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小悪魔キャラで仮面ライダーを翻弄する15歳:並木彩華

シネマトゥデイ特撮部

並木彩華「仮面ライダーギーツ」(放送中)

特撮作品で活躍する魅力あふれる女性キャストをご紹介する「シネマトゥデイ特撮部」。今回は、現在放送中の「仮面ライダーギーツ」でベロバを演じている並木彩華(なみき・あやか)さんを徹底解剖しました。

【PROFILE プロフィール】

profile

生年月日:2007年4月18日
出身地:千葉県
身長:162cm
血液型:O型
趣味・特技:寝ること、映画鑑賞
芸歴:2017年に「ちゃおガール2017☆オーディション」でグランプリを受賞し、芸能界入り。ちゃおガールとして雑誌「ちゃお」の誌面や公式YouTubeで活動。2023年3月号でちゃおガールを卒業した。女優として「ファイトソング」「霊媒探偵・城塚翡翠」「幸運なひと」などに出演している。

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【INTERVIEW 作品について】

並木彩華

Q:出演が決まった時の心境は?

子供の頃はプリキュア派だったのですが、そんな私でも知っている仮面ライダーに出演できると決まった時はビックリしましたし、ベロバを演じる機会をいただけてうれしかったです。

Q:SNSでは、並木さんが15歳だということに驚く声もあります。

幼少期から大人っぽいねと言われてきましたが、最近は20歳くらいに見えると言ってくださる方もいます。それはきっと、ベロバという役だからこそだろうなと思いますし、ベロバのメイクと衣装が加わって、より大人っぽく見られているんだろうなと思います。

Q:ベロバの衣装やメイクに身を包むと、どんな気持ちになりますか?

すごく派手ですよね(笑)。私じゃないみたい。カラコンで顔がすごく変わっているし、最初は衝撃的でした。一度メイクを落とさずに家に帰ったことがあったのですが、家族からは「誰?」と言われて……。それくらい別人に見えるし、共演者の方からも「最初は並木ちゃんだとわからなかった」と言われるくらい自分とかけ離れているキャラクターです。でも、自分とはかけ離れているからこそ役をつくりやすい。ベロバに共感できる部分が1個もないことで、自分とは別の人生を歩めているみたいですごく楽しいです。

並木彩華

Q:個性が強いベロバを演じていて、日常生活の中で「ベロバ的なものが芽生えてきたかも」と思った瞬間はありますか?

ベロバは笑うシーンが多いのですが、最近、私の笑い方がベロバになってきたんです。友達やマネージャーさんと話してる時にも、笑い方がベロバに近かったなと思う時がありまして、移ってきているのかもしれないです(笑)。

並木彩華

Q:第20話「乖離IV:ジャマトからの宅配便!」からの出演となりましたが、撮影現場にはもう馴染めましたか?

最初は同年代の方がいなかったので、不安もありました。でも、撮影現場はすごく和気あいあいとした雰囲気で、レギュラーキャストの皆さんも優しく話しかけてくださって、すぐに馴染むことができました。今はリラックスして撮影に向かっています。演技する際は程よい緊張感もあるので、とても勉強になります。

Q:ベロバを演じるうえで心がけていることは?

ベロバは人の不幸が大好物で、不幸になる姿を見てゾクゾクしたい気持ちが土台にあります。すごくぶっ飛んだことをするし、ゾクゾクするために手段は選ばない破天荒さもある中で、ゼリービーンズを食べたり、あっかんべーをしたりと彼女なりのかわいらしさが垣間見えます。演じる際には、ベロバの小悪魔な部分とかわいい部分とのバランスを保つように意識しています。

Q:ベロバの魅力にハマっている視聴者も多く見られます。

嬉しいです! SNSを見ていると、ベロバのコスプレをしてくださっている方も見かけます。衣装もかなりインパクトが強いので、いろいろな方に真似していただきたいです。

並木彩華

Q:第30話「慟哭VI:手紙の中の王子様」まで放送されましたが、ここにきてベロバが暴走してきたように見えます。

第30話は、祢音ちゃん(星乃夢奈)をこてんぱんにするところですよね。あの回は台本を読んでいても、「ベロバ酷すぎる」という言葉しか浮かばなくて……。自分でもなぜここまでするのだろうかと、少し悲しくなりました。でも、ベロバは物語をかき乱すには必要なキャラクターなので、そこは割り切って、とことん悪い人間を演じたので、吹っ切れている姿を見てほしいです。

Q:今後、ベロバはどうなっていくのでしょうか?

