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『ウルトラマンブレーザー』SKaRDの絆は不滅!蕨野友也x搗宮姫奈x内藤好美x梶原颯x伊藤祐輝x田口清隆監督 単独インタビュー

左上から時計回りに伊藤祐輝、内藤好美、梶原颯、搗宮姫奈、蕨野友也、田口清隆監督

 1月に最終回を迎えた特撮ドラマ「ウルトラマンブレーザー」初の劇場映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』が、まもなく公開される。テレビシリーズから約半年間、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(スカード)」の隊員を演じてきた蕨野友也(ヒルマ ゲント役)、搗宮姫奈(アオベ エミ役)、内藤好美(ミナミ アンリ役)、梶原颯(バンドウ ヤスノブ役)、伊藤祐輝(ナグラ テルアキ役)、監督の田口清隆がインタビューに応じ、集大成となる映画の見どころや、SKaRDの絆の強さについて語った。(取材・文・構成:編集部・倉本拓弥、写真:高野広美)

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SKaRDは、まだまだいける!

Q:「ウルトラマンブレーザー」テレビシリーズを完走した現在の心境は?

蕨野友也(以降、蕨野):2023年4月21日に「ウルトラマンブレーザー」の特報が公開され、初回オンエアは7月8日でした。特報や次回予告を観て震え上がった、もしくは「次に始まるウルトラマンって、一体何者なんだろう?」とワクワクして、楽しみにしてくださったファンのみなさん。また、初めてウルトラマンに触れて、この作品をご覧になってくださった方々もたくさんいらっしゃると思います。まずは、みなさまにお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 田口さんが指揮を執ってくださり、SKaRDの隊長として、無事に「ウルトラマンブレーザー」全25話を撮り終えることができました。個々の力を集結させて、みんなと同じ方向を向き、作品と真摯に向き合った結果、誰ひとり欠けることなく走り切ることができました。

搗宮姫奈(以降、搗宮):思い返すと、オーディションは約2年前で、当時から「ウルトラマンブレーザー」のことをずっと考えていました。撮影が終わり、放送がスタートしてからも作品のことを考え続けています。毎週ファンのみなさんと一緒に楽しみながら放送を観ていたので、「とうとう終わってしまった」と思うと、すごく寂しい気持ちでいっぱいです。

内藤好美(以降、内藤):姫ちゃん(搗宮)と同じく、寂しい気持ちです。半年間が、あまりにも夢のような時間でした。毎週土曜日がやって来るのが楽しみで、みなさんと同じタイミングで観て、リアルタイムで感想をいただいていたので、習慣となっていた土曜日の楽しみがなくなるのが、今も信じられないです。

 でも、この作品を通してみなさんと出会うことができましたし、これからもSNSでつながっていきます。このメンバーも、引き続きSKaRDとして走り続け、これからも仲良しなので、今後も私たちを見守っていただきたいです。見どころたっぷりな映画も公開されます。SKaRDはまだまだ終わりません!

梶原颯(以降、梶原):本当に寂しいです。ずっとやってきたことがついに終わってしまうと実感しています。ウルトラマンブレーザーに続いて、新しいウルトラマンがこれからも誕生していくと思いますし、僕たちが忘れられてしまうかも……という不安もあります(笑)。でも、今は希望に満ち溢れてます!「ウルトラマンブレーザー」からステップアップして、これからも頑張っていきます。

伊藤祐輝(以降、伊藤):作品を全て無事にお届けできたという安心感と、みんなで共に作り上げたものを全て出し切ってしまったという寂しさがあります。SNSなどを通して、日本語だけではなく、外国語でも作品やテルアキについて感想をいただけたことが、本当に嬉しかったです。SKaRDとしての任務はまだまだ続いていくと思います。ふとした時に、この5人やアースガロン(SKaRDの主力兵器)、ウルトラマンブレーザーは何をしているのかな? と思い出していただければ嬉しいです。

田口清隆監督(以降、田口監督):いろいろなウルトラマンシリーズを撮ってきましたが、毎回撮影が全て終わった後、みんなで「終わっちゃうんだ……でも、いつでもやれますよ!」と言っていて、なかなかその後を描いたり、スピンオフも制作できなかったのですが、今回スピンオフ(『SKaRD休憩室』)も撮れて、Blu-ray BOXII の特典として収録されます。さらに、劇場版の特典としてボイスドラマも制作することができました。SKaRDは、まだまだいけます! そういった意味では、テレビシリーズで(ゲント隊長の)正体バレもありませんし、誰一人欠けることもなく5人で駆け続けていく、続編がいくらでも制作できる状態で劇場版を迎えました。何度も言っている言葉ですが、「ウルトラマンブレーザー」はまだ完走していません。

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ヤスノブ隊員が…今だから言える「GoPro事件」

Q:今だから言える、撮影現場でのハプニングはありますか?

