「VIVANT」未解決の伏線&第2シーズン前半戦で張られた謎【まとめ】

日曜劇場「VIVANT」(TBS系・毎週日曜よる9時~)第2シーズンの前半戦が、13日放送分の第18話にて終了した。2週分の放送休止を挟んで、10月4日から後半戦が始まることが発表済み。ドラマの終盤ということもあり、怒濤の伏線回収が期待されている。あらためて、第1シーズンから続いている未解決の伏線と、第2シーズンの前半で張られた伏線を振り返ってみたい。(大山くまお)
リュウ・ミンシュエンは本当に敵なのか
第2シーズン前半の最重要人物と言えるのが、リュウ・ミンシュエン(堺雅人)だ。警視庁公安部・外事第4課の野崎守(阿部寛)が中国にいた頃の部下だったが、現在は中国公安部と密接に結びついている諜報機関「シンシー」で責任者ハン・リンシン(宮下今日子)の片腕になっていた。再び野崎の前に現れたリュウは、シンシーとのダブルエージェントだったことを明かして尋問を行う。
しかし、実はリュウと野崎は通じ合っているのではないかという推測が存在する。第17話では、野崎がドラム(富栄ドラム)の食事を「10人前」要求すると、リュウが「10日で戻ってきます」と言い、胸をゆっくり3回叩いて去っていった。第16話では、北京時代に野崎とリュウが待ち合わせ場所を「6番」と確認するやり取りが描かれ、二人の間では数字が何らかのサインであることが予想できる。
これらが伏線ならば、現在も二人は何らかのサインを交わし合っていることになる。そもそもリュウは野崎に深い愛情を抱いていた。公式プログラム「VIVANT 悪役会議室」(毎週日曜よる11時~TBSラジオで生放送中)でも「リュウは裏切っていないのでは?」と語られている。はたしてリュウは本当に裏切り者なのだろうか? 今後の動向が注目される。
瓜二つの乃木とリュウ・ミンシュエン
主人公・乃木憂助を演じる堺雅人が、リュウを二役(乃木の別人格・Fを含めると三役)で演じていたことも大きな話題となった。乃木とリュウが同じ顔をしていることが、何らかの伏線ではないかという指摘も存在する。
「乃木とリュウは、双子あるいは兄弟ではないか」という説も根強い。バルカ共和国で生まれて5歳のときに日本にやってきた乃木と、日本で5歳の頃から教育を受けていたリュウのプロフィールがどこかで交わっているのではないかと考えられている。血を分けた兄弟なら、同一人物が演じても不思議ではない。
また、リュウは「究極の愛は人を狂わせるんです」と話していたが、飯田和孝プロデューサーは「このドラマは憂助が愛を探す冒険の物語」と語っており、愛によって狂ってしまったリュウが乃木の最後の敵になる可能性も考えられる。乃木とリュウはただの瓜二つの人物なのか、それとも何らかの関係があるのだろうか。
アリが再び裏切る可能性は?
第18話終了後、視聴者の間で「アリ(山中崇)が乃木たちを裏切るのではないか?」と話題になった。
テントの幹部であるアリは、乃木とノコル(二宮和也)らによる別班員奪還作戦の会議に出席していたが、「VIVANT」公式Xがアップした奪還作戦メンバーの集合写真にアリの姿がなかったことから、アリが裏切る伏線ではないかという指摘が相次いだ。第19話の予告で「裏切り者は必ず現れる」というノコルの声があったことからも、アリに疑いの目が向いた形になった。
かつて誤送金問題で乃木を裏切り、テントも裏切ったことがあるアリは、家族をこよなく愛する人物として描かれており、家族を人質に取られたら何をするかわからない部分がある。また裏切ることはあるのだろうか?
柚木薫は本当にただの医師?
