シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
残像
(C) 2016 Akson Studio Sp. z o.o, Telewizja Polska S.A, EC 1 - Lodz Miasto Kultury, Narodowy Instytut Audiowizualny, Festiwal Filmowy Camerimage-Fundacja Tumult All Rights Reserved.
英題:
AFTER IMAGE
製作年:
2016年
製作国:
ポーランド
日本公開:
2017年6月10日
(岩波ホールほか)
上映時間:
配給:
アルバトロス・フィルム
制作:
アクソン・スタジオ / ポーランドテレビ局 / 国立視聴覚研究所 / ポーランド映画芸術院 / トゥムルト基金
カラー/シネマスコープ/ドルビー5.1ch/DCP

見どころ:『灰とダイヤモンド』『鉄の男』などのポーランドの巨匠、アンジェイ・ワイダ監督の遺作で、レジスタンスのシンボルとされる画家の実話に基づいたドラマ。第2次世界大戦末期に迫害を受けた、画家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキの生涯を映し出す。同監督の『パン・タデウシュ物語』などのボグスワフ・リンダらが出演。第2次世界大戦中には自身もレジスタンス運動に参加したワイダ監督が迫った、重厚な物語に期待。

あらすじ:1945年、ポーランド。アバンギャルドな作風で知られる画家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキは、全体主義に従うことを拒んだことから、大学で教授職の退任に追い込まれ、美術館からは作品が撤去されてしまう。しかし、学生たちの協力を得て、ヴワディスワフは権力と戦うことを決意する。

残像
(C) 2016 Akson Studio Sp. z o.o, Telewizja Polska S.A, EC 1 - Lodz Miasto Kultury, Narodowy Instytut Audiowizualny, Festiwal Filmowy Camerimage-Fundacja Tumult All Rights Reserved.

映画短評

  • なかざわひでゆき
    我々が真摯に向き合うべき巨匠ワイダの遺言
    ★★★★
    »読む«閉じる

     ポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダの遺作は、第二次世界大戦後の共産党政権による徹底した思想弾圧によって、人生を180度変えられてしまった実在の芸術家の物語である。
     己の芸術的な信念を貫き、国家の押し付ける画一的な方針に従わなかっただけで、社会的に抹殺されてしまうという理不尽。危険人物のレッテルを貼ることで仕事を奪い、権利を奪い、あらゆる生活手段を奪って生殺しにする権力の卑劣さには背筋が凍る。
     いまだにロシアや中国などでは公然と人権弾圧が行われ、そればかりか日本を含む世界中で表現の自由が脅かされつつある昨今、これは過去の悲劇から学んで欲しいというワイダの残した切実なる未来への遺言だ。

  • 森 直人
    ワイダという鉄の男の残像
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    ストレート。90歳で亡くなったアンジェイ・ワイダの遺作だが、「言いたいこと」が本当のコアまで絞られているようだ。全体主義の下で弾圧された前衛画家の晩年を描きつつ、ケン・ローチの『わたしは、ダニエル・ブレイク』同様に語りは平易で、ひたすら筆致が強い。

    大局やシステムに迎合せず、信念を貫くこと。これはワイダが繰り返してきた主題であり、ここから『夜の終りに』(筆者の偏愛作)辺りのモダニズムまでが作風のレンジであったように思う。その意味では“同じうた”を生涯歌い続けたタイプだ。滅び行く画家の姿に『灰とダイヤモンド』のマチェクが重なる。ワイダの映画=芸術は、徹頭徹尾「抵抗」であり個的な「運動」だった。

予告編・動画

巨匠アンジェイ・ワイダ監督の遺作…『残像』予告編

» 『残像』の予告編・動画一覧

ポスター/チラシ

  • 映画『残像』ポスター
    ポスター
  • 映画『残像』チラシ
    チラシ
  • 映画『残像』チラシ
    チラシ

キャスト

ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ:
ニカ・ストゥシェミンスカ:
ユリアン・プシボシ(詩人):
ヴウォジミェシュ・ソコルスキ(文化大臣):
ライネル(造形大学学長):
ロマン(学生):
ルジャ・サツルマン:
ブログン投稿ブログに投稿
  • FC2ブログに投稿!
  • ココログに投稿!
  • gooブログに投稿!
  • so-netブログに投稿!
  • exciteブログに投稿!
  • Bloggerに投稿!

『残像』の映画ニュース

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

  • 「残像」 from 元・副会長のCinema Days (2017年7月8日 6時48分)
    (原題:POWIDOKI)アンジェイ・ワイダ監督の遺作で、いかにもこの作家らしい題材が提示され、予想通りのストーリーが展開する。しかし、それは決してマンネリではない。それどころか、本作をはじめワイダが取り上げてきたテーマの今日性がますます強く印象付けられる... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「残像」:アンジェイ・ワイダの力強い遺言 from 大江戸時夫の東京温度 (2017年6月21日 22時53分)
    映画『残像』は、昨年90歳で亡くなったアンジェイ・ワイダの遺作(2016年作品) ...[外部サイトの続きを読む]
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 映画
  2. 2017年6月5日の週の公開作品
  3. 『残像』