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妻夫木聡、〇〇俳優からの脱却「ようやく本当の第一歩」(1/2)

妻夫木聡、〇〇俳優からの脱却「ようやく本当の第一歩」
プライベートの変化で新たな課題も - 写真:高野広美

 18日に公開される映画『愚行録』で一家惨殺事件を追う週刊誌記者をストイックに演じた妻夫木聡。「役によって顔の印象が変わる」と共演者の満島ひかりが言うように、『怒り』『家族はつらいよ』『殿、利息でござる!』『ミュージアム』など、昨年出演した作品だけでも、そのカメレオンぶりには目を見張るものがある。現在36歳、輝かしいキャリアを積み重ねながら、「ようやく俳優としての一歩を踏み出せた」と語る妻夫木が、これまで歩んできた道のりを振り返った。

 夢に向かってがむしゃらに駆け抜けた10代。大人になろうと背伸びしていた20代。そして周囲を見る余裕が生まれた36歳の妻夫木は、現在の心境をこう語る。「言葉遊びじゃないですが、新人俳優とか、若手俳優とか、ずっと“〇〇俳優”というものが付いてきた。それが30代になり、ようやくただの“俳優”になって、本当の意味で第一歩を踏み出せた感じはありますね」。

 いつの間にか、業界の中でいろいろな知恵を植え付けられ、「こうやれば、自分はこう映るんじゃないかとか、ここらで差し入れでもしておこうかとか、だんだん無駄なことを考え始めた」と苦笑いする妻夫木。だが、30歳を超えたあたりで、「芝居をやる上で一番大切なことは何だ?」と自問自答したときに、「そうだ、芝居だ!」という極めて当然の答えに改めて気付いたという。「僕ら俳優は、芝居のことだけ考えていればいい。この作品を良くするために、なんてことも、監督が知恵を絞ればいいこと。とにかく芝居に集中する、そう考えるようになったら、また自由になれた」と述懐する。

 もちろん『ジョゼと虎と魚たち』(2003)のころのように、若さゆえの自然な演技はもうできない。芝居を楽しむといっても10代、20代にはない新たな苦しみも生まれる。「当時と同じようなことをやっても『ああ、リアリティーのある芝居をしたんですね』と言われるわけで、そこが違うんですよね。若いときは自然にやれていたことが、今は芝居としてきちんと取り組まないと表現できない。当然、役への入り方、捉え方、取り組み方が変わってくる」と語気を強める。

 さらに、プライベートでの変化も、仕事に対する姿勢に少なからず影響を与えていると妻夫木はいう。「僕は役に入り込んでしまうと、まったく周りと連絡を取らなくなっちゃうんです。でも結婚したら、それは有り得ないこと。将来、子供ができたらなおさらですよね。そういった意味でも、役への入り込み方をどうするかが今後の課題かな」と表情を引き締めた。


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