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同性愛のエルトン・ジョン一家を表紙にした雑誌、アメリカのスーパーで「子どもに見せないため」遮へい板がつけられる

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エルトン・ジョンとデイヴィド・ファニッシュ
エルトン・ジョンとデイヴィド・ファニッシュ - Alberto E. Rodriguez / WireImage / Getty Images

 昨年12月25日のクリスマスに、代理母出産によって同性婚相手の男性との間に男の子をもうけた歌手のエルトン・ジョンだが、エルトンと同性婚の夫であるデイヴィド・ファニッシュ、そして新しく迎えたザッカリーくんを表紙にした雑誌「USウィークリー」が、アメリカのスーパーマーケットで「遮へい板」付きで店頭販売された。

 問題のスーパーは、アーカンソー州の「ハープス・グロサリー・ストア」。この週の「USウィークリー」はエルトンとデイヴィッドがザッカリーくんを抱いて笑顔を見せているものだが、スーパー側は「客から苦情があった」としてこの表紙が見えないよう、「ファミリー・シールド:若いお客様を守るため」と書かれたプラスチックの遮へい板で表紙を隠して陳列した。本来、こういった遮へい板はポルノ雑誌などに用いられるもの。スーパー側のこうした措置に対しては批判も高まり、地元住民がこの様子を写真に撮り、ネットへ「これは私の地元スーパーで撮られた写真です。ショックだし、恐ろしく感じます。同性愛家族だから、子どもたちの目に触れてはいけないと言うのです」と投稿したり、系列スーパーでの購買ボイコットの動きも出た。また、同性愛者の権利団体GLAADはこの事態に怒りを抑えきれず、同団体のブログの中でGLAADのスポークスマンが、「遮へい板は決して付けられるべきではなかった。明らかに誰かが、この幸せなカップルと赤ちゃんを見なくていいと考えたせいだろう」と批判している。

 これに対してスーパー側は声明を出し、遮へい板をつけたことについて「店舗で顧客から苦情が出たため」として、あくまでも同性愛者に対する店側の意見ではないことを強調。「問題の雑誌をもう一度よく見返して、遮へい板を取り除いて販売することに決めました。我々は、顧客の誰をも傷つけるつもりはなく、今回のことは65店舗のうち1店舗で起きたことです」と発表している。

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