第59回カンヌ国際映画祭が、現地時間5月17日に開幕。最高賞のパルム・ドール賞を競うコンペティション部門のノミネートは20作品。大御所がひしめいた去年とは違い、ケン・ローチ、ペドロ・アルモドバル、アキ・カウリスマキなどの常連監督とソフィア・コッポラ、リチャード・ケリーなどの若手監督がそろった。残念ながら日本映画のノミネートはないが、役所広司、菊地凛子らが出演した『バベル』(原題)がノミネートされている。
今年の審査委員長は中国人として初めて、ウォン・カーウァイ監督が務め、審査員にはチャン・ツィイー、モニカ・ベルッチ、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロス、パトリス・ルコント監督ら著名人がそろい、彼らがどんな作品を選ぶのか、賞レースの行方が楽しみだ。 |