見どころ:ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したほか、本国チェコの映画賞を総なめにした話題作。激動のチェコ20世紀現代史を背景に、給仕人として生きた主人公の数奇な運命が描かれる。監督は『スイート・スイート・ビレッジ』などで日本にも数多くのファンを持つ名匠イジー・メンツェル。『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』のユリア・イェンチも出演している。名人芸ともいうべき軽やかな語り口と、甘美な映像が見どころ。
あらすじ:1963年ごろ、共産主義体制下のプラハで出獄したヤン(イヴァン・バルネフ)。ズデーテン地方の山中に向かい、廃屋でビールのジョッキを発見した彼は、給仕人として生きた自分の人生を振り返る。かつて若いころ、田舎町のホテルのレストランでビール注ぎの見習いを始め、やがて高級娼館で務め、そしてプラハ最高の美しさを誇るホテルで給仕の修行をしたヤンだったが……。
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