ザックが本格的にブレイクしたのは、『スタスキー&ハッチ』などのコメディーの名手トッド・フィリップス監督の爆笑コメディー『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』。ラスベガスでのバチェラーパーティー(結婚前夜祭)に参加した男たちの、とんでもない一夜を描いた本作で、ザックが演じたのは花婿の義弟で自称「専業・ニート」のアラン。精神年齢は中学生並み、協調性ゼロ、下品で目立ちたがり、「アランが行くところ事件アリ!」というほどのトラブルメーカーで、あまり友達になりたくないこのクセモノキャラを愛嬌(あいきょう)たっぷりに演じ、キョーレツな存在感を放ちました。アメリカのコメディー映画にありがちなオーバーアクトというより「地味にヘン」な怪演がウケて、まさに真骨頂といったところ。
この路線は同監督の『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』でも受け継がれ、ウザい・痛い・キモいの3拍子そろったダメキャラが彼のアタリ役に。トレードマークのキャラが確立されたという点では、第2のジャック・ブラックともいえそうです。 |
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ロバート・ダウニー・Jrと爆笑の掛け合いを披露したロードムービー『デュー・デート~』
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