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日活ロマンポルノ、日活創立100周年記念で全国順次上映が決定!世界的評価を得て日本凱旋作品も

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「生きつづけるロマンポルノ 日活創立100周年記念 特別企画 蓮實重彦 山田宏一 山根貞男が選ぶ愛の革命」ポスター
「生きつづけるロマンポルノ 日活創立100周年記念 特別企画 蓮實重彦 山田宏一 山根貞男が選ぶ愛の革命」ポスター - (C) 日活

 1971年から1988年にかけて日活で制作され、「日活ロマンポルノ」と呼ばれた作品郡が、2012年初夏、ユーロスペースほかにて、全国順次公開されることが発表された。10月1より開催されたニューヨーク映画祭で、「Velvet Bullets and Steel Kisses: Celebrating the Nikkatsu Centennia」(日本語訳は「ベルベットの銃弾、鋼のキス:日活100周年を祝して」)と題した日活特集上映の中で、相米慎二監督の『ラブホテル』が上映された「日活ロマンポルノ」。その後『ラブホテル』は、フランスで開催されるナント三大陸映画祭、シネマテーク・フランセーズでも上映された。

 今回、日本で開催されることが決定した「日活ロマンポルノ」の特集上映では、元東京大学総長でフランス文学者、映画評論家、文芸評論家などとして活躍する蓮實重彦氏、映画評論家で翻訳家の山田宏一氏、同じく映画評論家で翻訳家、漫画評論家としても活躍する山根貞男氏が作品を選定。「生きつづけるロマンポルノ 日活創立100周年記念 特別企画 蓮實重彦 山田宏一 山根貞男が選ぶ愛の革命」と題して選定された30本ほどの作品が上映される予定だ。

 日活では、23日より100周年を記念して、デジタル修復を施したフランキー堺南田洋子石原裕次郎小林旭らが出演した川島雄三監督の代表作『幕末太陽傳』の公開も始めている。神代辰巳田中登小沼勝曾根中生根岸吉太郎、相米慎二、金子修介など、名監督を生み出してきた「日活ロマンポルノ」は、“今”の人々にどう届くのか、注目したい。(編集部・島村幸恵)

「生きつづけるロマンポルノ 日活創立100周年記念 特別企画 蓮實重彦 山田宏一 山根貞男が選ぶ愛の革命」は2012年初夏、ユーロスペースほかにて全国順次公開

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