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「キンキーブーツ」俳優、HIV陽性を公表

「キンキーブーツ」でのビリー・ポーター(中央)
「キンキーブーツ」でのビリー・ポーター(中央) - Mike Pont / WireImage / Getty Images

 2013年にブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」のローラ役でトニー賞に輝き、テレビドラマ「POSE」などでも知られる俳優のビリー・ポーターが、HIV陽性であることを公表した。ゲイであることを公表し、LGBTQコミュニティのアイコンでもあるビリー。診断されたのは14年前だが、今ようやく公表に踏み切れたのだという。

【画像】この発想はなかった!“タキシードドレス”も話題になったビリー・ポーター

 ビリーは「2007年6月、わたしはHIV陽性だと診断されました」「この病気を抱えてきて、わたしはいつも『なぜわたしは生きているの?』と問いかけていました。そう、わたしはこの話をするために生きているのです。先人たちにならい、大人らしく口を開く時が来ました。わたしは(HIVについて)もっとよく知っておくべきだった世代の人間ですから」と The Hollywood Reporter にコメント。

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 「2007年は最低の年でした。2月に2型糖尿病と診断され、3月に自己破産の書類にサインし、6月にHIV陽性と診断されました。わたしの人生においてすでに蓄積されていた恥の意識にさらにそれらが加わったことで、わたしは公表することができず、その恥とともに14年にわたって生きてきたのです」

 ビリーは、HIVに感染しているからといって差別するようなことは、もうやめるべきだと訴える。「わたしはもう十分すぎるほど長く恥を感じながら生きてきました。HIV陽性であることは、これからわたしに付きまとうことでしょう。みんながわたしについて最初に言うことは『HIVの人』ということになるでしょう。だけどわたしはそれだけの人間ではありません。この診断以上の人間なんです。だからもし、わたしがHIV陽性だから一緒に仕事をしたくないという人がいるのならば、その人は単にわたしに相応しい人間ではないというだけです」と語っている。(BANG Media International)

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