見どころ:第1次世界大戦の敗戦後、ナチスが台頭した1920年代末の不穏なドイツ・ベルリンを描いた全14話のテレビドラマ。パルムドールにノミネートされたこともあるライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督が、失業者や犯罪が増え、不安定な様相を呈するベルリンを舞台に、どこにでもいる普通の男に降り掛かる受難の日々を描き切る。ファスビンダー監督作品に何度も名を連ねてきたハンナ・シグラらが出演。酒に溺れ、破滅への道をたどる主人公から目が離せなくなる。
あらすじ:1920年代末期のドイツ・ベルリン。第1次世界大戦に敗れたことで社会は不安定になり、失業者や犯罪が増え続け、ナチスと共産主義者の対立も深まっていた。恋人を殺した罪で服役していたフランツ・ビーバーコップ(ギュンター・ランプレヒト)は出所し、真面目に生きていこうと誓う。しかし、考えもなしにナチスの党新聞販売を始め……。