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『あずみ2』小栗旬 独占インタビュー

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『あずみ2』小栗旬 独占インタビュー

取材・文・写真:FLiXムービーサイト

2003年に大ヒットした上戸彩主演の『あずみ』の続編、『あずみ2』。前作であずみの初恋の人・なちを演じたのは小栗旬。しかしなちは避けがたい運命からあずみと刃を交え、命を落としてしまうのだが今回の第2弾では、なちの面影を持つ銀角役で再びスクリーンに登場。あずみの心を乱す銀角を演じた小栗旬に映画にまつわるさまざまな話を聞いた。

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■強み持っている女性に惹かれます

Q:前作以上に出演が増え、アクションシーンもたくさんありましたね。

そうですね。本当に殺陣(たて)はそう簡単にできるものではないと実感しましたね。周りの人がとても上手なので、それに必死についていく感じでした。もっともっと練習をして、刀を使ったアクションにこれからも挑戦したいですね。

Q:あずみが銀角をせつなそうに見つめる出会いのシーンがありますが、彩さんの表情がとてもリアルでした。

あずみがそうやって見つめたことで、銀角もひとめぼれしますからね。いきなりパッと目があっただけで、「女なんか」って言っていたくせに、「仲間にならないか」となっちゃう。すごくわかりやすい展開ですが、銀角がどれだけひとめであずみを好きになったかよくわかりますよね。演じていた上戸さんはとてもさっぱりしている女性で、今回もとても頑張っていました。

Q:あずみは使命のために戦い続けていますが、小栗さんご自身は、あずみのように何かに一生懸命の女性は好きですか?

何かひとつでも強み持っている女性には、惹かれますよね。魅力的だと思います。 自分の心に引っかかるものがある女性を好きになるので、好きなタイプというのは特にないですね。

■もっと演技の勉強をしたい

Q:撮影を通して、印象に残っているシーンはありますか?

クライマックスのながらとこずえのシーンに一番感動しましたね。あのシーンの2人の表情はすごくいいなぁって思いました。見ている僕もすごく引き込まれました。
自分の出演しているところだと、クライマックスのあずみと2人きりのシーンですかね。何度か撮り直しもしました。でもある意味、芝居って感情を思い切り出すのはそんなに難しくないと思います。怒ったり、悲しんだり、笑ったり。それで済む喜怒哀楽は芝居でも初歩の部分。

もちろんその喜怒哀楽にも表現の仕方がいっぱいあって、学ぶべきことはたくさんあります。しかし喜怒哀楽では済まない演技が一番難しいと思いますね。感情を強く出すシーンよりも、銀角が子供たちに囲まれている時の振る舞い方とか、その場所に自然になじむ芝居をできるかが、一番難しい部分だと思っています。

あずみにストレートに思いを伝えるわけでもなく、でも想っていることを伝えなければならなかった。兄の金角との関係や銀角がなぜ戦(いくさ)を嫌うとか、そういった微妙な感情のニュアンス出すことはいいチャレンジだったし、とても勉強になりました。でもまだまだ学び足りないので、もっと勉強したいですね。

■実は虫が大の苦手

Q:撮影中に忘れらない出来事はありましたか。

ありました。強烈な出来事だったので、忘れらないことがあります。クライマックスのあずみの壮絶な戦いのシーンに僕も絡むんですけど、そこで僕の右足に巨大なムカデが……! 足のまわりをぐるぐる回って絡み付いてきて、気を失いそうになりました(笑)。もう本当に虫が苦手で、虫を寄せ付けないようにしているのに! 結局、かっこわるい話ですが、上戸さんに、棒で払ってとってもらいました(笑)。

Q:ところで仕事がオフの時はどんな風に過ごしているのですか?

スポーツジムで体を鍛えていますね。映画館にもよく行きます。最近は『カンフーハッスル』を見ましたね。あそこまでやればもう文句なしという映画でしたね。

Q:それでは最後に映画の公開を心待ちにしている読者の皆さんへメッセージをお願いします。

『あずみ2』は、あずみ、銀角、ながら、こずえ、それぞれが一度立ち止まり、自分の置かれている状況を踏まえて、どうすればいいのか、どうすることが重要なのかを考える“通過点”を描いた作品です。荒削りで未完成ながらがんばって生きる僕らの姿を観ていただければと思います。よろしくお願いします。


長身で金髪、きめが整った肌はまるで陶器のようで、まさに美青年。記者の質問に対して、時に真剣に考え込み、言葉を選んで答えていた姿が印象的だった。地道に出演作を重ね、演技力をつけている彼の今後の活躍を期待したい。

『あずみ2』は全国東宝邦画系にて3月12日より公開。

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