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『インスタント沼』注目のクリエイター、三木聡監督をクローズアップ!

今週のクローズアップ

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『インスタント沼』クローズアップ特集

 麻生久美子が、ジリ貧OLにふんしたドタバタ(?)映画『インスタント沼』。本作を手掛けのは、テレビドラマ「時効警察」や、映画『転々』などさまざまなヒット作を生み出している天才クリエーターの三木聡! 独特な世界観を作り出し、多くのファンに愛されている三木聡とは!? 今週は、三木監督にクローズアップします!
●●感クリエイター、三木聡!

 三木監督は、神奈川県横浜出身の47歳! なななんと、あの慶應義塾大学を卒業した、ものすごい秀才さんであります。大学卒業後に放送作家となった三木の華麗なる担当番組履歴書は、かの有名なおニャン子クラブを輩出した「夕やけニャンニャン」(若い方々は、知らないかも!?)に始まり、空耳アワーで有名な「タモリ倶楽部」、一大ブームを巻き起こした「ダウンタウンのごっつええ感じ」、「笑う犬」シリーズなどどれもこれも、大ヒット番組ばかり! 「あ、わたしこの番組好きだった~!」って方もいるのではないでしょうか?

 三木監督が担当した番組に共通するのは、いい空気感と脱力感”。先ほど挙げてみた番組を思い出してみてください。「タモリ倶楽部」でのタモリとゲストのまったーりしたトーク。「ダウンタウンのごっつええ感じ」でダウンタウンが見せる、内輪な雰囲気の脱力感。「笑う犬」シリーズでは、出演者が、自分たちにププッと吹き出しちゃってるような空気感……。どれもこれも、三木監督の作り出す空気感に共通するものがあります。そう、三木監督は、独特な空気感を作る空気感クリエー ター”なのかもしれません!

 

三木聡監督の処女作で、個性派キャラに変身したのは●●先生!

 深夜枠だったオダギリジョー主演の「時効警察」が、口コミで爆発的な人気を集めたのはご存知の通り。三木監督作品の登場人物は、みんながみんな個性派ぞろい。『転々』では、普段は、まじめ~な役柄が多い役者さんも、三木監督の手にかかれば、ありえないほどの超個性派キャラに早変わりしちゃうんです。

 では皆さん、三木監督作品で、一番最初に変身させられた俳優さんって誰か知ってますか? 実は、映画『ROOKIES -卒業-』で熱血教師の川藤を演じている佐藤隆太がその人! 2002年、三木監督の初監督作として作られた映画『ダメジン』は、プロデューサーが途中で降板したせいで、日の目を見ませんでした。その映画が、4年の時を経てついに公開することになったのは2006年! 本作で、あのさわやかな佐藤が、めちゃめちゃ汚い“ダメジン”演じてます!

 

 

三木聡、実は●●●●の旦那さんです!

 実はとってもイケメンな三木監督ですが、実は既婚者です! そして、そのお相手は……『インスタント沼』にも登場する超個性派女優ふせえり! お笑いコンビのビシバシステムでもある、ふせは、テレビドラマ「温泉へ行こう!」シリーズなどコメディータッチな作品のほかにも、北野武監督作映画『アキレスと亀』、塚本晋也監督作映画『悪夢探偵』など、さまざまなジャンルで活動している売れっ子さん。三木監督作品には、必ずひょっこりと、かつ、脱力~~な役柄で登場します。

 映画『図鑑に載ってない虫』では、“ちょろり”という角刈り頭(!)の役で強烈な印象を残しているふせですが、『インスタント沼』では、麻生が演じる主人公・沈丁花ハナメが勤める出版社で契約しているライター役。「結婚しました~」といきなり言って、ハナメをちょっぴりブルーにさせたり、「離婚しました~」といきなり言ってハナメをちょっと驚かせる、ハナメの親友を楽しく演じています。「へえ~この人がお嫁さんなんだ!」と目撃ドキュンしちゃってくださいね!

 

三木聡の最新作『インスタント沼』、注目は●●●●ミロ!

 三木監督って、一体どんなひとなんでしょう? こんな脱力な空気感を作り上げちゃう人だから、やっぱり脱力~~~な感じなのでしょうか? と思われますが、実はイケメン! です! はい! シネマトゥデイ編集部では、『転々』でヒロインを演じた小泉今日子さんと一緒に三木監督にインタビューをしたことがあるのですが、取材に行った取材班の感想は「こ、こんなかっこいいんだ……!」。まるでサーファーのような、カジュアルな服装に、おひげがとってもダンディーなイケメンであります。

 いろんな俳優さんが、出演を渇望する三木作品ですが、最新作のヒロインを演じるのは、「時効警察」のときから、監督との息もぴったりの麻生! 清純なイメージの麻生も、くるっと回るわ、叫ぶわ、はしゃぐわ……これまで見たことがないほどのハイテンションな飛ばしっぷりを見せてくれています! ミロをたっぷり入れて、お湯を少々で作るしおしおミロをはじめ、脱力~な小ネタ満載の三木ワールドを楽しんでください!



 

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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