英題:The Black Dahlia
監督:ブライアン・デ・パルマ
キャスト:ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン

ミスター・アイスと呼ばれるバッキー・ブライカート(ジョシュ・ハートネット)と、ミスター・ファイアと呼ばれるリー・ブランチャード(アーロン・エッカート)は、ロサンゼルス市警が誇るやり手のコンビ。リーとの友情を感じながらも、リーの同棲相手であるケイ・レイク(スカーレット・ヨハンソン)に引かれていくバッキー……。そんな中、ロスの空き地で、体を腰から切断され、口を耳まで切り裂かれた若い女性の惨殺死体が見つかる。バッキーとリーの関係は、“ブラック・ダリア”と呼ばれる凶悪な事件を担当することとなってから、次第に変わっていき……。 |
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1947年、実際にハリウッドで起こった“ブラック・ダリア”事件を書いたアメリカのハードボイルド作家ジェイムズ・エルロイの原作を、巨匠ブライアン・デ・パルマが映画化。フィルム・ノワールをほうふつとさせる印象的なポスターや、ジョシュ・ハートネット、スカーレット・ヨハンソンら人気俳優の出演により、興行的にも高い結果が望まれていたが、公開週は初登場2位と残念な結果に。というのも初登場1位に輝いたのは、予想を反してザ・ロック主演の『グリッドアイアン・ギャング』。日本では公開未定だが、元WWEの人気選手ザ・ロックが少年院で悪ガキを更生させるという青春映画。陽気で、青春ものが大好きな全米の観客にとって、『ブラック・ダリア』の巨匠デ・パルマならではの試験的な映像と、重厚なテーマはキツすぎたのかもしれない。 |
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<ジョシュ・ハートネット>
20歳でデビュー以降、ティーン・アイドルとして全米の女の子を夢中にさせたジョシュも、今やハリウッドを代表する演技派俳優。ニューヨーク州立大学パーチェス校の演技プログラムで養った演技力は、『ヴァージン・スーサイズ』、『パール・ハーバー』などで存分に発揮され、ハリウッドでも高い評価を受けました。そして、本作『ブラック・ダリア』の名演で、巨匠ブライアン・デ・パルマにも太鼓判を押されたジョシュ。かっこいいだけじゃない! 演技もできるイイ男なジョシュの役者人生に期待大です。
ところで、本作で共演しているスカーレット・ヨハンソンは、ジョシュの彼女。世界一セクシーな女優の彼女を持つ彼ですが、どうやらチャキチャキなスカーレットに、主導権を握られている模様……。先日も、スカーレットに同棲を迫られてる……なんて報道されていましたが、セクシーな彼女に負けないよう、頑張れジョシュ! |