蕨野:毎日ハプニングが起きていたので、どれがハプニングになるのかな……?

田口監督:GoPro事件は?

梶原:僕のハプニングですね(笑)。

伊藤:天弓怪獣ニジカガチが登場する第7話「虹が出た 前編」で、エミが送ってくれた「逆さ虹が一週間消えない」という報告を、SKaRDメンバーがタブレットで見ているシーンでのことです。タブレット目線で僕らが寄って映るカットで、撮影するGoProは広角レンズになっていて、結構ワイドに映るので「どんどん近づいちゃってください」という指示を受けたのですが、スタートがかかると、ヤスノブくんが思いっきり乗り出して、ヤスノブくんしか映ってない状態になったんです(笑)。

梶原:たくさんの監督さんから「言われた指示を少し大げさにやる方がいい。足りないより、やりすぎて引く方がいい」と教えをいただきまして。最初は、みんなが引きすぎていたので「もっと近寄って大丈夫です」と現場で指示がありました。そこで、勢いよく近づいたところ、あまりにも近づきすぎてしまい「ヤスしか映ってない!」と言われ、テルさんからは真面目な顔で「ふざけてる?」と言われました(笑)。

伊藤:その時期は、まだヤスノブくんがどんな人なのかが分からなかったので、「これは、現場を和ませるつもりでやったのか……?」と戸惑いがありました(笑)。

蕨野:ストーリー上、あの状況下でやったのがね(笑)。ニジカガチ戦ではなくて、カナン星人が登場した自分のメイン回(第6話「侵略のオーロラ」)にそういうシーンがあったら、ヤスノブの個性がもっと出たかもね!

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劇場映画ではワンカットのアクションシーンに挑戦

Q:映画はテレビシリーズ後の世界が舞台となりますが、SKaRDメンバーにはどんな変化が見られますか?

蕨野:メンバーの関係性は第1話と比べたら強固なものになっているし、チームワークが形成されている状態です。作品のポスタービジュアルにも書いてある通り、「俺たちが、行く。」となっているのは、恐らくそういった意味も含まれていると思っています。いろいろな怪獣に立ち向かい、成長してきたSKaRDメンバーの連携プレーも見られるはずです。

Q:(搗宮さん&内藤さんへ)エミ隊員とアンリ隊員は、アクションシーンで見せ場があるそうですね。

内藤:アクションシーンは、ワンカットで撮らせていただきました!

搗宮:大変でしたが、役者としては「信用していただいてるんだ」と感じました。火薬をたくさん使い、失敗できない状況下でも「この人たちなら一発OKできる」と思っていただけたから、ワンカットで撮らせていただけたと思います。めちゃくちゃ楽しかったです!

内藤:ワンカットで撮ったので、テレビシリーズとはまた違った戦い方が見られると思います。私たちにとっても初挑戦だったので、すごく刺激的でした。

田口監督:人間型の怪獣や異星人との格闘が、テレビシリーズで意外となかったからこそ、映画ではアクションシーンを取り入れてみました。

Q:(田口監督へ)映画でのSKaRDメンバーの描き方で意識したことは?

田口監督:テレビシリーズで培ったキャストと役としてのチームワークが、次の段階に来た時、彼らはどう対処するのか。そういった部分を意識して描きました。こうして5人が揃って話している時も、みんなが当たり前にツッコミを入れるチームワークが最終回で完成していて、シリアスな展開の中、各々がどれだけメンバーのことを思っているのかをしっかりと描きました。信頼しているからこそ、大変な作戦でも「はい」と受け入れ、任務を遂行して生きて帰ってくる。SKaRDというチームは、これが当たり前なんです。映画の見せ場は、ある意味ラストシーン。彼らのチームワークに注目していただきたいです。

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エミから見た田口監督は「少年」

Q:(蕨野さん&搗宮さんへ)キャスト&監督を一言で表現するなら?

蕨野:力(ヤスノブ)、美(アンリ)、頭(エミ)、析(テルアキ)、空/青(田口監督)です。田口さんの空/青は、ウルトラマンブレーザーの色ということではなく、田口さんの頭の中にあるウルトラマンへの思いが無限にありすぎて、地球の中だけでは収まらないという意味を込めて、宇宙空間や無限を意味する表現にしました。

搗宮:スポンジ(ヤスノブ)、変人(アンリ)、頑固おやじ(ゲント)、親戚のおじさん(テルアキ)、少年(田口監督)です!(ヤスノブ/梶原は)本当にスポンジのような人で、素直で何を言われてもめげずに、全部吸収しようとする姿がすごく素敵です。

 姉さん(アンリ)は、すごく素直で美意識も高く、超完璧な人なのですが、みんなで喋ってる時にはかなりの割合で喋っていて、すごく変人なんです。まっすぐすぎて面白過ぎるんです。ゲント隊長は、みんなのことをすごく見ていて、色々なことを言ってくれる。とても愛がある方です。

