ADVERTISEMENT

『ブラック・スネーク・モーン』

今週のクローズアップ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア

 

今週のクローズアップ ブラック・スネーク・モーン

週末に公開される話題の映画の中から、気になる映画をご紹介します。今週は、9月1日に公開される『ブラック・スネーク・モーン』。アメリカ中に衝撃を与えた本作を作り上げた映画界のミスター・クールことサミュエル・L・ジャクソンほか、強力なキャストと、注目の新人監督! 本作のキーを握る4人をクローズアップします!
【SAMUEL・L・JACKSON】 サミュエルの、魂を洗うブルースに酔え!

 映画界のミスターCOOL! サミュエル・L・ジャクソンが、クリスティナ・リッチを鎖で監禁!? そんな衝撃的な予告編がアメリカに流れたのは今年の3月のこと。予告編を観た限りでは、「サミュエル……一体何をしでかすんだ……」と、不安になってしまう方も多いかもしれませんが、心配はご無用です! だって、ミスターCOOLですもの、女性にそんなことはしません!


 サミュエルが演じるキャラクター・ラザラスは、ずばり“幸せに逃げられた不幸なブルースマン”! 地元では大人気だったブルース歌手のラザラスですが、血を分けた弟に、自分の愛する妻を寝取られてしまいます……。そんなかわいそうなラザラスが、道端で発見したのが、クリスティナ演じるボロボロの金髪女性レイなのです。セックス依存症で、どん底の生活をしていたレイを、ラザラスは鎖でつなぎます。それは「お前の甘ったれた根性をたたき直してやる!」という目的で……。そう! 我らがサミュエル! そこには何の下心もありません! 監禁した女の子にサイテーなことをするような、クズ男のわけがなーい! レイを立ち直らせるのは、サミュエルが古びたギターで奏でる魂のブルース。サミュエルの美声が低くうねる、渋いブルースソング「ブラック・スネーク・モーン」は必聴です!


 
こっちにきんしゃいっ!
【CRISTINA・RICH】サミュエルに半裸で鎖につながれる、ハードなシーンに挑戦!

 『アダムス・ファミリー』でかわいらしいウェンズデー役を演じていたクリスティナ・リッチも、もう28歳! 時がたつのは早いものです。あんなにおぼこい女の子だったというのに、あっという間に熟した女性になってしまいました。


 そんな彼女が今回演じたレイは、今までで一番ハードな役柄だったに違いありません。何せ半裸同然で鎖でつながれるわ、氷水の中にぶん投げられるわ、ボコボコに殴られるわ……とこれまでの女優人生で、初めてのハードなシーンに挑戦しているからなのです。「もう2度とやりたくない!」と語っているほどつらい撮影中、彼女の支えになったのが、サミュエルだったそうです。何といってもクリスティナは、ティーンのころに『パルプ・フィクション』を観たとき「サミュエルになりたい!」と思ったほど尊敬しているそうで……。「サミュエルみたいにかっこいい役者さんになりたい!」ではないんですよ。「サミュエルになりたい!」なのです。そんなあこがれのサミュエルに優しく見守られながら、性的虐待の被害に遭ったことから、セックス依存症になってしまった女性レイを熱演したクリスティナ。彼女の鬼気迫る演技にご注目ください!


 
もうやだ……
【JASTIN・TIMBERLAKE】ジャスティンがみせる! 初めてのベッドシーン

 ジャスティン・ティンバーレイクといえば、あのキャメロン・ディアス姉さんの元彼として超有名なアーティスト! もともとは、インシンクというボーイズグループのメインボーカルを務めて、アメリカの女の子たちから、ものすごい人気を集めたアイドルだったのです。キュートなルックスと、甘~い歌声が魅力のジャスティンは、ミッキーマウスクラブというディズニーのチャンネル出身! そのころ一緒に活動していたブリトニー・スピアーズは青春時代のスイートハートでした。


 そんなモテモテジャスティンの役柄は、すれっからしのレイを一途に愛するとっても優しい男の子。レイのセックス依存症は、寂しさゆえ、そして幼いころに受けた虐待が原因だということをちゃんと理解している恋人なのです。それでもナイーブすぎるがゆえに、精神的な病気に悩まされているという一面も……。『シュレック3』でも、気弱な王子様を演じていたジャスティン、今回もレイの繊細な王子様(?)ロニーを熱演してくれました。しかも本作ではとってもすごいラブシーンに挑戦! 映画冒頭すぐに、クリスティナとのハードなベッドシーンを繰り広げています。キャメロン姉さんは、ジャスティンが自身のプロモーションビデオの中で演じたスカーレット・ヨハンソンとのキスシーンで、怒り狂ったそうですが、こちらのラブシーンの方がどえらいことになってまっせ!


Steve Granitz/WireImage.com
頑張ったっすよ、自分!

【CRAIG BREWER】 クレイグ・ブリュワーが描く、リアルなメンフィスとブルース魂!

 2005年にアメリカで公開された『ハッスル&フロウ』は低予算、そして単館系の映画だったにもかかわらず、話題が話題を呼んで、アメリカで大ヒットとなりました。メンフィスの街のストリートで、娼婦たちを取り仕切る“PIMP”をしている主人公が、本当は夢見ていたラッパーに再挑戦するという物語。『8Mile』を思い起こさせる、一見単純なストーリーに見えますが、クレイグが作り上げた映像はまるで70年代のブラック・ムービーのようなスタイル。そして、最高にクールなサウンドで、強烈な作品に仕上がると、アメリカで奇跡のような大ヒットを記録したのでした。


 『ハッスル&フロウ』の大ブレーク以降、みんなが新作を待ち望んでいたクレイグ・ブリュワーが今回挑戦したのは、“鎖につながれた半裸の女性を、ブルースで癒す”というすごい物語! これまで紹介してきた、強烈なキャスティングで、強烈なサウンドを爆音で流し、強烈な映像でわたしたちをスクリーンに引き付けます! そして『ハッスル&フロウ』で、テレンス・ハワードが吹き替えなしでラップに挑戦し、アカデミー賞にノミネートされたように、本作では、いぶし銀サミュエルが震えるような歌声と、プロも顔負けのギターを披露! ハードな内容ではありますが、観る者すべてが癒される、『ブラック・スネーク・モーン』は、予告編を1分観ただけで、クレイグの世界にとらわれてしまうこと間違いないでしょう!


Ryan Born/WireImage.com
おれが、クレイグです……
文・構成:シネマトゥデイ編集部

ADVERTISEMENT
  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT