ロビイストの陰謀 (2009)
見どころ
特定団体の代理として政治家や官僚と交渉し、政策、立法などを実現させるロビイストの大物が引き起こした事件を映画化。アメリカの共和党ロビイストとして活躍するも、その裏で政治家への賄賂や詐欺を重ねていたジャック・エイブラモフの悪行を描く。『アメリカン・ビューティー』などの演技派ケヴィン・スペイシーが、アメリカ政界のフィクサーと化す男を憎々しく演じて作品に抜群のリアリティーを与えている。ウォーターゲート事件と並ぶスキャンダルでありながらも、日本では大きく報道されなかった事件の全貌に戦慄(せんりつ)する。
あらすじ
ブッシュ大統領が率いる共和党政権で活躍する、ロビイストのジャック・エイブラモフ(ケヴィン・スペイシー)。ビジネスパートナーのマイケル・スキャンロン(バリー・ペッパー)と手を組み、投資で財産を増やしていた。しかし、先住民族が運営するカジノをだまし取ったり、敵対する二つの勢力から巧みに金を引き出しては政治家への賄賂に流用したりと、倫理や法律を無視した手段で急速に富と力をつかむ。さらに欲に目がくらんだ彼は、マフィアと関わりのあるアダム・キダン(ジョン・ロヴィッツ)と共にさらなる金もうけをたくらみ……。
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キャスト
スタッフ
- 監督
- 脚本
映画詳細データ
- 英題
- CASINO JACK
- 製作国
- アメリカ
- 配給
-
- コムストック・グループ
- 技術
- カラー
- (シネマート六本木 ほか)