シネマトゥデイ

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山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

山縣みどり さんの映画短評

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  • オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁
    アクションとファンタジーが入り混じる中国的大作
    ★★★★★

    ある陰謀に巻き込まれた山岳レスキューチームの必死の攻防が描かれ、役所広司が男気のあるリーダーを力強く演じている。雪山でのアクションも役者たちには相当にハードだったはずで、体当たり演技には拍手を送りたい。が、いかんせん物語が大雑把。陰謀のスケールが大きい割には悪党がショボく、悪に手を染めた理由にもほとんど説得力がない。さらにヒロイン主体の物語となる後半にファンタジー色が濃くなり、拍子抜けというか不思議というか……。ファンタジー・アクションを世界中から期待されている中国映画界の本気を見せたということか。

  • ベル・カント とらわれのアリア
    ストックホルム症候群というわけじゃない共感性の謎
    ★★★★★

    ペルーの日本大使館人質事件を彷彿させる状況下で、テロリストと人質が心を通わせる展開に複数の恋が加わったロマンス小説のような物語。J・ムーアや渡辺謙といった大物役者がそろっているが、ドラマ自体が平板でわかりきった結果への盛り上がりに欠ける。音楽愛や学びたいという向上心、若きテロリストに対する親心めいた感情がとても人間的なのはわかるが、事件が起きた官邸で芽生えるのはストックホルム症候群というわけじゃない共感性は謎で、当事者でないと理解できないのかもしれない。加瀬亮が輝いていたが、E・ジルベルスタインの無駄遣いには心底驚いた。

  • エンド・オブ・ステイツ
    不死身の男も第3弾ではやや息切れ
    ★★★★★

    身を呈してアメリカ大統領を守るシークレット・サービス、マイクが孤軍奮闘する定番シリーズ。世界戦争にも勝利確実と思われるハイテク武器を使う民間軍事会社やベトナム戦争でPTSDを発症していたマイクの父親が登場し、物語をふくらませたのはいい。特にN・ノルティ演じる父親は笑いを加える貴重な存在だ。でもマイクは以前ほど動きのキレがよくないし、パワー不足が否めないのは、主演J・バトラーの寄る年波によるせいでしょう。個人的な意見だが、現大統領が守る価値を見出せない存在なので、シークレット・サービスの意義自体が揺らいでいるのもマイナスに働いた。

  • スペインは呼んでいる
    物真似がますます冴え渡る人気シリーズ
    ★★★★★

    S・クーガンとR・ブライドンが新聞の食レポに出る人気シリーズの第3弾は、ファンなら爆笑確実。もちろん、中年の危機を感じる二人がストレスフルな現実を忘れる息抜き旅行(?)をしながら、それぞれが大事にしていることを再確認する流れは同じで、ややマンネリ気味。でも虚実が混在する会話の間に挟まれる二人の物真似合戦が魅力の一つで、W・アレンやマッケラン様、M・ブランド、デニーロと百花繚乱。しかも、今回はさらに高度。“M・ケインのモノマネをするM・ジャガー”を真似たロブをクーガンが真似るなんて複雑すぎるネタが披露され、思わず拍手しそうになった。

  • ラフィキ:ふたりの夢
    普通の恋も命がけという不条理に憤る
    ★★★★★

    個人の性的指向に国家が口出しする理由がわからないが、同性愛が違法な国はまだまだ多いらしい。本作の舞台であるケニアもそうで、ポップ&カラフルな青春ドラマに仕上げてはいるが、ヒロインのケナ&ジキを取り巻く環境が恐ろしい。同性愛者だからと暴力を振るわれたり、暴言を吐かれたり。さらには宗教の力で“まとも”になると信じる人々の無理解、というか無知!? 普通に恋したはずが、実は命がけという不条理に憤った。ケニアでは通常上映ができなかったらしく、LGBTQへの根深い偏見が取り除かれる日はまだまだ遠そう。

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