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第80回アカデミー賞特集
第80回アカデミー賞特集
第80回アカデミー賞特集 第80回アカデミー賞特集第80回アカデミー賞のノミネートが1月22日(現地時間)にロサンゼルスで発表され、コーエン兄弟の監督作『ノーカントリー』とポール・トーマス・アンダーソン監督の『ゼア・ウィルビー・ブラッド』が最多の8部門にノミネートされました。そのほか、3度目の主演男優賞ノミネートとなるジョニー・デップや、主演と助演の両方にノミネートされたケイト・ブランシェットらが名を連ねています。運命の発表は2月24日(現地時間)。主要6部門のノミネート作品と人物をまとめてみました。(ノミネートの全リストはこちら→第80回アカデミー賞特集
第80回アカデミー賞特集
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つぐない

つぐない
作品情報公式サイト
監督:ジョー・ライト
キャスト:
キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シーアシャ・ローナン
注目ポイント:
監督デビュー作『プライドと偏見』でキーラ・ナイトレイに初のアカデミー賞ノミネートをもたらすなど世界的な注目を浴びた俊英ジョー・ライトがベストセラー「贖罪」を完全映画化。妹のウソで、愛する人との別れを余議なくされたヒロインの運命は……。完ぺきなキャスティングとロケで小説の世界を見事に具現化。『タイタニック』のごとく語り継がれるであろう悲恋の名作が誕生した。前哨戦のゴールデン・グローブ賞作品賞(ドラマ部門)を受賞し、一歩リード。
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JUNO/ジュノ
ジュノ
(C) 2007 Twentieth Century Fox
作品情報公式サイト
監督:ジェイソン・ライトマン
キャスト:
エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー
注目ポイント:
製作費約1千万ドル、脚本家は新人など一見不利な条件ながら、堂々の4部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞)にノミネートされた。実話を基に、16歳の少女ジュノが妊娠をし里親を探すといった世相を反映させた青春コメディー。登場人物の心情を豊かに表現し、エッジの効いた言葉使い、鋭い人間観察眼、ブラックユーモアにあふれ、幅広い層から指示された。アメリカの興行収入も5作品中で一番の実績が受賞に結びつくか。対抗馬としては大穴だ。
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フィクサー
フィクサー
(C) 2007 Clayton Productions, LLC
作品情報公式サイト
監督:トニー・ギルロイ
キャスト:
ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン
注目ポイント:
ボーン・アイデンティティー』の脚本家で知られるトニー・ギルロイが監督業に進出。脚本にほれ込んだジョージ・クルーニーやアンソニー・ミンゲラ、シドニー・ポラックら大物監督たちが後押しすべく結集。3千億円の訴訟をめぐる、巨大企業と巨大法律事務所を舞台にした犯罪サスペンス。フィクサーとはもみ消し屋のことで、アメリカ法律界では隠語で使われる。架空の物語をリアリズムに徹して描き、高い評価を得ている。
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Winner
ノーカントリー
ノーカントリー
(C) 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.
作品情報公式サイト
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
キャスト:
トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン
注目ポイント:
『ファーゴ』などオリジナリティーあふれる作品で世界中にコアなファンを持つコーエン兄弟が、初の原作モノに挑む。原作の持ち味である暴力性を前面に押し出し、緊迫感ある演出で圧倒する。すでに全米監督協会賞、SAG賞を獲得しており、同賞でも最多8部門にノミネート。麻薬絡みの大金を偶然に発見したベトナム帰還兵の男が経験する逃亡劇の末路は……。不条理に直面する人間を描く秀作はアカデミー受けがいいだけに大本命か。
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
(C) 2007 by PARAMOUNT VANTAGE, a Division of PARAMOUNT PICTURES and MIRAMAX FILM CORP. All Rights Reserved.
