 向いの建物は一面、『チャーリーとチョコレート工場』の広告になっていた。
スタジオ内は映画、テレビのシーンそのままに
話は前後するが、ソニー・ピクチャーズのスタジオは、どこをとってもそのまま映画の1シーンに登場するような、こぎれいな建物や風景がいっぱい。

クラシカルな雰囲気の建物の2階には、かつてドラマ『大草原の小さな家』のマイケル・ランドンの事務所があったりとか、ちょっとステキな路地があるなと思っていると、「そこは『恋愛適齢期』でジャック・ニコルソンが食事をしていたシーンに使われたんですよ」といった具合。スタジオ内では写真撮影は不可なので、お見せすることができないのが残念。

一般へのスタジオ見学ツアーもあるので、映画&テレビファンは、ロサンゼルスを訪れた際にはぜひ参加してみてください。
由緒ある建物で晩餐会
この日の夜は、ハリウッド大通りに位置するルーズベルトホテルで夕食会…というより、晩餐会。1927年オープンの歴史的なホテルで、往年の銀幕のスターにまつわるエピソードも多く、正面ホールには創業からあるチャップリンの銅像が。また、1929年に第一回アカデミー賞授賞式が開かれたことでも知られている。

その大広間「BLOSSOM ROOM」に特別にテーブルが用意されて、ろうそくの光だけに照らされてのディナーは雰囲気たっぷり! 由緒ある建物らしく、ゴシック調のインテリアなどはどこかミステリアス。『インタビュー・ウィズ・バンパイア』の世界に紛れ込んだような空間に圧倒されてしまった。

食後は、ホテルの中庭にある、セレブもよく訪れるというプールサイドバーへ。このプールでは、マリリン・モンローがCMを撮影したこともあるそうで、モンローはこのホテルをよく利用していたとか。たいまつの明かりがゆらゆらと水面に映えて、とってもロマンティックな空間を演出していた。
そしてエミー賞当日
そして迎えた授賞式当日。エミー賞の会場であるシュライン・オーディトリアムは、ホテルから車で20分程度。この会場では、かつてはアカデミー賞が行われていた。授賞式に参加する人々の多くがこのホテルを利用しているらしく、前夜からホテル全体も華やいだムード。

持参した借り物ドレスを着て、慣れないながらもなんとか格好を整えてホスピタリティルームへ。すでにロビーには、美しく着飾った女性たちの姿がちらほら。色鮮やかなストラップレスドレスを、堂々と着こなしている姿はとてもゴージャス! 

実はホテル周辺には、この手のレンタルドレスを行っているところがたくさんあった。日本円にして一万円ほど。ショッピングモールでは、20ドルぐらいでドレスが購入できたりして、その辺はさすがハリウッドという感じ(ただし、日本人にはサイズが大きいので、お直しが必要)。

そして、いよいよ会場へ出発する前にうれしいことが起こった

 

写真:ホテルのビル、ブレックファースト、晩餐会は今祥枝、それ以外の写真は
(c)2005 AXN Japan Inc. All Rights Reserved.


シュライン・オーディトリアム入口


ハル・ベリーはこんな衣装を着てきましたが……普通の人はどんな衣装を着れば?


手前が宿泊したホテル右手は『ダイ・ハード』の舞台になった"ナカトミビル"


これがその、出来たてホヤホヤのジョニーの手形と足型


さすが映画の街! ビル一面にジョニー・デップが……。


ルーズベルトホテルでの晩餐会です。こんな蜀台がならんでいると雰囲気満点です。


これは、ホテルのブレックファースト、ヘルシーで見た目も美しいですね!


L.A.の街にはこんな、巨大なテレビドラマのビルボードがたくさんあります。
■エミー賞受賞作品「LOST」は日本で観ることができます。詳しくはAXN
http://www.axn.co.jp/index.html
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