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【徹底予習】『デューン 砂の惑星PART2』を観る前に!重要事項&新キャラクター紹介

 ティモシー・シャラメ主演で名作SF小説を映画化したデューン 砂の惑星PART2が、まもなく劇場公開される。映画は前知識ナシで観ても楽しめるが、以下をおさらい&予習しておくと、デューンの世界観に没入できる!

1:砂の惑星(=アラキス)をめぐる権力争い

・皇帝が惑星アラキス(香料が採取できる砂漠の惑星)の統治者を変更した。長年にわたって支配してきたハルコンネン家から、アトレイデス家に統治を命じる。皇帝の目的は、ハルコンネン家を利用し、勢力を増してきたアトレイデス家を失脚させることだった。

・アトレイデス家の当主レト公爵(オスカー・アイザック)は、皇帝の思惑を察し、ハルコンネン家に虐げられてきた惑星の先住民フレメンのリーダー・スティルガー(ハビエル・バルデム)に共存を申し出る。これは、彼らと協力して敵対勢力に対抗するためと、惑星アラキスの真の力は先住民にあると考えたため。

・ハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)は、アラキスを取り戻すため、極秘裏に皇帝の軍隊に協力を仰ぎ、奇襲によってアトレイデス家を全滅させる。アトレイデス家の当主レト公爵は、ハルコンネン男爵と対峙した際、歯に忍ばせていたカプセルを噛み、部屋に毒ガスを充満させた後、命を落とす。

・アトレイデス家の後継者ポール(ティモシー)とその母ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)はアラキスの砂漠に逃れ、先住民フレメンのスティルガーやチャニ(ゼンデイヤ)たちに出会い、彼らと共に行動することになる。

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2:ベネ・ゲセリットの計画

・ベネ・ゲセリットは、古い歴史を持つ女性だけの組織で、独自の方法で精神と肉体を鍛錬する。ポールの母ジェシカもその一員だ。

・この集団は、婚姻による遺伝子交配により「より高次の次元を理解し利用する、強大な精神的パワーを持った男性のベネ・ゲセリット」=クイサッツ・ハデラックを生み出す計画を実践している。

・ポールは、しばしば未来の光景のようなヴィジョンを見る。そのため、この集団から、彼はクイサッツ・ハデラックかもしれないと見られている。

・この集団は、クイサッツ・ハデラックが砂漠で協力者が必要になった場合に備えて、数百年前から先住民の間に救世主伝説を流布させている。

3:続編で重要になる前作キャラクター

ポール(ティモシー・シャラメ)

アトレイデス家の当主レト公爵の息子。“未来が視える”能力を持つ。ハルコンネン家に一族を抹殺され、復讐のために立ち上がる。

チャニ(ゼンデイヤ)

惑星アラキスの先住民。ポールの予知夢に何度も現れていた。

レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)

ポールの母。ベネ・ゲセリットの一員。

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4:続編で初登場する4人の重要キャラクター

フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー

冷徹で残忍なハルコンネン男爵の甥。最強の刺客として、アラキスに派遣される。

皇女イルーラン(フローレンス・ピュー

皇帝ジャッダム4世の長女で「ベネ・ゲセリット」の一員。父とは別の価値観を持つ。

レディ・フェンリング(レア・セドゥ

皇帝とも親交がある謎の女性。ベネ・ゲセリットの一員。

皇帝シャッダム4世(クリストファー・ウォーケン

帝国の支配者。アトレイデス家などの大領家が、皇帝以上の力を持つことを恐れている。

 以上に目を通しておけば、予習は万全。とはいえ『デューン 砂の惑星PART2』は、何も前知識がなくても楽しめるように作られている。とにかく、できるだけ大きい画面で、デューンの世界観に飛び込むのがおすすめだ。(文・平沢薫)

『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日全国公開 (3月8日~10日に先行上映)

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