第1シーズンから続く「柚木薫(二階堂ふみ)は本当にただの医師なのか?」という疑問は、第2シーズンの前半でも解決されなかった。
WHI(世界医療機構)に所属する薫は、日本で医師として働きながら乃木の家でジャミーン(本間さえ)と一緒に暮らしているが、ジャミーンとの深い結びつきは担当医として責任感以上の何かを感じさせる。第19話の予告では何者かに襲われる薫の姿が描かれており、彼女の身に大きな変化が起こるのは間違いないだろう。
なお、第1シーズン放送中は「乃木と薫が兄妹ではないか」という説もあったが、第2シーズンでキスを繰り返している二人を見ていると、その線はないと考えられる。
エリシャ/シンシーの狙いはジャミーン?
終盤の鍵を握っているのが科学者のエリシャ・ママドフ(Manaf Dadashov)だ。核融合の実用化に成功した人物で、現在は核融合技術を手に入れようとしているシンシーに身柄を確保されている模様。
エリシャは核融合技術のデータと引き換えに、シンシーに対して何らかの条件を提示している。シンシーのハン・リンシンがテントについての情報を知りたがっていたことから、エリシャが要求しているのがテントにまつわる事柄ではないかと推測されている。なかでも、テントの創始者であるノゴーン・ベキ(役所広司)が「我々で引き取る」とまで語った「奇跡の少女」ジャミーンの存在が関連している可能性が高い。エリシャとジャミーンの関係に注目したい。
なぜ野崎は乃木寛道に会ったのか?
第11話で野崎は、乃木の伯父・乃木寛道(井上順)を呼び出して会い、「弟さんの乃木卓さんについてです」と語りかけるが、交わされた会話の内容は明らかになっていない。乃木卓とはもちろんノゴーン・ベキのこと。野崎はその後、シンシーと合流してリュウと再会する。
ベキの生死について、島根に住む寛道が公安の野崎より知っていることはないだろう。だとすると、野崎が寛道に尋ねた内容は何だったのか。ベキ本人ではなく、ベキの家族についての質問だった可能性もある。むろん、野崎が寛道にベキについて何かを知らせた可能性も捨てきれない。
乃木の別人格・Fの謎
第2シーズンでは、当たり前のように登場するようになった乃木の別人格・Fだが、いったい何者なのかは依然として明らかにされていない。乃木が児童養護施設でいじめられたときに現れていたことは示されているものの、正体は何なのか、「F」が何の頭文字なのかなど不明な点は多い。いずれ明らかになるだろうか。
守り刀はどこへ?
第1シーズンの最後で乃木が黒須(松坂桃李)に託した「守り刀」の行方はわかっていない。第2シーズンの11話で、黒須は守り刀でシンシーの襲撃に応戦したが、麻酔銃で撃たれて拘束され、守り刀はシュウ・ハオラン(リンリン)が回収している。乃木家に伝わる重要アイテムの守り刀は、終盤にどのような形で登場するのだろうか。
ノゴーン・ベキは本当に死んだのか?
そして「ノゴーン・ベキは本当に死んだのか」という疑問は、いまだ解決されていない。
第1シーズンの最終話で、ベキを撃った乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く」とノコルに伝えている。これは「天は公平で、特定の人をひいきすることはなく、徳行のある者を助けること」という意味の中国の漢文。それを聞いたノコルは「花を手向けるのはまだ先にするよ」と返事をしている。
バルカで孤児院を運営して多くの子どもたちを助けたベキを、息子の乃木が「徳行のある者」と考えているのは自然だろう(実際にはテントのテロで犠牲者が出ているが)。急所を外して銃撃する腕を持つ乃木が、父を生かしておいても不思議はない。
18話では、ベキがノコルとアディエル(Tsaschikher Khatanzorig)に対敵行動を教える場面が挿入された。実は生きていたベキが、乃木たちの前に姿を現すことはあるのだろうか。
「VIVANT」今後の放送スケジュール
10月4日(日)第19話(後半戦初回)
10月11日(日)第20話
10月18日(日)第21話
10月25日(日)第22話
11月1日(日)第23話
11月8日(日)第24話(第2シーズン最終回)
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