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お願い飛び出さないで!ジェームズ・キャメロンも激怒!問題作「ピラニア3D」は飛び出してほしくないモノのオンパレード!

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セクシーな美女たちが次々と餌食に!『ピラニア3D』
セクシーな美女たちが次々と餌食に!『ピラニア3D』 - (C) 2010 THE WEINSTEIN COMPANY LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 「アマゾンの人食い魚」といわれる肉食の淡水魚ピラニアの脅威を描いたパニック・ホラー『ピラニア3D』が、8月27日に公開される。ピラニアといえばB級映画の王者ロジャー・コーマンが製作総指揮を務めた1978年版の『ピラニア』や、『アバター』のジェームズ・キャメロンが監督を務めた同作の続編『殺人魚フライングキラー』(1981)などでホラー映画ファンにはなじみのあるモンスターだが、本作に登場するのは、なんと200万年前に絶滅したはずの太古のピラニア! 長年のサバイバルを経てバージョンアップした、計り知れないモンスターなのだ。

 『ハイテンション』『ヒルズ・ハブ・アイズ』など、血みどろのバイオレンス描写で高い評価を受けるフランスの鬼才、アレクサンドル・アジャがメガホンを取っただけあって、ピラニアの殺戮(さつりく)描写は、過剰なまでにキョーレツ。夏を満喫するおバカな青年&グラマーな美女たちがひどい目にあうというホラー映画のお約束をきっちり踏襲し、ドラッグでハイになったドラ息子の下半身が骨だけになってしまったり、浮き輪で湖に浮かんでいたギャルが美尻をかみつかれたりと若者たちがピラニアの餌食になる描写はもちろん、ヨットのエンジンに髪が巻き付いて顔面の皮膚もろともはがれてしまう美女など、「こんな死に方だけはしたくない」というエログロのオンパレード。ここまで徹底的にやられると、もはや不快どころか痛快。そして、肝心の3D映像だがお察しの通り飛び出てくるのはろくでもないモノばかり。ゲロに目玉、肉片、性器など悪趣味三昧で、ジェームズ・キャメロン監督が「これは3Dにすべきでない映画の見本」と激怒したというお墨付き(?)だ。

 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』など、ハリウッドが満を持して放つ3D大作がこぞって公開される今夏、ひときわ異彩を放つ『ピラニア3D』。ホラー映画ファンはもちろん、3D映画にすっかり飽きてしまったという人は、この「悪趣味3D博覧会」ともいうべき問題作にチャレンジするのもいいかもしれない。(編集部・石井百合子)

映画『ピラニア3D』は8月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開

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