シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
小学生には助言・指導が必要

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ

公式サイト:http://beguiled.jp
The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ
(C) 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
英題:
THE BEGUILED
製作年:
2017年
製作国:
アメリカ
日本公開:
2018年2月23日
(TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか)
上映時間:
配給:
アスミック・エース / STAR CHANNEL MOVIES
提供:
東北新社
カラー/ヨーロッパビスタサイズ/ドルビーデジタル

見どころ:第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したスリラー。南北戦争期のアメリカ南部にある寄宿学園を舞台に、負傷して運び込まれた北軍兵士をめぐって、女性たちが情欲と嫉妬をむき出しにする姿を映す。監督は『ロスト・イン・トランスレーション』などのソフィア・コッポラ。『ラビット・ホール』などのニコール・キッドマン、ソフィア・コッポラ監督作『SOMEWHERE』にも出演したエル・ファニング、『メランコリア』などのキルステン・ダンストらが出演している。

あらすじ:南北戦争下のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で生活している園長(ニコール・キッドマン)や生徒(エル・ファニング)ら女性7人は、けがを負った北軍の兵士(コリン・ファレル)と遭遇する。敵方ではあるが、彼女たちは彼を屋敷に運んで介抱する。園長をはじめ学園の女性たちは、容姿端麗で紳士的な彼のとりこになってしまう。

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ
(C) 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

映画短評

  • 相馬 学
    鮮烈さではなく、繊細さを重視
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     ドン・シーゲル監督の『白い肌の異常な夜』と同じ原作ということで、そのイメージで見てしまうせいもあるが、スリラーとしての衝撃では同作にはかなわない。しかし、本作の魅力はそれ以外の部分にある。

     イーストウッドの要望で人間を露悪的に描いたシーゲル版に対し、本作ではそれが抑えられ、リアルな心理が追求される。女性たちは立ち位置や気持ちが理解できるものとしてとらえられているのは、それがS・コッポラの意図したものだからだろう。

     女優陣はいずれもイイ味を出しているが、唯一の男性キャスト、C・ファレルも巧い。ただし、シーゲル版のイーストウッドのような悪人ではないので、そのイメージは忘れて見るべし。

  • なかざわひでゆき
    年齢を重ねたソフィア・コッポラの成熟を味わいたい
    ★★★★
    »読む«閉じる

     基本的にはドン・シーゲル版『白い肌の異常な夜』とほぼ同じストーリーなのだが、どこからどう見てもソフィア・コッポラの映画に仕上がっているのは、彼女の揺るぎない作家性の賜物であろう。
     ただ、以前のソフィアであればエル・ファニングら少女たちにフォーカスして、若い女性特有の無邪気と残酷を浮かび上がらせたものと思うが、しかしここでは明らかにニコール・キッドマンとキルスティン・ダンストに感情移入し、もはや若くはない女性の理性と欲望、プライドと本音の葛藤を丁寧に紡いでいく。それは彼女自身が年齢を重ねた証とも言える。それでいて、決して生々しくならないところもソフィア流だ。

  • 山縣みどり
    アマゾネス映画にしたら、もっと面白くなったかも
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    クリント・イーストウッド主演『白い肌の異常な夜』のリメイクを原作と同じく女性目線にしたのがソフィア監督らしさか。ただオリジナル版のサイコ・ホラー感が薄れさせ。奴隷の老女を省いた理由がわからない。老女は負傷した北軍兵の囚われ感に観客の同情を増幅させる存在だっただけにもったいない。説明的な台詞を嫌うのはわかるが、登場人物の背景がぼやけて人物造形がつかめないし、重要なポイントとなる唯一の男をめぐる女たちの葛藤も腑に落ちない。最後までソフィア監督のピントのズレは続くので、南部の上品な貴婦人が実はアマゾネスでしたという展開にすればよかったのにと心の中で余計なお節介を焼きました。

  • 平沢 薫
    昼も薄闇に閉ざされた空間で想いが膨らんでいく
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     オリジナル作の出来事を、女性の視点から描くーーこの発想自体が現代的。映画がすべて自然光のみで撮影されているのは、登場人物たちの目に映る世界の様相を、観客に体感させるためだろう。南北戦争下、彼女たちが暮らす館の内部は、日中は照明器具を使わないので薄暗く、夜間もランプや蝋燭の光はごく狭い範囲にしか届かない。その薄闇がさまざまな思いを培養していく。女性たちの衣装がみな白色で柔らかな素材なのは、彼女たちの汚れやすさ、壊れやすさを形にしたものだ。そしていつものように、この監督の描く女性はみな"女子"で、"女"とは少し違う。"女子"は不仲でも共通の敵を見つけた時は結束する。そして微塵もためらわない。

