英題:RESIDENT EVIL: EXTINCTION
監督:ラッセル・マルケイ
キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ、オデッド・フェール、アリ・ラーター

前作の惨劇から8年。感染は全世界へ広がり地上が砂漠と化す中、ラクーンシティの生存者たちは、アラスカを目指してネバダ州の砂漠を横断していた。そこですべての元凶であるアンブレラ社の巨大な陰謀を阻止するため闘い続けるアリス(ミラ・ジョ ヴォヴィッチ)は、離ればなれになっていたカルロス(オデッド・フェール)と生存者一団に遭遇する。 |
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ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『バイオハザード』シリーズ第3弾。本作で、シリーズ最終章ということもあり、ミラの気合の入りようは最高潮。ミラが演じるアリスのワイヤーアクションもこれまで以上にど派手になり、今シリーズでは初めて監督を担当するラッセル・マイケイの演出も、CGを組み合わせた見事な映像でエンターテインメント作品としてはかなり楽しめるホラーアクションだ。娯楽作品ではあるもののホラーというジャンルゆえに、R指定を受けている本作だが、ゲームの人気、そして映画の人気も相成って、全米初登場1位を飾った。オープニング成績は、約2400万ドルと同シリーズ最高の興行収入でシリーズものでは大成功と言えるだろう。また、ゲストの出演者であり、ゲーム版の主人公クレアが本作で初登場。そのクレアを演じるのは、アメリカの大ヒットドラマ「HEROES」で凶暴性を秘めたセクシーなシングルマザー役のアリ・ラーター。彼女は、日本での知名度はまだまだだが、アメリカでは現在かなりの人気を誇っており、そうしたゲスト陣の豪華さも話題になっている。 |
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<オデッド・フェール>
アリスが唯一心を開いている相手で、今回は大活躍するカルロスを演じるのは、オデッド・フェール。エキゾチックな顔立ちに、モデル体型のミラよりも高い188センチという身長の彼は、今ハリウッドで注目を集めているイケメンオジサマ。ドイツ人の父親と、オランダとスペインのハーフの母親を持ち、イスラエルで生まれたオデッドは、イスラエル軍に3年間いたという特異な経歴の持ち主。海軍に従軍した後、ドイツに渡ったオデッドは、ドイツでイスラエル航空のセキュリティーの仕事に就きます。ですが密かに夢見ていた役者への思いを捨てきれず、24歳でイギリスの演技学校に入学しました。ハリウッドに渡ったのち、『ハムナプトラ』シリーズなど、いくつかの映画に出演してきたものの、本作のカルロス役がこれまでのキャリアでは一番の大きな役。役者としてのキャリアスタートは遅かったオデッドですが、ヘブライ語も、英語も、ドイツ語も堪能。おまけに銃のエキスパートの彼は、これから徐々に活躍の場を広げていくのではないでしょうか? 最後に残念なお知らせですが、今年37歳というすてきなお年ごろの彼には、すてきな奥様と2人のお子さんがいるそうです……。
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