作品情報公式サイト
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
キャスト:
ダニエル・デイ=ルイス、ポール・ダノ、ケヴィン・J・オコナー
注目ポイント:
アプトン・シンクレアの原作を『ブギーナイツ』『マグノリア』のポール・トーマス・アンダーソン監督が映画化し、亡き師匠のロバート・アルトマンにささげた本作。アルトマンも愛弟子の受賞を応援しているに違いない。20世紀初頭の開拓時代を舞台に、鉱山労働者の男が、石油採掘で得る富と名声を手したことからたどる欲まみれの栄光と没落の半生を描く。本年度アカデミー賞でも最多8部門でノミネートされている。
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ジョージ・クルーニー 『フィクサー』
ジョージ・クルーニー 1961年、アメリカ・ケンタッキー出身。テレビドラマ「ER 緊急救命室」でブレイク。『オー・ブラザー!』『オーシャンズ』シリーズで確固たる地位を築く。2002年に映画監督デビュー。2005年、2作目『グッドナイト&グッドラック』でアカデミー賞2部門ノミネート。同年『シリアナ』で助演男優賞を受賞。本作では法律事務所に勤務し、秘密裏に問題を解消する“もみ消し屋”を堅実に演じた。
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Winner
ダニエル・デイ=ルイス 『ゼア・ウィルビー・ブラッド』
ダニエル・デイ=ルイス 1957年、イギリス・ロンドン出身。祖父の勧めでオールド・ヴィク演劇学校に学び、1971年に映画デビュー。初主演作『マイ・ビューティフル・ランドレット』でニューヨーク映画評論家賞、1989年『マイ・レフトフット』でアカデミー賞主演男優賞を受賞。4度目のノミネートとなる本作では、人間嫌いの山師石油採掘者ダニエル・プレインビューを演じ、欲望まみれとなるさまを熱演しゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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ジョニー・デップ 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
ジョニー・デップ 1963年、アメリカ・ケンタッキー出身。ニコラス・ケイジの勧めで俳優業へ。作家性の強い作品に好んで出演するカメレオン俳優。『シザーハンズ』で広く知られ、1997年『ブレイブ』で監督デビュー。当たり役は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの海賊ジャック・スパロウ。本作では妻子を奪われ復讐(ふくしゅう)心に取り付かれた理髪師を怪演。映画では初となる歌声を披露しゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)を受賞。
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トミー・リー・ジョーンズ 『告発のとき』
トミー・リー・ジョーンズ 1946年、アメリカ・テキサス出身。ハーバード大学出身のインテリ俳優として知られ、ブロードウェイの舞台を経験後、1970年『ある愛の詩』で映画界に。1991年『JFK』でアカデミー賞初ノミネート、1993年『逃亡者』アカデミー賞助演男優賞を受賞。2005年『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』で長編映画監督デビュー。本作では無許可で軍を脱走した息子の潔白を信じて、消息を追う威厳ある父親像をリアルに演じた。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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ヴィゴ・モーテンセン 『イースタン・プロミス(原題)』
ヴィゴ・モーテンセン 1958年、アメリカ・ニューヨーク出身。高校時代から演技に目覚め、舞台を経験し1985年『刑事ジョン・ブック/目撃者』で映画デビュー。ファンタジー超大作の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で演じた勇者アラゴルン役で大ブレイク。本作では『ヒストリー・オブ・バイオレンス』に続いて同監督作へ。全身タトゥー姿でロシアン・マフィアを演じ、サウナでの全裸バトルシーンにも挑んだ。
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ケイト・ブランシェット 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
ケイト・ブランシェット 1969年、オーストラリア・メルボルン出身。舞台やテレビドラマで活躍したのち、1997年に本格的な映画デビュー。ほんの10年間で、名実共にトップ女優へと上り詰めた。本作の前編『エリザベス』でアカデミー賞に初ノミネートされ、『アビエイター』で助演女優賞を受賞。再びエリザベス女王を貫録たっぷりに演じ、ついに4度目のノミネート。しかも、助演女優賞とのダブルノミネートで、アカデミー史上初の快挙もありえる!?
