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約31万人を動員した映画祭が閉幕! 各受賞者が喜びのコメント

第20回東京国際映画祭

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左から、リー・ウェイ、リー・チーシアン監督_シェン・チアニー
左から、リー・ウェイ、リー・チーシアン監督_シェン・チアニー

 28日、渋谷Bunkamuraオーチャードホールで、第20回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが行われ、東京サクラグランプリをはじめ各賞の受賞者と受賞作品が発表された。授賞式後には、各賞受賞者および関係者が記者会見に出席。黒澤明賞を除く11部門の受賞者が入れ替わりで質疑応答を行ったため、記者会見は2時間を越える異例の長丁場となった。

 審査員長を務めたアラン・トッド・Jr.が「優れた作品が多く、審査は難航した」と語る通り、例年にない接戦が繰り広げられたコンペティション部門。見事、東京サクラグランプリを受賞したのは『迷子の警察音楽隊』だった。エラン・コリリン監督は授賞式を振り返り「いざ自分たちの作品がグランプリを受賞したと知ったときは、どのタイミングで壇上に上がればいいのかとか段取りが気になってしまいました」と意外な心境を語った。

 一方、主演俳優のサッソン・ガーベイは「なかなか自分たちの作品が呼ばれないので、賞の発表が進むにつれて、どんどん希望を失っていた」とやはり授賞式はドキドキだったそうだ。それだけに受賞については「とにかくうれしいよ」と改めて喜びをかみしめていた。

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 また審査員特別賞を受賞した『思い出の西幹道(仮題)』のリー・チーシアン監督は「授賞式の会場にいた中国の映画人たちから、緊張してたろ? とからかわれました」と照れながらコメント。彼の夫人で共同脚本を手掛けたリー・ウェイは「10月30日が誕生日なので、とてもうれしいプレゼントになりました」と語った。

 セレモニーでは興奮のあまり、10分以上の感激スピーチを行ったピーター・ハウイット監督(『デンジャラス・パーキング』/ 最優秀監督賞を受賞)は、若干冷静さを取り戻したのか「僕は興奮すると、話が止まらなくなっちゃうんだよね(笑)」とコメント。一方、アソシエイト・プロデューサーのジュールズ・ベイカー=スミスは「逆に私は、興奮すると言葉が出なくなるの」と語り、無言で涙ぐんだセレモニーを振り返っていた。

 9日間の期間中、326本の作品が上映された第20回東京国際映画祭は、映画を愛するすべての人たちにさまざまなドラマをもらたしながら、ついに幕を閉じた。

以下は今回の動員数。
・劇場動員数:68,705人
・TIFFCOM及び秋葉原エンタまつり他、協賛企画動員数:193,194人
・レッドカーペット、アリーナ等イベント:47,200人

東京国際映画祭オフィシャルサイトtiff-jp.net

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