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ルーカスフィルム公認アーティスト TSUNEO SANDA氏独占インタビュー(1/2)

三田
(C) sandaworld.com

 ルーカスフィルム公認アーティストとして知られるTSUNEO SANDA氏は、海外を中心に活躍しているため、海外のスター・ウォーズファンの間では有名だが、日本ではその作品や人柄についてはあまり知られていない。SANDA氏自らが、ルーカスフィルム公認アーティストになったいきさつや、作品へのこだわり、ジョージ・ルーカスとの出会いについて語った。

『スター・ウォーズ』公認アーティストになるきっかけ

三田
ルーカスフィルム公認アーティスト TSUNEO SANDA氏 - (C) sandaworld.com

Q:絵を描き始めたきっかけを教えてください。

元々広告のイラストレーションを描く仕事をしていました。ただ、クライアントの意向に合わせる必要があるので、自分の思い通りの絵を描けなかったんです。思い通りの作品を描くためには、自分がディレクターになる必要があり、そのためにデザインのイロハをすべて独学で勉強しました。ですがその時はまだ、今のように『スター・ウォーズ』関連の仕事ができるかということはゼロでした。もちろん、海外で活躍するという気もなく、あくまで日本の仕事をしていました。

Q:海外で活躍されることになったきっかけは?

三田
これがすべての始まりとなったオムニマガジンの表紙! - (C) sandaworld.com

たまたま、日本の国際SFイラストコンテストに応募したところ、賞をいただくことができたんです。その作品がグラフィック社から出版されているイラストトゥデイという本に掲載され、それを見たニューヨークのオムニマガジンから私の作品を使いたいと問い合わせがあったんです。

Q:そこから海外での作品作りが始まったのですね。

私の作品を受け入れてくれたのが、たまたまアメリカだったんです。自分が絵を描ける場を求めて、ニューヨークに行きました。オムニマガジン社の編集者とアートディレクターにお会いして、もっと描かせてほしいので時間をくださいとお願いしたんです。それからは、日常の広告の仕事を夜中の1時2時までこなし、その後に自分のオリジナル作品作りを進めて、1年間で10点ほど作って持っていきました。

ルーカスフィルムとの出会い

Q:ルーカスフィルムへはどうやってつながっていったんですか?

三田
最初の作品はキャラクターではなく、ファルコンが主役だった。 - (C) sandaworld.com

オムニマガジン社のアートディレクターからのアドバイスが、アメリカで仕事をするには代理人が必要ということで、代理人を紹介していただきました。その彼が、「スター・トレック」の仕事が取れると言ってきたのがきっかけです。テレビシリーズから「スター・トレック/ネクスト・ジェネレーション」までかかわっていました。ポスターや雑誌のカバーなどを描いていました。その後に、代理人が「『スター・ウォーズ』シリーズはどうだ?」と話を持ち掛けてきました。

三田
ルーカスフィルムの意向が反映されている作品。 - (C) sandaworld.com

Q:それはいつ頃のことですか?

今から20年ほど前なので、『スター・ウォーズ』新3部作が始まる前の、冬の時代と呼ばれていたときです。ファンは燃えていましたが、映画は止まっていた時期ですね。ファルコンの絵が最初に描いた作品です。その後に、サンタクロースのヨーダやスター・ウォーズ20周年記念のポスターを描きました。ルーカスフィルムから「こういったテーマで」と依頼されて、年間4作品ほど制作していました。

Q:自由に描けるようになったきっかけは?

もっと描きたいという思いがあったので、ルーカスフィルムに25周年アニバーサリー用のラフスケッチを送ったんです。そしたら、そのアイデアで描いてくれと言われました。人物を一堂に集めて描くという手法は、絵画としてはよく使われますが、『スター・ウォーズ』としては初めてのスタイルだったので、非常に気に入っていただけました。エピソード4、5、6とエピソード1までのキャラクターが勢ぞろいしている作品です。

三田
こんな作品、見たことない! - (C) sandaworld.com

生ルーカスとの対面!

Q:ルーカスフィルムに行かれたことはあるのでしょうか?

エピソード2が公開された後くらいに行きました。当時担当してくれたのは、キャスリーン・スカロンさんでした。スカイウォーカーランチで昼食をしているときに、彼女が突然、「ルーカスが時間取れるから会いに行きましょう」と言ってくれたんです!

Q:ルーカスさんはどんな方でしたか?

まさかお会いできるとは考えもしなかったので、お会いしたときはドキドキでした。とても優しそうで穏やかな方でした。直接。ルーカスさんから私の作品をコレクションしているという言葉をいただけたのが感動でした。

Q:SANDAさんの作品が飾られているということですか?

三田
ジョージ・ルーカスも描かれています。 - (C) sandaworld.com

サンフランシスコのプレデシオにあるルーカスフィルムのVIPルームに私の作品が飾ってあります。その部屋にはアルフォンス・ミュシャやノーマン・ロックウェルなどの名だたるアーティストの有名な原画があり、『スター・ウォーズ』の作品は私のものだけが飾られていました。それは光栄なことで、感動しました。セレブレーションIIIの時に描いた作品で、エピソード3が完成した後のお祝いの意味を込めて描いたものです。

Q:その後、ルーカスフィルムとの仕事はやりやすくなりましたか?

キャスリーンさんから作品を描いたら直接送ってきてと依頼が来ました。やはり、ルーカスフィルムへ直接行ってコミュニケーションを取ったのが良かったんだと思います。スタッフとも仲良くなって、ルーカスフィルムと直で仕事ができるようになりましたから。それ以降は、屏風絵など実験的な作品をどんどん提供していって、彼らも気に入ってくれました。ラフなどを送ったりせず、描き上げたらそのデータを送って「どう?」「OK! 原画買おう!」という流れです。ルーカスフィルムから作品に関する指示は全くありませんでした。

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