第80回アカデミー賞特集 (C) 2007 Universal Studios. All Rights Reserved.
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ジュリー・クリスティ 『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』
ケイト・ブランシェット 1941年、インド出身。1960年代から活躍する大女優。1966年、『ダーリング』でアカデミー賞主演女優賞を受賞。往年のファンには『ドクトル・ジバゴ』や『ギャンブラー』、最近でも『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のマダム・ロスメルタ役でもおなじみだ。女優のサラ・ポーリーが監督した本作で、アルツハイマーの老女という難役を見事に演じ、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(ドラマ部門)を受賞した。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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Winner
マリオン・コティヤール 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
マリオン・コティヤール 1975年、フランス・パリ出身。『TAXi』シリーズに出演したあと、『ロング・エンゲージメント』『ビッグ・フィッシュ』などの良作への出演が続くも、女優としての運命を決定づけたのは本作で演じたシャンソン歌手のエディット・ピアフ役だろう。フランス語映画というハンディーがありながら、前哨戦のゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)を制した勢いで受賞なるか期待がかかる。
第80回アカデミー賞特集 (C) 2007 LEGENDE-TF1 INTERNATIONAL-TF1 FILMS PRODUCTION OKKO PRODUCTION s.r.o.- SONGBIRD PICTURES LIMITED
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ローラ・リニー 『ザ・サヴェッジズ(原題)』
ローラ・リニー 1964年、アメリカ・ニューヨーク出身。ニューヨークやモスクワで演技を学び、舞台ではシアター・アワードを受賞。1992年に映画デビューしてからは、『ラブ・アクチュアリー』『愛についてのキンゼイ・レポート』などで多彩な魅力と確かな演技力を発揮している。フィリップ・シーモア・ホフマンと兄妹を演じた本作では、3度目のアカデミー賞ノミネート。老いた父を看病する娘を好演している。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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エレン・ペイジ 『JUNO/ジュノ』
エレン・ペイジ 1987年、カナダ出身。アカデミー賞の3日前に21歳の誕生日を迎える、ハリウッド注目株の若手演技派女優。2004年カナダのテレビドラマ「Re:Genesis リ・ジェネシス」や、出会い系サイトで知り合った年上男性を監禁する少女を演じた『ハード キャンディ』で頭角を表したエレン。『JUNO/ジュノ』では予想外の妊娠に直面する現代的な女子高生を演じ、賞レースのダークホースに浮上した。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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ケイシー・アフレック 『ジェシー・ジェームズの暗殺』
ケイシー・アフレック 1975年、アメリカ・マサチューセッツ州出身。兄は、俳優のベン・アフレック。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や、『チェイシング・エイミー』などで兄と共演。2001年に『オーシャンズ11』で演じた変わり者のマロイ兄弟の兄役で注目を浴びる。今回ブラッド・ピットと『ジェシー・ジェームズの暗殺』に出演。ブラピ演じるジェシー・ジェームズを暗殺する、憶病者の手下ロバート・フォードを好演している。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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Winner
ハビエル・バルデム『ノーカントリー』
ハビエル・バルデム 1969年、スペイン・カナリア諸島出身。6歳のころから子役として、芸能活動を始める。1992年に公開された『ハモン・ハモン』では、ブレイク前のペネロペ・クルスと熱いラブシーンを演じて話題を呼んだ。作家レイナルド・アレナスの生涯を演じた『夜になるまえに』では、スペイン人で初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。『ノーカントリー』では、個性的な容ぼうで、無慈悲な殺人鬼を演じ、数々の賞に輝いている。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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フィリップ・シーモア・ホフマン 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
フィリップ・シーモア・ホフマン 1967年、アメリカ・ニューヨーク出身。高校時代から演劇に目覚め、舞台を中心に活動を続ける。1997年、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ブギーナイツ』で、主人公に恋心を寄せる変質的なゲイの男を演じて注目を浴びる。2005年には、『カポーティ』で、作家カポーティを演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞。『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』では、CIAの変わり者のエージェントを怪演し、2度目のオスカーを狙う!
