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おばあちゃんが伝えたかったこと カンボジア・トゥノル・ロ村の物語 (2011)

フィールドワークを通じて、難民キャンプやロマなどの流浪民の実態を研究している映像作家エラ・プリーセ。彼は1975年から1979年のカンボジア、ポル・ポト政権下で行われた膨大な数の人間が犠牲となった虐殺の実態を調べようとする。キリング・フィールドという異名を持っていた刑場でもあったトゥノル・ロ村へと赴いたエラ・プリーセは、幼い子どもをインタビュアーにしてポル・ポト政権下を生き抜いた祖母の体験を聞くといったユニークな手法を取る。やがて、虐殺をめぐる凄惨(せいさん)な証言が集められていく。


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