巨匠チャン・イーモウ監督が明かす、“イーモウ・ガール”になるためには?

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女優を見出す審美眼の持ち主チャン・イーモウ監督

 アクション時代劇映画『HERO』『LOVERS』に続く、中国の名匠チャン・イーモウによる武侠3部作映画『王妃の紋章』が4月12日より公開になる。来日したチャン・イーモウ監督への単独インタビューで、権力が渦巻く宮廷劇を豪華キャストで絢爛(けんらん)に描いた撮影エピソードや、女優発掘の秘訣(ひけつ)を聞いた。

 「『王妃の紋章』の原作の舞台劇「雷雨」は、中国では誰もが知っている有名な物語。毎年のように上演され、誰が王妃を演じるかが話題になる演目。チャン・イーモウ監督は、その王妃役に自身の監督デビュー作映画『紅いコーリャン』でヒロインを演じ、同じく女優デビューしたコン・リーを採用した。十数年の歳月を経て、再び主演に起用したことについて、「王妃役にはコン・リーしか考えられなかった。恐らく、彼女は今が全盛期。これまでの人生と経験を生かした演技は最高の境地でしょう」と中国を代表する世界的な女優として成長したお気に入りの女優を絶賛した。

 チャン・イーモウ監督といえば、これまでも作品にふさわしい新人女優を抜群の眼力で発掘し、スターへと育て上げてきた。前述のコン・リー、そして映画『初恋のきた道』で起用したチャン・ツィイー。本国ではそういった女優を“イーモウ・ガール”と呼ぶが、監督はどのようにして彼女たちを見いだすのか。

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 「まず、作品のキャラクターにふさわしい、というのが第一。そして、演技を学んでいること。それに真っ白であること。つまり、それまでにドラマやCMなどに一切出演していない人。一度でも経験のある人は避けています」。というように“イーモウ・ガール”への道は狭き門であることがわかった。本作では、リイウ・イエの演じた長男の世話係を演じたリー・マンも同様に見いだされているため、今後の活躍が注目されている。

 そして、狭き門をくぐり抜けた後の現場について「心掛けているのは、出演者たちにリラックスしてもらうこと。そのためには、俳優が遅刻することがあってもいいと思うし、撮影を終えたらすぐに帰宅して、精神面を安定させてほしい」との考えを明かしてくれた。巨匠の現場に遅刻するなど到底考えられない行動に思えるが、役者が感じるプレッシャーを極力抑え、演技に集中してもらうためなのだという。そんなイーモウ監督の配慮のお陰か、スクリーンではリーをはじめ、チョン・ユンファ、ジェイ・チョウら出演者たちのおどろおどろしいまでの熱演を見ることができる。

 『王妃の紋章』は、中国史上最も華やかな唐王朝の滅亡後を舞台に、栄華の頂点に君臨する王家一族の陰謀と策略を描く愛憎劇。本国の中国では、史上最高の興行収入を記録した。

映画『王妃の紋章』は4月12日より東劇ほかにて全国公開
オフィシャルサイト wwws.warnerbros.co.jp

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