見どころ:『アイス・エイジ』、『ロボッツ』のクリス・ウェッジが監督を務め、神秘の森を舞台に平凡な少女と小さな人たちが繰り広げる冒険を鮮やかな映像で描くアニメ。少女が森の王国に住む女王と出会ったことから、自然あふれる森を守るべく仲間と共に戦う姿を活写する。日本語吹き替え版のヒロインの声を高垣彩陽が担当するほか、小野大輔、小山力也などの人気声優たちが集結。最新のCG技術を駆使して描かれる美しい自然の描写に息をのむとともに、友情や父娘の絆を描くストーリーが胸に迫る。
あらすじ:森の奥にある父親の家にやって来たメアリーは、偶然森の王国に住む小さな女王に出会い、自分までもが小さくなってしまう。自然豊かな王国を守るには、王位継承の日にある花のつぼみを開花させなければならない。ところが、森を滅ぼそうとする悪の勢力がそれを阻止しようとしていた。メアリーはひょんなことから森の運命を託される。
世界中に偏在する"植物の葉影には小さな人々が暮らしている"という伝統的イメージが、現代を舞台に甦る。現代の子供たちにもリアルに感じさせるため、小さな人々が人間の目に見えないのは彼らの運動速度が速いから、という設定に。監視カメラに録画された森を速度を落として再生すると、彼らに出会うことが出来る。
しかし主人公は森。温帯のどこにでもある普通の森に群生する植物たちの、それぞれの緑のバリエーションがハーモニーを奏でる。小さな人々の女王が、白い花弁のロングドレスを纏って池の水面を歩こうとすると、睡蓮の葉が次々に彼女の足元に身を差し出す。そんな静かで繊細な森の美しさが堪能できる。
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