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プッチーニに挑む 岡村喬生のオペラ人生 (2012)

1960年代のヨーロッパでオペラ歌手としての活動をはじめ、輝かしい経歴を残してきた岡村喬生。そんな彼が日本人として痛恨の思いを抱いているのが、プッチーニの「蝶々夫人」出演の際に、南無妙法蓮華経と書かれた鳥居を掲げたチョンマゲ頭の僧侶を演じさせられたこと。帰国後、そうした日本にまつわる誤描写の数々を訂正した「蝶々夫人」を完成させ、上演してきた岡村は、イタリアでの公演を実現させたいと考える。交渉の末に本家イタリアのプッチーニ財団と公演契約を結んでイタリアへと向かうが、台本の改正は許されないとの通知が届く。


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