見どころ:ニューヨークのソーホーで暮らす80歳の日系人路上アーティスト、ジミー・ミリキタニを追ったドキュメンタリー。本作の監督であるリンダ・ハッテンドーフが路上生活をしていた彼を自分のアパートに招き、ルームシェアをしながら彼のルーツを探る様子を映し出す。カリフォルニアで生まれ、広島で教育を受け、帰国したアメリカで第二次世界大戦中に日系人強制収容所に送られたために、市民権を捨てることになった男の反骨の半生が観る者の胸を打つ。
あらすじ:2001年、リンダ・ハッテンドーフはソーホーでジミー・ミリキタニから絵を買う。その後、彼の路上生活を撮影し始めるが、9.11のテロが起きる。濃い煙の中で咳(せき)をしながら絵を描き続けるミリキタニを見かねた彼女は、彼を自分のアパートに連れて行く。その日から画家と監督と彼女の飼い猫の不思議な共同生活が始まる。
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