サクラグランプリ最有力候補?ヨハン・クレイマー監督に直撃!

第21回東京国際映画祭

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映画『アザー・ファイナル』などを監督したオランダ人クリエーターのヨハン・クレイマー監督

 第21回東京国際映画祭コンペティション部門にて下馬評ではサクラグランプリの最有力候補といわれている、映画『ダルフールのために歌え』のヨハン・クレイマー監督に、40組もの短いエピソードをバトンリレーのように話をつないで見せる一風変わった作品について話を聞いた。

 「友人とバルセロナの街を訪れたときに40くらいのさまざまなストーリーを映画にしたら面白いんじゃないかというアイデアがわいたんだ」とヨハン監督。「街を歩いているとよく人にぶつかってしまうんだけれど、それをきっかけにすれば、できるんじゃないかと思った」と話のつなぎ方について説明してくれた。人々の日常を見事に切り取り、まるで脚本などないかに見える本作だが、約95パーセントは脚本が書かれているそうで、2か月くらいかけて撮ったんだそうだ。

 タクシーの中での運転手と客とのやり取りが面白い。ヨハン監督はすべての話が忙しく進んでいる中で静かなシーンも必要だと思い、ドライバーが時間を使って客の世話をしてあげる長回しのシーンを入れたと教えてくれた。「いろんなことが起きるので、何度も何度も観てほしい」とヨハン監督はアピールした。

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 劇中には日本人夫婦も登場する。キャストは現地調達したそうだが、いろんな国の人を登場させることで映画を国際的にしたかったんだそうだ。

 ラストのシーンは観客の予想を裏切り、静かなシーンが待っている。「情というものに関してきちんと伝えられれば……」とヨハン監督。ヨハン監督にとって、とても大切な曲が使われているというラストシーンはとても感動的だ。

 本作はダルフール紛争救済のコンサートが開かれる日、バルセロナの人々はいつものように他人には無関心に生きているさまを描いた作品。「自分たちがいかにすべてに無関心でいるのかということに気づいてほしい」とヨハン監督はこの映画で警鐘を鳴らしている。

 コンペティション部門のグランプリであるサクラグランプリは、26日に発表される。

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