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『四十九日のレシピ』特集:母が遺した前向きに生きるための知恵とは?孤独な人々を癒やす人生のレシピ

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『四十九日のレシピ』特集:母が遺した前向きに生きるための知恵とは?孤独な人々を癒やす人生のレシピ

伊吹有喜の人気小説を、『百万円と苦虫女』『ふがいない僕は空を見た』などの気鋭・タナダユキ監督が映画化した『四十九日のレシピ』。急死した母“おっか”が遺(のこ)した「暮らしのレシピカード」に導かれ、心の傷を癒やしていく家族の姿を描いた人間ドラマだ。“おっか”のレシピには、人生を前向きに生きるためのヒントが満載! 劇中エピソードと共に紹介します。

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幸せのレシピ1
幸せのレシピ1

自分に「あるもの」に気付くことが大事

継母の“おっか”に懐かなかった幼少期を思い出して悔やむ百合子(永作博美)。そんな中、依存症の少女たちの更生施設を手伝っていた母が、施設を出ていく子のために作っていた「あしあと帳」を発見し、四十九日の大宴会に向けて母の年表を作ることを決意。不妊と夫の愛人の妊娠で悩み、実家に戻っていた百合子だが、自分の子を産まなかった母の人生をたどるうちに、人の幸せにはいろいろな形があるのだと気付いていく。人はつい「自分が持っていない」ものにばかり気を取られがちだけど、要は気の持ちよう。思い詰めたときは、反対に「自分が持っているもの」を思い返すことが、前進するきっかけになることも!

幸せのレシピ2
幸せのレシピ2

たっぷりのソースに込められた妻の深い愛

かつてコロッケパンのお弁当を持たせてくれた妻を、「ソースが漏れている!」となじった良平(石橋蓮司)。それが生前最後の会話になってしまったことを悔やみ、「こんなオレと結婚して幸せだったのか?」と自責の念に駆られていた。だが、亡き妻が「暮らしのレシピ」に遺した「ソースがしみたコロッケは冷めてもおいしい」の言葉や、自分と結婚した本当の理由を知り、妻の深い愛を痛感していく。長く夫婦を続けていれば、次第に「愛」を意識しなくなるもの。でも、当たり前の日常は、お互いの存在によって支えられているということを忘れずに。

幸せのレシピ3
幸せのレシピ3

遺された人々がつながる一大行事

家出を繰り返していた元・風俗嬢のイモ(二階堂ふみ)は、依存症の少女たちの更生施設で“おっか”と出会う。生前に彼女から四十九日に大宴会を行うこと、そして良平の世話も頼まれたイモは、熱田家でせわしく働くように。やがて、自分を熱田家に送りこんだ“おっか”の真意を悟る。「みんなで楽しく呑んで食べて大宴会」という“おっか”の言葉には、遺された人々がつながっていけるようにという願いが。「四十九日」などの冠婚葬祭は、普段は顔を合わせることのない人々が一堂に会す貴重な場でもあるのです。

幸せのレシピ4
幸せのレシピ4

泣いているばかりが人生じゃない

ブラジルから日本に来たばかりのころ、周囲のイジメとホームシックで部屋にこもっていたハル(岡田将生)。そんな彼に“おっか”は、「閉じこもっていてはダメ、車に乗っていろんな顔を見に行きなさい」と言って黄色い車をプレゼントしてくれた。そして日々を楽しく過ごせるようになったハルは、傷心の百合子に愛車のカギを渡し、“おっか”の思いをつなぐ。「笑っている顔ばかりじゃない。でも泣いている顔ばかりでもない」という“おっか”の奥深い言葉の意味を追求すると、ホッと気分がほぐれるハズ。

まだまだある“おっか”の暮らしのレシピ

買い物の合言葉はパトカー+信号「パトカー=白と黒」「信号=赤、緑、黄」。この5色の食材を買えば必要な栄養をまかなえると“おっか”に教えられ、朝市での買い物を楽しむようになったイモ。早起きなんてしたことのなかったという彼女だが、身も心も健やかに。「早寝早起き」と「正しい食事」はお肌にも効きます。

毎日の掃除 その1「掃除機は重たいから週に1、2回で十分。毎日、軽くモップで拭くだけでOK。普段の掃除はこれでおしまい」。“おっか”の言葉に従って慣れない掃除に挑んだ良平は、「簡単じゃないか」と笑みを浮かべ、活力を取り戻していく。日課だからこそ、簡単・手軽なのが大事!

毎日の掃除 その2「撫でるだけでピッカピカ! 余力があったら埃取り」と続くレシピ。モップ掃除では物足りなくなり、家中の埃を取りまくる良平。そして、「ここはいい家だわ」と大事に手入れを続けていた亡き妻に思いをはせる。どんなモノでも持ち主の愛着、大切に思う気持ちが一層磨きをかけるものです。

ラーメンにたっぷり落としたバターは幸せの香り“おっか”がよく作ってくれたバターたっぷりのラーメン。実家に戻ってきた理由をなかなか言えない百合子も、そんな娘を大声で問い詰めてしまった良平も、レシピ通りの懐かしい味に心が和らぎ、歩み寄っていく。人を優しい気持ちにさせる思い出の味って、ありますよね。

映画『四十九日のレシピ』オフィシャルサイトはこちら

映画『四十九日のレシピ』作品情報はこちら

©2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会

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