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ペドロ・アルモドバル監督の新作“オネエ”コメディーお披露目!第10回ラテンビート映画祭開幕

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(左から)アルベルト・カレロ・ルゴ(映画祭プロデューサー)、ブランカ・スアレス、ハビエル・カマラ
(左から)アルベルト・カレロ・ルゴ(映画祭プロデューサー)、ブランカ・スアレス、ハビエル・カマラ

 スペイン&中南米映画の話題作を一挙上映する第10回ラテンビート映画祭が9日、都内・新宿バルト9で開幕し、スペインの鬼才ペドロ・アルモドバル監督の最新作『アイム・ソー・エキサイテッド!』のオープニング上映と出演者によるティーチインが行なわれた。

第10回ラテンビート映画祭フォトギャラリー

 オープニングを飾った『アイム・ソー・エキサイテッド!』は、アルモドバル監督が『神経衰弱ぎりぎりの女たち』『アタメ』など初期作品で見せたコメディー路線にカムバックした意欲作。3人のオネエ系客室乗務員がパイロットや乗客たちを巻き込んでドタバタ劇を繰り広げる。

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 本作を代表して来日した主演のハビエル・カマラは、「オリンピック開催地選抜のときはマドリードを負かしてくれてありがとう!」とジョークを飛ばしながら、「でも、皆さんのことは大好き。だからこの映画を持って日本にやって来た」と語り、おなじみの“お・も・て・な・し”をマネする一幕も。さらに、アルモドバル監督からは、「日本を愛していると伝えてほしい」というメッセージを託され、「とにかくすしをたらふく食べて、歌舞伎を観て、日本をとことん満喫してこい!」という素晴らしい指令を受けてきたことを明かした。

 また、アルモドバル監督とのタッグについてカマラは、「彼は(セットの)家具や衣装のデザイン、色、役者のセリフに至るまで、全てを指定し作り上げていくタイプ。アドリブもあり得ない」と完璧主義の一面を暴露。今回のオネエ3人組についても、「三つの頭を持つ怪獣のように3人で1人の人物を演じてほしい」と監督から難しい指示を受けたという。

 一方、カマラと共に来日した共演者のブランカ・スアレスは、「アルモドバル監督の作品に出演できたことで、わたしの夢が一つかなった」と喜びの表情を浮かべながら、「スペクタクルなシーンも含めて映画全体を楽しんでほしい」と作品をアピールしていた。

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 なお、記念すべき第10回を迎えた本映画祭は、日本で唯一のスペイン&中南米映画の祭典。今年は東京・京都・横浜・大阪の4都市で開催され、スペイン、メキシコ、コロンビア、ブラジル、チリ、アルゼンチン等の国々で注目される話題作が新旧交えてラインナップされている。(取材・文:坂田正樹)

第10回ラテンビート映画祭は新宿バルト9(10月9日~14日)、T・ジョイ京都(10月17日~20日)、横浜ブルク13(10月24日~27日)、梅田ブルク7(11月8日~10日)で開催
映画『アイム・ソー・エキサイテッド!』は2014年1月25日より全国公開

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