第80回アカデミー賞特集 (C) 2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
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トム・ウィルキンソン 『フィクサー』
トム・ウィルキンソン 1948年、イギリス・リーズ出身。1970年代から、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどで舞台を中心に活躍。1990年の『背徳の仮面』で、映画デビューした。2001年に公開された『イン・ザ・ベッドルーム』では、1人息子を突然亡くした父親を好演し、同年のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。精神を病んだ法律事務所の有能な弁護士を演じた本作では、ティルダ・スウィントンとともにノミネートされている。
第80回アカデミー賞特集 (C) Pascal Le Segretain / Getty Images
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ハル・ホルブルック 『イントゥ・ザ・ワイルド(原題)』
ハル・ホルブルック 1925年、アメリカ・オハイオ州出身。185センチの長身を生かし、1950年代から、映画、テレビでさまざまな役柄を演じてきた。1973年に公開された『ダーティハリー2』では、ハリーの上司、ブリッグス警部補役で強い印象を残す。4年ぶりの映画出演となった『イントゥ・ザ・ワイルド(原題)』で、哀愁ただよう老人を演じた。ホルブルックは、82歳にして初のアカデミー賞ノミネートとなる。
第80回アカデミー賞特集 (C) Steve Granitz / wireimage.com
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ケイト・ブランシェット 『アイム・ノット・ゼア』
ケイト・ブランシェット 1969年、オーストラリア・メルボルン出身。今年は、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』の主演女優賞と、2部門でのダブルノミネート。オーストラリア国立演劇学院を卒業後、舞台を中心に活躍し、女優として高い評価を集めたケイトは、2004年に『アビエイター』のキャサリン・へプバーン役で、アカデミー賞助演女優賞を受賞。今年、『アイム・ノット・ゼア』では、声音、姿勢、歩き方のすべてを作り込み、ボブ・ディランをパーフェクトに演じている。
第80回アカデミー賞特集 (C) 2007 VIP Medienfonds 4 GmbH & Co.KG / All photos - Jonathan Wenk
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ルビー・ディー 『アメリカン・ギャングスター』
ルビー・ディー 1924年、アメリカ・オハイオ州出身。10代のころからショービジネスの世界に身を置き、テレビドラマや映画に数多く出演。1989年に公開されたスパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライト・シング』で、窓辺から人々を観察している街の母マザー・シスター役を好演し、注目を得る。『アメリカン・ギャングスター』では、デンゼル・ワシントン演じるマフィアのボスの老いた母親を、人間味たっぷりに演じている。
第80回アカデミー賞特集 (C) Brad Barket / Getty Images
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シアーシャ・ローナン 『つぐない』
シアーシャ・ローナン 1994年、アメリカ・ニューヨーク州出身。父は、俳優のポール・ローナンで、幼いころから、映画の現場になじみながら育った。彼女が3歳のとき、父のポールは『デビル』に出演しており、セットではブラッド・ピットが遊び相手になったこともあった。『つぐない』で本格的に映画デビューした彼女は、1つのウソで、姉とその恋人の運命を破滅に導く妹を演じ、弱冠13歳でのノミネートとなった。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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エイミー・ライアン 『ゴン・ベイビー・ゴン(原題)』
エイミー・ライアン アメリカ・ニューヨーク州出身。ニューヨークの芸術専門高校で演技を学んだのち、1993年ブロードウェイデビュー。多くの舞台で経験を積み、2000年には「ワーニャ叔父さん」、2005年には「欲望という名の列車」で、トニー賞にノミネートされる。ベン・アフレックが初めてメガホンを取った『ゴーン・ベイビー・ゴーン(原題)』で、行方不明になった8歳の少女の母親を迫真の演技で熱演し、多くの賞を受賞している。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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ティルダ・スウィントンWinner 『フィクサー』
