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日本とフランスの共同監督作『ユキと二ナ』にベルリンの子どもたちが大興奮!

第60回ベルリン国際映画祭

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ピュアで温かな作品『ユキと二ナ』
ピュアで温かな作品『ユキと二ナ』 - (C) Yoshi OMORI

 13日、現在開幕中の、第60回目のベルリン国際映画祭のジェネレーションKプラス部門に『ユキと二ナ』が正式出品され、共同監督である諏訪敦彦監督とフランスの名優イポリット・ジラルド監督が登壇した。

映画『ユキと二ナ』写真ギャラリー

 出品されたジェネレーション部門は、児童・青少年向けのカテゴリーということもあり、上映された1,200席の会場はすべて埋まり、そのうち3分の2が子どもたちという温かな雰囲気の中での上映となった。

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 上映後の質疑応答では、主演のノエ・サンピアリエル・ムーテル、諏訪敦彦監督、イポリット・ジラルド監督が登場すると、観客の子どもたちが大勢舞台に押し掛け、観終わった興奮そのままに身を乗り出して熱心に質問していたのが印象的だった。

 子どもたちが諏訪監督に向かって「何を考えながら、この映画を作ったのですか?」と質問すると「いろんなことを考えて、特に、自分が子どものときのことを思い出しながら作りました」と優しく答え、主演のノエ・サンピも「遠い日本の森での撮影は怖くなかった?」との質問に「森での撮影は大変だったけど、周りに監督たちがいたので、全然怖くありませんでした」と大人顔負けにしっかり答えていた。

 監督も「フランスから日本という遠く離れた場所へ、キャスト・スタッフ皆で一緒に旅をして作った作品です」と笑顔で答え、イポリット・ジラルド監督との5年越しの友情や製作中の思い出を語っていた。

 この『ユキと二ナ』が出品された部門の最優秀賞は「ゴールデン・ベア」ならぬ「クリスタル・ベア」この「クリスタル・ベア」が誰の手に渡るかは子どもたちのジャッジにかかっている。

映画『ユキとニナ』は恵比寿ガーデンシネマほか全国順次公開中

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