驚異の85分撮りっぱなし!ワンシーンワンカットの衝撃作登場

第20回東京国際映画祭

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知的で穏やかなサルバトーレ・マイラ監督(左)と、真っ赤なドレスからのぞく胸元がセクシーなマリーナ・ロッコ。

 23日、第20回東京国際映画祭コンペティション部門のイタリア映画『ワルツ』がTOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、来日しているサルバトーレ・マイラ監督、主演のマリーナ・ロッコ、そしてプロデューサーのジャンマリオ・フェレッティが会見を行なった。
 
 メイドの女性と、彼女を実の娘と信じ込んで刑務所から手紙を送っていた男性との関係を軸に、ホテル内の人間模様が描かれる本作。85分全編ワンカットワンシーンで撮影された緊迫感みなぎる映像とストーリー展開で、観客をスクリーンにくぎ付けにする衝撃作だ。

(東京国際映画祭コンペ作品の紹介はこちら)

 マイラ監督は、「現代社会における不安と焦燥を表現するために、この撮影スタイルを採用した。自分自身に対しても俳優にとっても、現代に欠落している感覚を表現してもらうためにも、自分たちを追い込んでやってもらおうと思った」とその意図を明かした。この完成版のために85分で1回の撮影を10回も行ったそうだが、撮影よりも10本の中で1本を選ぶのに時間がかかったという。それについてさらに、「4本目か5本目のテイクが良かったので、どちらにするかで2か月も迷ったよ(笑)」とコメントした。

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 また、胸元の大きく開いた真っ赤なドレスと、明るい笑顔で周囲を明るく照らすような魅力を発散していた女優のマリーナは、その魅力を映画の中でもいかんなく発揮している。彼女を起用したいきさつについてマイラ監督は、「100回以上オーディションをしたんだ。そんなある日、マリーナをオーディションしたとき、セリフを読み始めて、2行くらい進んだときに『もういいよ』とわたしは言ったよ。彼女に即決したかったんだ。だからオーディションは20秒くらいで済んだよ」と語った。

 85分の映画をワンカットで撮影するということは、誰かが途中でミスをしたらすべて最初から撮り直しになるということだ。それだけ俳優は大きなプレッシャーにさらされる。しかし、マリーナは「それは演じるうえで、むしろ助けになったとも言えます。なぜならほかの人物たちも大きなプレッシャーを抱えているわけで……でもそれは今だから言えること。撮影中はプレッシャーに“浸っている”ような感じでした」と撮影時の苦労を振り返った。

第20回東京国際映画祭は、六本木ヒルズと渋谷を中心に20日から28日まで開催される
オフィシャルサイトtiff-jp.net

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