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『ヴィクトリア女王 世紀の愛』エミリー・ブラント

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『ヴィクトリア女王 世紀の愛』エミリー・ブラント

 12月26日に公開される映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』にて、美しき若き女王ヴィクトリアを演じたエミリー・ブラント。映画『プラダを着た悪魔』以降、話題作への出演が相次ぎ、2010年もマット・デイモンとの共演作がすでに注目を集めているエミリーに迫ります!
吃音(きつおん)症がキッカケで女優の道へ……

 エミリーは、1983年2月23日、4人兄弟の2番目としてイギリスのロンドンで生まれました。父親は法廷弁護士、母親は演劇の教師という恵まれた環境で生まれ育ったエミリーですが、8歳頃から吃音(きつおん)症が始まり、とにかく話すことが苦手だったといいます。ところが、12歳のころに学校の先生の勧めで、自分とは違うキャラクターで会話することにチャレンジしてみたところ、吃音(きつおん)が消えたのだとか。これがきっかけとなって、エミリーは女優の道を志すことになるのです。

 話すことが苦手だったことで、周囲をより細かく観察していたというエミリーは、2年間通ったという演劇クラスでも他の生徒のさまざまなアクセントをよく聞いて、吃音(きつおん)症の改善のため努力しました。そして2001年、イギリスが誇る大女優ジュディ・デンチと共演した舞台で、ついに女優として本格デビューを果たします。

 映画デビューは2003年の『ウォリアークイーン』にて、続いて2004年には英国アカデミー賞作品賞を受賞した『マイ・サマー・オブ・ラブ』で主演を務めました。

まだ初々しさが残る『マイ・サマー・オブ・ラブ』当時のエミリー
Tim Whitby / WireImage / Getty Images

映画『プラダを着た悪魔』で世界的ブレイク!

 エミリーの大出世作といえば、2006年の映画『プラダを着た悪魔』。ハリウッド進出作品となった本作にて、メリル・ストリープ演じる鬼編集長の下、アン・ハサウェイ演じる新人アシスタントと共に苦行に耐え抜く先輩アシスタントを好演。ゴールデングローブ賞助演女優賞や英国アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、一気に注目を集めました。

 エミリーは好きな女優として、ケイト・ブランシェットエマ・トンプソンニコール・キッドマンと並べて、共演したメリルを挙げており、また、第79回アカデミー賞で一緒にプレゼンターを務めたアンとも本作がキッカケで大の仲良しになりました。女優人生においても、彼女の人生においても、まさに転機となったのが、この『プラダを着た悪魔』というわけなのです。

 一躍売れっ子となったエミリーは、『ジェイン・オースティンの読書会』『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』『サンシャイン・クリーニング』など、次々に話題作への出演が続き、着実なキャリアを積んでいきます。

 

仲良しなんだもん!
John Sciulli / WireImage / Getty Images

仕事も恋も順風満帆!

 16歳から18歳にかけて、スポーツや音楽面で有名な寄宿制の学校に通っていたというエミリーは、歌やチェロ、乗馬などでもその才能を発揮していたといいます。特に音楽面においては、2005年より約3年間に及ぶ交際が報じられたカナダ人歌手のマイケル・ブーブレのアルバムに収録されている楽曲にて、歌声を聴かせているほどです。

 残念ながらマイケルとは、2008年には破局してしまいましたが、その後まもなく交際を始めた俳優のジョン・クラシンスキーと2009年8月に婚約を発表しました。

 このジョン・クラシンスキー、日本ではあまり知られていませんが、かつてはレニー・ゼルウィガーとの交際が報じられたり、本国アメリカではピープル誌が選ぶ「最もセクシーな男性」の一人にも選ばれたことがある人気者。エミリーとの婚約が発表されると、ファンからは「人生の一部分が終わった」といった発言が飛び出すほどだったのだとか。

 まさしく、仕事も恋も順風満帆のエミリーなのです!

わたしたちラブラブです~
John Shearer / WireImage / Getty Images

『ヴィクトリア女王 世紀の愛』

 そんなエミリーが久しぶりに映画主演を務めた最新作が『ヴィクトリア女王 世紀の愛』。その名の通り、イギリスの繁栄期に君臨した女王・ヴィクトリアにふんし、史上最高の理想のカップルとして今もなお語り継がれる夫・アルバートとの生涯の愛を描いた作品となっています。

 本作では、エミリー自身が「自分が演じることで人々の意見を変えることができるなんてエキサイティングだ」と語っているように、ヴィクトリアが実に現代的な女性で、われわれがイメージする歴史の中の女王様ではなかったということがよく描かれています。それだけに、歴史劇のイメージはほとんどないに等しいともいえるエミリーではありますが、自身の新境地を開きつつも、実に彼女らしいヴィクトリアを見事に演じ切っています。

 また、意外にも171センチの長身というスタイル抜群のエミリーが、当時の雰囲気を味わうのにかかせないドレスの数々を、時にキュートに時に気高く着こなしているのも本作の見どころの一つ。ウエディング・ドレスの始まりといわれる、ヴィクトリアが結婚式に着ていた純白のドレスをはじめ、二度のアカデミー賞受賞経験を持つ衣装デザイナーが手掛けた華やかな衣装の数々も、本作に華を添えています。

 映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』は、12月26日よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほかにて全国公開


映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』より
(C) 2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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