  • 猿渡 由紀
    女性監督ならでは。2017年を象徴する作品
    ★★★★
    »読む«閉じる

     アメリカ公開は2017年6月末で、#MeToo運動が起こる秋より前だったのだが、今思うと、結果的に“女性の年”となったこの年に公開されるのにとてもふさわしい映画だった。男に対して、一見非力な女性たちが立ち上がるのだから。その一方で、女性同士の嫉妬心、男を惹きつけたいという願望など、女性のそれほど美しくない部分もしっかり描いている。これらはまさに、監督で脚本家のソフィア・コッポラが女性だからできたことだ。
     コッポラにとってはこれまでで最もダークで、大人に向けた映画。彼女の監督として、また人としての成熟ぶりがうかがえる作品でもある。

予告編・動画

ソフィア・コッポラ監督作!映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』予告編
『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』特報映像
コリン・ファレルふんする負傷兵が…『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』本編映像
斎藤工&板谷由夏が『グレイテスト・ショーマン』など2月下旬のイチオシ新作映画を「はみだし映画工房」で激論!

» 『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』の予告編・動画一覧

写真ギャラリー

  • 写真001
  • 写真002
  • 写真003
  • 写真004
  • 写真005
  • 写真006
  • 写真007
  • 写真008
  • 写真009
  • 写真010

(C) 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

ポスター/チラシ

  • 映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』ポスター
    ポスター
  • 映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』チラシ
    チラシ
  • 映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』チラシ
    チラシ

スタッフ

監督・脚本・製作:
プロダクションデザイン: アン・ロス
衣装デザイン: ステイシー・バタット

キャスト

ミス・マーサ:
エドウィナ:
アリシア:
マクバニー伍長:
ブログン投稿ブログに投稿
  • FC2ブログに投稿!
  • ココログに投稿!
  • gooブログに投稿!
  • so-netブログに投稿!
  • exciteブログに投稿!
  • Bloggerに投稿!

『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』の映画ニュース

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

  • 映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』★ソフィア流キャラメリゼ『白い肌の異常な夜』 from yutake☆イヴの《映画★一期一会》 (2018年4月21日 21時48分)
    作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173299/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。 ・監督: ソフィア・コッポラ ・マーサ園長: ニコール・キッドマン ・エドウィナ: キルスティン・ダンスト ・アリシア: エル・ファニング ・敵軍の負傷兵(伍長): コリン・ファレル 『白い肌の異常な夜』のリメイクでした... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「ビガイルド 欲望のめざめ」 from ここなつ映画レビュー (2018年3月8日 12時52分)
    げに恐ろしきは女の…である。だが、監督が女性監督(ソフィア・コッポラ)だからか、女の愚かさが全面的に描かれているわけではないのでそこは非常に好感が持てる。短絡的思考が描かれてはいるのだけれど。その短絡的思考はむしろサクサクと作品を進めて行く上で重要なので、さほど不快感はない。そんなことよりコリン・ファレルである。昔からコリン・ファレルのファンだったのであるが、私の待ち望んでいたコリン・ファレルが遂にやって来た!という感じだ。「ロブスター」なんかではぶよぶよに太った中年の親父という感じだったのだが、全くスリム ...[外部サイトの続きを読む]
  • The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ 評価と感想/マウンティングする女子たち from eigamanzaiの映画レビュー (2018年2月26日 15時56分)
    自然光による撮影が綺麗です ☆4点 1971年にドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演で映画化された『白い肌の異常な夜』の原作でトーマス・カリナンが1966年に発表した小説『The Beguiled』の再映画化。 2017年の第70回カンヌ国際映画祭でソフィア・コッポラが監督賞を受賞。主演にニコール・キッドマン、キルステイン・ダンスト、エル・ファニング、コリン・ファレル 白い肌の異常な夜 [Blu-ray] posted with カエレバ クリント・イーストウッド キングレコード 201&#82 ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ」:かっこつけてて、つまらない from 大江戸時夫の東京温度 (2018年2月25日 23時10分)
    映画『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』は、クリント・イースト ...[外部サイトの続きを読む]
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 映画
  2. 2018年2月19日の週の公開作品
  3. 『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』