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予想外に伸び悩み!?『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が第1位も… -11月3日版【全米ボックスオフィス考】

予想外に伸び悩み!?『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が第1位も… -11月3日版
映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』より

 今週の全米週末ボックスオフィスは、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が予想通り第1位に輝いた。今年6月に、50歳という若さでこの世を去ったマイケル最後のドキュメンタリーは、3,481館・推定5,500スクリーンで超大型公開され、通常新作は金曜日公開のところを水曜日封切りという形にし、最初の5日半のみで3,440万ドル(約34億4,000万円)という売り上げをたたき出した。(1ドル100円計算)

 だが、この勢いに乗って週末も引き続き興行収入記録を更新するかと期待されていたが、金曜日から日曜日までのウイークエンド・ボックスオフィスは、2,323万ドル(約23億2,300万円)という控えめな記録にとどまった。

 さすがにマイケルにはかなわなかったものの、第2位にランキングして依然として頑張っているのは、この秋の大穴映画『パラノーマル・アクティビティ』で1,639万ドル(約16億3,900万円)の売り上げ。この作品の制作費用は公表によれば、何とたったの1万5,000ドル(約150万円)! アメリカですでに8,463万ドル(84億6,300万円)を売り上げているわけで、世の貧乏フィルムメーカーたちが聞いたらイヤになってしまうような数字である。まさに、映画業界版ジャックポット大当たり状態である。勢いでまだまだイケる感じの今週、封切り館が再びアップで459館増しの2,404館を数え、配給のパラマウントはウハウハであろう。

 今週第3位は、こちらも粘り強い映画『ロウ・アバイディング・シチズン』(原題)で740万ドル(約7億4,000万円)。公開映画館数は126件減っているのに先週第4位からワンランクアップしており、今週の殊勲賞である。

 ちなみに、今週のチャートは粘り組が多い。第4位も、なかなかのスタミナを見せて先週第5位から返り咲いた映画『カップルズ・リトリート』(原題)で、646万ドル(約6億4,600万円)。公開から4週目の全米総合興行収入は、8,703万ドル(約87億300万円)となった。

 さて第5位は、先週の第3位から落下のトホホ組となってしまった映画『かいじゅうたちのいるところ』で、593万ドル(約5億9,300万円)。先週と比べて57.7パーセントの落下率を示して、このままトップ5の圏外へ去ることになるのは必至とみられる。制作費は推定1億ドル(約100億円)といわれているこの作品だが、公開3週目にしていまだに総合収入6,265万ドル(約62億6,500万円)という遅々とした数字を示しており、かなり苦戦中である。

 さて、次回のランキング予想だが上位確実組が数作品。まずは、ユアン・マクレガー、ジョージ・クルーニー、ケヴィン・スペイシー、そしてヤギ(!?)の豪華キャスト出演の映画『ザ・メン・フー・ステア・アット・ゴーツ』(原題)という何とも長いタイトルのコメディー・ドラマ。コメディーというにはかなりダークだが、実話を基にした話で事実は小説よりも奇なり……を地でいくストーリーで、このキャスティングにプラスしてストーリーの面白さに、客足が向くこと必至である。

 家族向けの一本は、映画『Disney’sクリスマス・キャロル』。映画『ポーラー・エクスプレス』『ベオウルフ/呪われし勇者』で使用した、ロバート・ゼメキス監督お得意のパフォーマンスキャプチャーを駆使して、今度は3Dで昔からある物語を映画化した作品。ジム・キャリーが(彼のCGIが……!?)主役のスクルージじいさんを演じる。ゼメキス監督のCGI作品は、どうもキャラの瞳が死んでいるように見えるのがネックだったが、新作の出来はいかに!?

 最後にホラー部門から1本ご紹介。すでに公開されている映画『ソウ6』『パラノーマル・アクティビティ』に加え、今週末に強力なライバルが登場する。タイトルは、映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』。謎の連続誘拐事件の被害者たちをインタビューする心理学者(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が、真実を解き明かしていくうちに、想像を絶する恐怖の奈落に突き落とされていく……というあらすじなのだ。この映画、とにかく映像がえっらい不気味。予告編を見ただけでゾワ~……という感じで、よくわからないけど異様に怖いのである。(映画『ブレア・ウイッチ・プロジェクト』もよくわからないけどメチャクチャ気味が悪かったのはご承知のとおり……)飛ばしまくっている『パラノーマル・アクティビティ』にどこまで太刀打ちできるか、興味深いところである。(取材・文:神津明美 / Addie Akemi Kohzu)


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