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森山未來が声と動き!『化け猫あんずちゃん』カンヌの子供たちの前で公式上映

第77回カンヌ国際映画祭

原付を乗りこなすあんずちゃん - 映画『化け猫あんずちゃん』より」
原付を乗りこなすあんずちゃん - 映画『化け猫あんずちゃん』より」 - (c) いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会

 現地時間21日、第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で久野遥子監督&山下敦弘監督のアニメーション映画『化け猫あんずちゃん』の公式上映が行われた。上映には、世界のプレスと映画ファンが参加しただけでなく、監督週間初の試みとして地元カンヌの小学生180人を招待。元気な子供たちはあんずちゃんの一挙手一投足に盛り上がっていた。

【画像】大胆ドレス!第77回カンヌ国際映画祭レッドカーペット

 いましろたかしのコミックを、実写で撮影した映像をトレースしてアニメーションにする「ロトスコープ」という手法を使って映画化した本作。人間の言葉を話して人間のように暮らす37歳の化け猫あんずちゃんが、死んだ母親に会いたいと願う11歳の少女かりんと大騒動を繰り広げる。あんずちゃんの声と動きを担当したのは俳優・ダンサーの森山未來で、日本の「シンエイ動画」とフランスの「MIYUプロダクション」が共同制作した。

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久野遥子、山下敦弘
上映前にあいさつした山下敦弘監督と久野遥子監督

 上映後にスタンディングオベーションを受けた監督たちは、「初めてでどうしたらいいかわからず、自分でも拍手しちゃいました(笑)。うれしかったです」(山下監督)、「映画を観たばかりのお客さんたちの顔を見られたのが、すごくうれしかったです」(久野監督)と興奮気味。

 あんずちゃんを演じた森山にも、「体を毛づくろいしているシーンなども本当に森山君がやってくれて。身体能力が高いからこそで、ああいうのは他の俳優さんだと多分難しいはず」(山下監督)、「“猫らしく”という無茶なご相談をしたらいろんな動きをしてくださって」(久野監督)と感謝する。

 山下監督は初めてのカンヌ参加について、「これを20代でくらったら人生狂うかもなという感覚ですが、今年48歳なので、数日したら普通の淡々とした日々に戻るだろうな」と笑う。久野監督は「わたしにとっては長編初作品だったので、本当に“くらってしまった”ような気持ちがあります。これはある種ラッキーだと思って、この景色をまた見られるように糧にして頑張りたい」と決意を新たにしていた。(編集部・市川遥)

第77回カンヌ国際映画祭は現地時間5月25日まで開催
映画『化け猫あんずちゃん』は7月19日より全国公開

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