場をかき乱すベロバは、これからも暴走し続けると思います。けっこうワガママな彼女ですが、思い通りにならなくて悔しい表情をしたり、余裕がなくなってしまう場面も出てくると思うので、その変化にも注目していただきたいです。

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【PRIVATE 素顔に迫る一問一答】

並木彩華

Q:最近は役者のお仕事も増えてきていると思いますが、お芝居は楽しいですか?

はじめは、レッスンにも泣きながら行っていたほどお芝居が嫌いだったんです。中学1年生くらいの時に演技のお仕事をさせていただいて、すごく楽しいと思うようになりました。今では、昔の私からは想像できないくらい演技が楽しくて、「仮面ライダーギーツ」はもちろん、演技の仕事ができて本当に幸せです。これからも「ギーツ」で学んだことを生かして、いろんな役や作品に挑戦したいです。

Q:演技が好きになるきっかけとなった作品は?

YouTubeの恋愛ドラマバラエティー「突然ヒロイン~少女まんがみたいな恋、 しよっ!~」です。いじめっ子の役を務めました。学校が舞台で、同世代の方もたくさんいて、いろいろ刺激を受けました。

Q:今後挑戦してみたい役はありますか?

王道のキラキラ胸キュン作品に出演してみたいです! ヒロインはもちろん、ヒロインの恋を応援する友人役にも挑戦してみたい。大河ドラマや朝ドラに出演することが目標なので、まだまだやりたい役はたくさんありますし、今はとにかく全部やってやろうという気持ちです。

並木彩華

Q:理想の役者像はありますか?

私は、演技が上手い=演技が刺さることではないと思っていて、刺さるお芝居ができたらいいなと思うようになりました。もちろん、演技力が高いと言われるのはすごいことですし、それも目標の一つですが、「並木彩華の演技って魅力的で、すごく惹かれるよね」と人の心を動かしたり、他人の人生を良い方向に向かわせることができるお芝居がしたいなというのが、新たに芽生えた目標です。

Q:今ハマっていることは?

目覚まし時計をかけないで、どこまで寝られるかということです。あとは、映画にもハマっています。洋画・邦画問わず、ジャンルもサスペンスや恋愛ものなど幅広い作品を観て、勉強しています。昔は洋画をあまり観なかったのですが、外国特有のセリフ回しや、邦画では学べないようなことをいろいろ吸収できるので、最近ハマっています。

並木彩華

Q:お気に入りの映画は?

レオン』です。ナタリー・ポートマン演じるマチルダ、かわいいですよね……! 映画の中では一番好きかもしれないです。

Q:憧れや目標にしている役者は?

新垣結衣さんはずっと憧れの存在です。もちろん、私は新垣さんにはなれないし、自分とすごくかけ離れているのですが、だからこその憧れなんです。雰囲気や話し方とか、すべてが憧れです。

(取材・文:壬生智裕 写真:杉映貴子)

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【TV INFO インフォメーション】

「仮面ライダーギーツ」

仮面ライダーギーツ

「仮面ライダーゼロワン」から始まった令和仮面ライダーシリーズ第4弾。謎の敵・ジャマトの脅威から街の平和を守るゲーム「デザイアグランプリ」の参加者が仮面ライダーに変身し、理想の世界を叶える権利を手にするべく、生き残りをかけた戦いに挑む。監督は中澤祥次郎杉原輝昭など。脚本は高橋悠也が執筆している。

(c) 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

「仮面ライダーギーツ」はテレビ朝日系にて毎週日曜午前9時~放送中

公式サイトはコチラ>

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