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映画ポスターの巨匠ドリュー・ストルーザンさん死去 『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』などデザイン

ドリューさんが手がけた『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』ポスタービジュアル
ドリューさんが手がけた『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』ポスタービジュアル - Lucasfilm Ltd. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなど多くの映画ポスターをデザインした巨匠ドリュー・ストルーザンさんが、現地時間13日に亡くなった。78歳だった。ドリューさんの公式Instagramで発表された。

【画像】芸術的…ドリューさん『スター・ウォーズ』ポスター(EP1~EP6)

 ドリューさんは数年前にアルツハイマー病と診断され、第一線から退き、闘病生活を送っていた。妻のディランさんは今年3月、自身のFacebookでドリューさんの健康状態が悪化していることを報告しており「もう絵を描くこともサインをすることもできません。彼はいま、静かな引退生活を満喫しているのではなく、命を懸けて戦っています」とつづっていた。

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 20世紀を代表する映画のポスタービジュアルを数多くデザインしたドリューさん。手がけた作品は『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』『ハリー・ポッター』『E.T.』『ブレードランナー』『遊星からの物体X』『ランボー』『グーニーズ』と枚挙にいとまがない。

 『E.T.』などでタッグを組んだスティーヴン・スピルバーグ監督は「ドリューはイベント・アートを作り上げた。彼のポスターは、私たちの映画に特別な目的地を与えた。その映画を観た時の記憶や年齢が、彼の写実的で象徴的なイメージを目にする度によみがえる。彼独自のスタイルで、ドリューのように描ける人は誰もいない」と声明を発表した。

 また、『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカス監督は「ドリューは最高のアーティストの一人だった。彼のイラストは、私の映画の興奮、トーン、そして精神を完全に捉えていた。彼の創造力は、たった一枚のイラストで色鮮やかに生命に満ちた世界を広げてみせた。何度も彼と仕事ができたことを幸運に思う」とStarWars.comに追悼コメントを掲載している。(編集部・倉本拓弥)

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