見どころ:その時ぼくは13歳。美しい人妻マレーナに夢中だった。『ニュー・シネマ・パラダイス』のトルナトーレ監督作。イタリア映画が好んで描く、年上の女性に憧れる少年の物語。なにより主演のモニカ・ベルッチが美しい。監督のトルナトーレは原作小説を気に入って長年構想を練っていたというが、ベルッチと出会った途端に映画化を具体的に進め始めたという。彼女がエレガントなスーツを身につけて港町を優美に歩く姿は異性ならずともスクリーンに視線が釘付け。彼女に憧れる少年役のスルファーロのコミカルな表情も楽しい。だが、陽の部分ばかりではなく人間の闇の部分にまで踏み込むあたりはトルナトーレ監督の本領発揮。
あらすじ:第二次大戦が開戦した年、少年(スルファーロ)は13歳になり、美しい人妻のマレーナ(ベルッチ)に恋をした。彼女の夫は軍人で出征中だった。だが彼が戦死したとの報を受け、街中の男たちが彼女に言い寄って、少年をやきもきさせる。
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