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三谷幸喜監督に恋にまつわる10の質問!

『ギャラクシー街道』恋のあるある大特集

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『ギャラクシー街道』恋のあるある大特集

三谷幸喜作品には珍しく「恋愛」がテーマの『ギャラクシー街道』。さまざまなLOVEのカタチが描かれる本作にちなんで、恋にまつわる10の質問を監督に投げ掛けてみた。(取材・文:相田冬二)

1:主人公ノアのように、キレイにものを食べる女性に惹かれたことは?

僕はあんまりそういうことはないんですけど、自分が食べている姿が汚いと言われたらショックですから、それは気を付けようと思ったことはあります。

2.:情けなさ全開の男性キャラたちに共感する部分はある?

恋人のマンモ隊員(秋元才加)に秘密を告白するハトヤ隊員(小栗旬)

いや、共感というより、どう転んでも自分のことなんですよ。自分で脚本を書くわけだから。この映画に出てくる男性は全部僕なんです。僕の気持ちがそのまま投影されています。あんなヤツです。小栗(旬)さんの役(自分がヒーロー、キャプテンソックスであることを恋人に告白するハトヤ隊員)も僕ですからね。

3:ハトヤ隊員と同様、常に物語の主人公でありたい?

自分がヒーローでありたい。それは、多くの男性にもある部分ではないでしょうか。その人自身は、常に物語の主人公であるつもりなんだけど、実はそうではないということはよくありますからね。とことん悲劇のヒーローになりたい。でも、周りから見たら全然ヒーローじゃないということが。

4:三谷さんの「悲劇のヒーロー」気分を教えてください。

これくらい堕ちた方がカッコいい。そんな自分の美学みたいなものでヒドい目に遭ったことはあります。雨の日、傘を持っていないのに、あえてずぶ濡れで帰るとか。傘を買えばいいのに、買わないで、あえて濡れて帰る。そうすると、ちょっと悲劇っぽくなりますよね。

5:本作で描かれる女性たちは、三谷監督にとっての理想?

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ノエ(綾瀬はるか)、パートのハナ(大竹しのぶ)

描いている女性には、僕が知っている女性たちが投影されていますから。ノエ(綾瀬はるか)やレイ(優香)のような人を好きだったのかもしれないですね。

6:女性と男性は違う生きもの?

宇宙一のテクニックを持つといわれるコールガール・イルマ(田村梨果)と、生真面目なドクター・ムタ(石丸幹二)

僕は女性と男性が性別によって違うという意識はあんまりなくて。個人差があると思っています。物語も常にそういうつもりで作っています。ただ今回でいえば登場する男性は全部僕だし、女性にはいろんな意味で僕の憧れ、こうあってほしい人たち、みたいな理想が投影されているかもしれないですね。つまり、女性は男性よりウワテであってほしいという僕の願望なのかもしれません。

7:ノアとレイのように昔の恋人と偶然再会。その人には幸せであってほしい?

夫(梶原善)とノアの店に現れる元カノ・レイ(優香)

そのときの自分の状態にもよりますよね。自分が幸せですごく落ち着いていれば相手も幸せでいてほしいと思うんじゃないでしょうか。その人と別れてから自分がずっと一人でいたりして、向こうが先に幸せになっていたら、ちょっとイヤかもしれませんね(笑)。

8:落ち込むときはとことん落ち込むタイプ?

僕はあんまりないんですよ。仕事がうまくいかないとか、うまくできないということはありますけど、人間関係で落ち込むとかって、そんなになくて。

9:三谷作品にラブストーリーが少ないのはなぜ?

恥ずかしいからです。自分の体験がそのまま出てしまうので(笑)。

10:最後にとっておきの恋愛エピソードを教えてください。

写真:吉岡希鼓斗

別にとっておきではないですけど、学生の頃、僕が付き合っていると思っていた女の人がいたのですが、その人が別の男性と歩いているところにバッタリ会ったことがあったんです。そのとき、彼女に「ごめんなさい。わたしは別に三谷さんと付き合っているつもりはなかったの。わたしはこの人と付き合っているんです」と面と向かって言われたんです。そのとき僕が思ったのは、彼女は相手の男の人に気を遣ってウソをついた、ということでした。なるほど、そういうことね、と。わかった、わかった、と納得(笑)。なので全然落ち込まなかったんです。むしろ絆は深まったと。僕らはそれだけわかり合った仲だと。その後、周りのみんなに相談して。「どういうことだろう? こんなふうに言われたんだけど」という話をしたんです。「おまえは付き合っていたのか?」と聞かれて、「もちろん。一緒にコーヒーを飲んだり、映画も観に行った」と答えた。そうしたら、みんなに「それは付き合っていることにはならないんだよ」と。そこで初めて「ああ、そういうことだったのか」と理解できた。でも、彼女を恨んではいないです。

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