 テルさんは親戚のおじさん。みんなをすごく愛していて、俯瞰して見ているんです。その距離感が、親戚のおじさんのように、1つ離れて見てくれています。「このシーン、この言葉がよかったよ」という反響コメントも、LINEで教えてくれるのが本当に素敵で……おじさんより、お兄ちゃんの方が合ってるかな(笑)! 田口監督は、自分が思っている世界があって、私には「僕はこれがやりたい! みんなで一緒にやろう!」と少年のような姿で見えています。

Q:(内藤さんへ)アクション、語学、日本舞踊、乗馬など多趣味な内藤さんですが、SKaRDメンバーに習い事を一つだけ薦めるとしたら?

内藤:乗馬です! 馬がとにかく可愛いんです……。乗馬をしていると、毎週内腿がとてつもなく筋肉痛になります。普段から続けている筋トレは、習慣化すると、高負荷にしないと筋肉痛にはならないのですが、乗馬は毎週とんでもないほど筋肉痛になります。

 また、自分で馬のお世話をするので、すごくスキンシップを取ることもできます。温かくて、癒やされますし、人の言葉が馬に通じるんです! 言っていることも理解してくれるし、懐いてくれると、あいさつにも反応してくれます。とにかく癒やされたい方にはおススメです。もちろん、筋肉も鍛えられます(笑)!

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ガヴァドンに続くか!?商品化期待のウルトラ怪獣

Q:(伊藤さん&梶原さんへ)お二人は共に文鳥を飼われているということで、SKaRDメンバーに文鳥の魅力をプレゼンしてください!

伊藤:僕は3年前から飼い始めました。それまでは、小鳥とご縁がなかったのですが、友達の家に行った時、友達が飼っていた文鳥が僕のもとにやって来ました。僕の体の大きさにも驚かず、来てくれたことに、すごく感動して……。「こんなに可愛らしい生き物がこの世にいるのか!」と思い、本で文鳥の育て方を学んで、ポポ(※文鳥の名前)を飼いました。ポポは朝起きると、僕のところへ来てくれて、まだ眠たいのか、目を閉じるんです。その瞬間がたまらなく幸せです……。

梶原:僕は祐輝さんのポポを見て「めっちゃかわいい文鳥やん!」と思い、撮影が休みだったある日、ペットショップに行ったら運命的な出会いをしました。名前はおぴよです。普段から筋肉を鍛えているのですが、鶏肉を摂取する時、おぴよを肩に乗せた状態で鶏肉を切ろうとして、「見たらアカン!」とおぴよを鳥籠に戻したりしています(笑)。

Q:(田口監督へ)以前シネマトゥデイのインタビューで、ガヴァドンの抱き枕を出してほしいとお話しされていましたが、その後、実際にガヴァドンの特大ぬいぐるみが商品化されました。次に商品化を期待するウルトラ怪獣はいますか?

田口監督:四次元怪獣ブルトンの“人をダメにする椅子”とかはいいと思います。地底怪獣テレスドンは抱き枕にしてもよさそうです。「ウルトラマンブレーザー」の怪獣であれば、軟体怪獣レヴィーラの“人をダメにする椅子”とか(笑)。

伊藤:月光怪獣デルタンダルの飛行機とかもよさそうですね。

搗宮:デルタンダルで凧揚げしてみたい! 

田口監督:「デルタンダルの凧」は名案だね。

伊藤:デルタンダルB(※第21話「天空の激戦」に登場した身長300mのデルタンダル)の商品化もぜひ!

梶原&搗宮:スケールが大きすぎる(笑)!

Q:(代表して蕨野さんへ)「ウルトラマンブレーザー」を応援しているファンのみなさんへ、メッセージをお願いします。

蕨野:「ウルトラマンブレーザー」最終回まで応援いただき、ありがとうございました。日本国内のみならず、海外にいるファンのみなさんの支えもありまして、僕たちは最終回まで無事に走り抜けることができました。テレビシリーズが終わり、一つの区切りを迎えましたが、みなさんのお声をいただければ、僕たちはいつでも復活しますし、みなさんのもとへ駆けつけます。ぜひ、その声を聞かせてください。待ってます!

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 小ボケを入れながら場を盛り上げるエミ隊員&ヤスノブ隊員&アンリ隊員、彼らを優しい眼差しで見守るテルアキ副隊長と田口監督。ツッコミをいれつつ、チームをまとめるゲント隊長と、取材中も各メンバーの個性が爆発していた。映画を観れば、「SKaRDはこのメンバー以外あり得ない」と改めて実感することだろう。命令を受けて「ウィルコォ」と現場へ出動する5人の姿が、再び見られる日を楽しみに待ちたい。

『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』は2月23日(金・祝)全国公開

(C) 円谷プロ (C) ウルトラマンブレーザー特別編製作委員会

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