見どころ:『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』『闇の帝王DON ~ベルリン強奪作戦~』などのインド映画界のスター、シャー・ルク・カーンが製作を手掛けた青春作。名門校に通う2人の男子が、学園で一番の生徒になろうと火花を散らす姿を、ある美少女との恋を交えて活写する。メガホンを取るのは、『マイネーム・イズ・ハーン』などのカラン・ジョーハル。シド・マルホトラやヴァルン・ダワンらの好演に加えて、ボリウッド映画ならではの歌と踊りにも目が奪われる。
あらすじ:全ての生徒からナンバーワンを決定するコンテストが行われる聖テレーザ学園。生徒たちがナンバーワンになろうとスポーツや勉強に励む中、優勝を有力視されているのが、ロックスター志望のロハン(ヴァルン・ダワン)。だが、頭脳明晰(めいせき)でスポーツ万能、ダンスもプロ並みというアビ(シド・マルホトラ)が転校してくる。何かと対立するロハンとアビだったが、次第に良きライバルとして認め合うように。しかし、ロハンの恋人シャナーヤ(アーリヤー・バット)とアビが近づいたことから思わぬ事態が起きる。
正直、名手カラン・ジョーハルの監督作として観ると、かなり物足りなさを感じるのは確か。まず学園内の三角関係がおざなり。実業家の父に疎まれながらロックスターを目指すロハン(V.ダワン)に誹りを覆すだけの音楽的シ−ンがないし、完全無欠なアビ(S.マルホートラ)のキャラに深みがない(『きっと、うまくいく』のアーミル・カーンとどうしても比べてしまうが)。ヒロインのA.バットも初々しくキュートだがそれ以上の魅力に欠ける。要するにボリウッド好きとしては「やっぱジョーハル映画にシャー・ルク・カーンが居ないのは寂しい!」ということに尽きるのだけれど、なんせ3人とも新人、今後の活躍次第で化けるかもね。
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