ティルダ・スウィントン 1960年、イギリス・ロンドン出身。イギリスの鬼才デレク・ジャーマン監督のミューズとして、1986年の『カラヴァッジオ』以来、8作品に出演。ハリウッドに進出後は、『コンスタンティン』の大天使、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』の魔女役などで鮮烈な印象を残した。『フィクサー』では、主演のジョージ・クルーニー相手に堂々たる演技を見せつけ、トム・ウィルキンソンとともにノミネートされた。
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ジュリアン・シュナーベル 『潜水服は蝶の夢を見る』
ジュリアン・シュナーベル 1951年、アメリカ・ニューヨーク出身。1980年代の美術界における新表現主義の中心的存在で、過去に日本の美術館で展覧会が開催されている。1996年、ニューヨークのアートシーンを知るシュナーベル監督は、画家バスキアを描いた『バスキア』で映画界に進出。続く『夜になるまえに』でも、非凡な才能を発揮した。本作ではカンヌ国際映画祭、ゴールデン・グローブ賞などで、すでに監督賞を受賞している。
第80回アカデミー賞特集 (C) Kevin Mazur / wireimage.com
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ジェイソン・ライトマン 『JUNO/ジュノ』
ジェイソン・ライトマン 1977年、カナダ出身。父親は『ゴーストバスターズ』監督のアイヴァン・ライトマン。10代のころから短編映画で才能を発揮し、2006年に『サンキュー・スモーキング』で長編監督デビュー。女子高生の妊娠を描いた長編2作目の本作が、批評家から賞賛を浴びアカデミー賞に初ノミネート。一昨年の『リトル・ミス・サンシャイン』のような、小さな盛り上がりを見せている。
第80回アカデミー賞特集 (C) Frazer Harrison / Getty Images
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トニー・ギルロイ 『フィクサー』
トニー・ギルロイ アメリカ・マンハッタン出身。1992年公開作『冬の恋人たち』で脚本家としてデビュー。1995年のミステリー『黙秘』で才能を認められたギルロイは脚本家としてのキャリアを重ね、2002年『ボーン・アイデンティティー』でその地位を不動のものとした。2007年、ついに本作で監督としてデビュー。もみ消し専門の弁護士を演じたジョージ・クルーニーとともに、アカデミー賞にノミネートされた。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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ジョエル・コーエン、イーサン・コーエンWinner 『ノーカントリー』
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン ジョエルは1954年、イーサンは1957年、共にアメリカ・ミネソタ州出身。兄のジョエルが監督脚本、弟のイーサンも共同脚本で参加した、1984年の『ブラッド・シンプル』がサンダンス映画祭でグランプリを獲得。アカデミー賞脚本賞の『ファーゴ』など、いまや賞レースの常連に。麻薬絡みの殺人を描く本作も、全米監督組合賞など多数受賞。アカデミー賞の監督賞を受賞すれば、独立系フィルムの雄から巨匠と呼ばれる日も近い。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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ポール・トーマス・アンダーソン 『ゼア・ウィルビー・ブラッド』
ポール・トーマス・アンダーソン 1970年、アメリカ・カリフォルニア州出身。テレビ映画の現場を経験したのち、短編『シガレッツ&コーヒー(原題)』で注目を集める。1996年長編デビューを飾ると、翌年『ブギーナイツ』がアカデミー賞脚本賞にノミネート。続く『マグノリア』でも実力を示し、ハリウッドで最も才能ある若手監督に。石油で成り上がる冷酷非道な男を描いた本作が、すでに賞レースを席巻していることからもアカデミー賞監督賞を一歩リード。
第80回アカデミー賞特集 (C) A. M. P. A. S.
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第80回アカデミー賞特集 主演男優賞 主演女優賞 助演男優賞助演女優賞 監督賞 オスカーの行方を大予想! ノミネーション会場に潜入 アカデミー賞速報
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  2. 2008年
  3. 2月
  4. 8日
  5. 主要6部門ノミネートから注目作・人物を一挙紹介!