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「必殺仕事人」東山紀之、岸優太&西畑大吾は「心のきれいな男の子」

「必殺仕事人」キャスト陣
「必殺仕事人」キャスト陣 - ABCテレビ・テレビ朝日

 東山紀之主演の人気時代劇「必殺仕事人」最新作(ABCテレビ・テレビ朝日系、9日よる9時~)の制作発表記者会見に、東山、松岡昌宏知念侑李Hey! Say! JUMP)、和久井映見遠藤憲一と、ゲスト出演の岸優太King & Prince)、西畑大吾なにわ男子)が着物に身を包んで登壇し、本作の撮影を和やかに振り返った。

「必殺仕事人」新作ビジュアル!【写真】

 本町奉行所の同心・渡辺小五郎(東山)を筆頭に、仕事人たちが、人知れず悪を成敗する「必殺」シリーズ。本作では、SNSの怖さをテーマに、夜ごと世にはびこる悪事を落書きに残しては去って行く、晩来(ばんくる)に影響を受けて「世直し組」を結成した若者たちの正義が暴走するさまが描かれる。

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 東山は「諸先輩方がやってこられて50年、僕らがやらせていただくようになって15年という節目の年ですし、『この作品で2022年が始まるんだ』という引き締まった思いです」としみじみ。また、ゲスト出演で兄弟役を担う岸(亥吉役)と西畑(才三役)にも触れ、「15年前って優太と大吾は10歳と9歳なんですよ。それを聞いた時はひっくり返りました(笑)。でも、藤田まことさんら先輩方から引き継いだ思いを、今度は僕らが若い世代に繋いでいくんだなと感じました」と今後への意欲を見せていた。

 さらに、岸と西畑について「2人が現場で非常にかわいがられている姿は、スタッフにとっても希望の星になったということ。そういう現場の温かさを一緒に感じられたのが、非常にうれしい瞬間でもありました。優太も大吾も非常に心のきれいな男の子なので、現場のおじいちゃんたちはニコニコしてました(笑)。それを見ているのが幸せでしたね」と振り返る。

 岸と西畑は、口を揃えて「まさかこんなに歴史ある作品に出られるとは!」と感動しきり。「この作品で知念くんと仲良くなれた気がします!」と張り切ってコメントした岸だが、リュウ役の知念から「いや、現場でほとんど会ってないです(笑)」と返されるなど、のっけから天然ぶりをさく裂させていた。さらに、知念と西畑がプライベートでも仲良しと知ると「それは聞いてないですよ!」と嘆くも、東山ら先輩陣は、終始ニコニコと彼らのやり取りを見守っていた。

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 経師屋の涼次を演じる松岡は、初めて一緒に芝居をしたという西畑のことを「どんなお芝居をするんだろう、どんなアプローチをしてくるんだろうと思っていました。お芝居に入ってしまったら先輩も後輩もないので、『ああ、こういう形のアプローチをしてくるんだ』と刺激を受けましたね。あるシーンの撮影で、冗談交じりにスタッフさんたちと『俺だったらこのシーン、泣くけどな』って話していたら、10秒後に泣きやがったんですよ(笑)! すげーなこいつ、ホントに泣きやがった……なんて感性の鋭い子なんだとビックリしました」と称賛していた。

 そんな西畑は「本当に毎日、刺激的な現場でして、初日はほぼ僕と岸くん2人のシーンだったんですが、リハーサルなのか本番なのかもわからなくて戸惑いました。でも、監督さんがすごく優しくて、テキパキと教えてくださるのでそれについていきました。撮影が進むにつれて僕たちもすごく楽しませていただきましたし、大先輩のみなさんがいらっしゃったので緊張感はありつつも、アットホームな雰囲気でした。だから、僕たちもゲスト出演ではありましたが、“必殺ファミリー”の一員になれたのではないかと感じています」と語っている。

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 また、2022年の抱負について質問された西畑は、自身が着用しているイチゴ柄の着物を見せながら、「甘くてちょっぴり酸っぱいイチゴのような愛を、ファンの皆さんにお届けしたいです」とニッコリ。知念が思わず「めちゃめちゃアイドル!」とツッコミを入れてしまうほどのコメントで会場を沸かせた。西畑は、放送日となる9日が25歳の誕生日ということで、「25歳という僕の中でも節目を迎える日に、『必殺仕事人』が放送されるというメモリアルな日なんです。光栄ですね」と感慨深い様子を見ていた。

 なお、本シリーズに2014年から出演している知念は、「僕は毎回、本当に緊張しています。初めて『必殺仕事人』の現場に行ったときに、現場の緊張感もそうですが、すごく厳しさを教えられたというか……。現場台本には『林の中』と書いてあったのに、現場に行ったら『真冬の川の中』だったんです(笑)」と言い始めると、瓦屋の陣八郎役の遠藤も「僕も突然舟を漕いで現れるというシーンに変わったことがありました! 監督はせっかちな人なので、やったこともないのに練習もせずに舟に乗せられてしまいました(笑)」と裏話を暴露。大きくうなずきながら聞いていた松岡が「『必殺は台本を覚えて行かない方がいい』と言われているくらいで、現場に行くまでなにが起こるか我々にはわかりません(笑)」と明かしていた。(編集部・梅山富美子)

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