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内村光良、若手から「司会者のイメージ」と言われ、ぼやき!

キャストから感謝の手紙をもらった内村光良
キャストから感謝の手紙をもらった内村光良

 お笑いコンビ・ウッチャンナンチャン内村光良が23日、シネマート新宿で行われた自身の監督作『夏空ダンス』(公開中)公開御礼舞台あいさつに、キャストの島雄こなつ倉島颯良と登壇。お笑い界のレジェンドである内村だが、島雄と倉島から「司会者のイメージ」と言われ「わたしの認識は司会のおじさんだったんですね」とぼやき、会場を笑わせていた。

【写真】内村光良が短編映画を監督!

 本作は、これまで『ボクたちの交換日記』や『金メダル男』などを監督してきた内村がメガホンを取った短編映画。内村の故郷である熊本県人吉市を舞台に、地震や豪雨などの被害を受けてきた市民たちのさまざまな思いを描く。

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 内村は、本作について「3年前わたしの故郷である人吉・球磨全域が歴史的な水害にあってしまい、実家も床上浸水してしまいました」と切り出すと「最初は映画どころではなかったのですが、1年ぐらい経過したあと、当時の発展途上の景色を映像に残したいと思ったんです」と企画理由を明かす。

 その考えが浮かんだと同時に、内村が司会を務めるバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」の企画でダンスコンテストの担当になり、本作で主演を務めた島雄と出会ったという内村。「普段はボッとしているのですが、ダンスを踊ると天才。彼女が人吉の荒地となった場所で踊ったら元気をもらえるのかもと高校生のダンス部の設定にして物語を描いたんです」と作品のあらましを説明する。

 ダンサーになる夢をかなえようとする高校生・夏子を演じた島雄。内村からの主演のオファーに演技経験が全くなかったという島雄は「とにかく不安だった」というが、内村が「イッテQ!」で難易度の高いダンスに懸命に取り組んでいた姿に感化され「チャレンジしたい」と前向きに取り組んだという。

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 内村と言えば、国民的なお笑い芸人として多くのファンを持つレジェンドだが、島雄は「『イッテQ!』で初めてお会いしたのですが、わたしのなかではいろいろな番組で司会をやっているイメージが強かった」と“司会者”内村という印象があったという。ダンス部部長の横井結衣を演じた倉島も「内村さんは『イッテQ!』の司会をされているので知っていました……」と発言。

 二人の発言に内村は「司会のおじさんだったんだね、わたしの認識は」とぼやき会場を笑わせると「いいんです、いいんだよ。司会の人なんだよね。本当にそうだと思いますよ」と苦笑いを浮かべていた。

 この日は島雄と倉島から、内村へ感謝の手紙が送られた。二人とも常に現場で先頭を切ってスタッフキャストを盛り上げる内村に感謝の気持ち込めたメッセージを読み上げると、内村は「嬉しいですね。一方で2人の娘から結婚しますと言われているような……ちょっと寂しさがありますね」と話し、映画が全国公開を果たして自分たちの手から離れていくことを名残惜しそうにしていた。(磯部正和)

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