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常盤貴子、名優・仲代達矢はスクリーンが似合う!迫真の演技に驚嘆

仲代の気迫に圧倒された常盤貴子
仲代の気迫に圧倒された常盤貴子

 17日、仲代達矢が主演を務める時代劇『帰郷』の初日舞台あいさつが都内で行われ、同作に出演した常盤貴子が、仲代との共演エピソードを明かした。この日はそのほか、共演の緒形直人、メガホンをとった杉田成道監督も登壇。仲代は仕事のために欠席となった。

【動画】仲代達矢主演!8K時代劇『帰郷』予告編

 「たそがれ清兵衛」などで知られる小説家・藤沢周平の短編を実写化した本作。流浪の老いた渡世人・宇之吉(仲代)が、病に侵され舞い戻った故郷の木曾福島で、かつての自分を思い出させる男女と出会うことからはじまる物語で、「時代劇専門チャンネル」での初放送に先駆けて、全国の劇場で期間限定上映される。

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 宇之吉が出会う女・おくみ役を務めた常盤は、仲代について「ものすごい迫力でして、仲代さん、最初のシーンが、ずぶ濡れになって、ボロボロな姿でわたしの元に訪ねてくるっていう場面だったんですけど、スタジオにいらっしゃるとき、何かにつかまっていないと倒れてしまいそうなくらい弱っていて。大丈夫かなって、体調を心配していたら、撮影から帰るエレベーターの中であったらすごく元気で。あれ演技だったんだ! って驚かされました」とその姿勢に驚嘆する。

画像テキスト
杉田成道監督、常盤貴子、緒形直人

 さらに常盤は「あんなに役をまとってスタジオに入ってくる俳優さんを、最近はほとんどみたことがなかったんです。あんな俳優さんを初めて見ました。いい経験をさせてもらいました」と感心しきり。「仲代さんはスクリーンがお似合い。ほかにも人間国宝にしてもいいような素晴らしい俳優さんたちがたくさん出演されているので、劇場にぜひ観に来てほしいです」と呼び掛けた。

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 また緒形は、自分のデビュー作『優駿 ORACION』(1988)で仲代と共演しており「その時から俳優としても、男としても憧れでした」と笑顔でコメント。「今回、30年ぶりにご一緒させてもらえると聞いて飛び上がるほど嬉しかったです。(現場では)食らいついていきましたが、結果は惨敗。またこの作品で一段、二段くらい役者としての階段を登っていけた気がします。次は負けないようにします」と感服の表情だった。

 同作のメガホンを取った杉田監督は、「北の国から」シリーズなどを手掛けた名演出家。常盤は「『北の国から』は、成長とともに見ていた番組。こうして、それを撮った監督の隣に立たせてもらえているのが奇跡です。生きてきてよかった」と笑みを浮かべる。また、緒形にとっては、まさに仲代と共演した『優駿』を撮ってくれた思い出深い監督であり、「久しぶりに杉田組に帰ってきた。感慨深いものがありました。久しぶりの杉田組はかけがえのないものだなって」としみじみ語っていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『帰郷』は東劇をはじめ全国19 館で期間限定公開

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