シネマトゥデイ
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山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

⇒映画短評の見方

山縣みどり さんの映画短評

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  • 美女と野獣
    エマ・ワトソンがベルに生気を吹き込んだ!
    ★★★★

    アニメの実写化は難しいけど、エマ・ワトソン自身がアニメキャラっぽいせいか、ベル役に全くの違和感なし。それどころか、少女に文字を教え、腕っ節自慢のガストンを「頭空っぽの人なんて無理」とばかりに拒否するフェミニストなベルに仕上げているのがさすが。あ、ガストンはアニメ版よりも100万倍男前なので、それを断るベルの勇気もすごいのだ。可憐な歌声も役にぴったりで、実写化されるディズニーのキャラは全部エマに演じてもらったらいいんじゃないだろうか? そしてやっぱり素晴らしいのが、声だけで場面をさらってしまうイアン・マッケランとユアン・マクレガー、そしてオペラも歌えるオードラ・マクドナルド。何も言えねぇ。

  • スウィート17モンスター
    『ゴーストワールド』アゲイン? 17歳って人生の黒歴史だね
    ★★★★★

    スクールカーストの下部に属する女子高生ネイディーンの痛すぎる言動に自身の高校時代を思い出す人は少なくないかも。ただし彼女の言動を暖かく見守れるのは、「世界VS私」とナイフみたいに尖っていた若き日を黒歴史と自認できる人。青春の傷が生々しい女子大生なら、恥ずかしくて隠れるための穴を掘りたくなるはず。それくらいネイディーンの空回りぶりはリアルで、『ゴーストワールド』からずっと17歳の不安定さは変わらないのだなと納得。早めに人生を達観した親友との差が開くのも同じだけど、ネイディーンは親身になってくれる人々がいるのが救い。おたくの典型である映画好きアジア系男子を彼女の恋のお相手にしたのは画期的だ。

  • イップ・マン 継承
    マイク・タイソンも負かしちゃうよ
    ★★★★

    イップ・マンの生涯を追うシリーズは、回を重ねるごとに“盛り”が派手に! もちろんユエン・ウーピンのアクション演出も見せ場だらけ! 今回は「詠春拳」の正統をめぐる戦いと暗黒街に君臨するアメリカ人との戦いの2段構えで、ドニー様危機一髪!? マイク・タイソンのスピーディーな強烈パンチが復活していて、かなりハラハラ。本当に当たったら死ぬでしょう。心の奥でしなやか&俊敏な詠春拳が負けっこないと信じてるけど、このシーンは見せる。サブストーリーとして挿入される、長年支えてくれた愛妻との関係で泣かせてくれるウィルソン・イップ監督の手腕もさすが。ドニー様の社交ダンスシーンは見てるこちらが照れ臭くなるくらいだ。

  • パージ:大統領令
    大衆を意識した、シリーズ最高の出来栄え! 
    ★★★★

    批評家にけなされながらもヒットしたのは、1年に12時間だけ犯罪が許可される“パージ”という歪んだ制度の魅力だろう。あわよくば私も…なんて思う人も少なくない? そんな狂気的な世界観が定着した第3弾の脚本は今まで以上に素晴らしい出来栄え。特に犯罪許可=差別的な人口抑制というカラクリを強調し、富裕層を民衆の敵と明確化することで観客の共感を呼ぶ設定は昨年の選挙戦を意識したもの。トランプ政権誕生で富裕層が優遇される危機感があるアメリカを反映する部分も多く、まさに今観るべき作品。ヒラリーを彷彿させる反パージ派の大統領候補を守るシークレットサービスとして前作で「赦し」を学んだ警官レオを配置したのも大正解!

  • グレートウォール
    偏愛作『キング・オブ・エジプト』に通じる愉快な珍作
    ★★★★★

    アカデミー賞授賞式でジミー・キンメルから“チャイニーズ・ポニーテール映画”とディスられた通り、チャン・イーモウ監督のハリウッド進出作は、制作費を潤沢に使った超絶とんでも映画だ。美女揃いの槍部隊はじめとする万里の長城防衛軍団はゲームの萌えキャラみたいだし、謎の怪物もいい感じでグロくて凶暴。超合金ゴッドが戦う『キング・オブ・エジプト』に通じる珍作だ。マット・デイモンを主役に据えるも、観客の共感を呼ぶ見せ場があるのは韓流アイドルのルハンや大御所アンディ・ラウ! 欧米におもねらず、中国マーケット受けを追求する監督の姿勢に脱帽。トンネルは無敵じゃないという教訓もあるので、トランプ大統領に見せたい。

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