アカデミー賞直前に『ハート・ロッカー』に勝利していた女性監督作『フィッシュ・タンク』

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ジリアン・アンダーソンによる女性監督作ベストの発表 - Photo:Yukari Yamaguchi

 ロンドンで開催中の第6回バーズ・アイ・ビュー映画祭で、アカデミー賞発表間近の現地時間3月7日、「ウォーム・アップ・フォー・オスカーズ」と題し、雑誌「マリ・クレール」と共同で行われた、昨年の女性監督による映画の一般投票結果が発表された。『Xファイル』のスカリーでおなじみのジリアン・アンダーソンによる発表後、投票結果第1位だった作品の上映が行われた。

1位の『フィッシュ・タンク』(原題)が発表された際には、どよめきが起こった。本映画祭でも大きく取り上げられている『ハート・ロッカー』を予測していた人も多かったようだ。昨年は女性監督による優れた作品が多かった。その中から『ハート・ロッカー』はじめ、『17歳の肖像』や『ノーホエア・ボーイ』(原題)など、アカデミー賞ノミネート作品や話題を呼んだ10作品があげられた中から選ばれた本作、粒ぞろいの中から選りすぐられた作品と言えるだろう。参加できなかったアンドレア・アーノルド監督の代理で、本作で主人公の妹を演じたレベッカ・グリフィスが登場、子どもながら、しっかりと監督からのメッセージを読み上げた。

 新人のケイティ・ジャヴィスが、いらだつ15歳の少女をみずみずしく演じた本作は、高い評価を得ている。イギリス国内やカンヌなどで様々な賞を獲得しているほか、インドの大女優シャルミラ・タゴールがエジンバラ映画祭でのお気に入りにあげ、ダニエル・デイ=ルイスがBBCの映画番組の中で印象に残った映画としてあげるなど、映画人の中にもファンが多い。

 本作の上映後には投票結果を祝うパーティーが開催されたが、アカデミー賞の監督賞を『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督が獲得すれば初の女性受賞者になるとあって、アカデミー賞の発表前にはお開きとなる予定。女性映画製作者を応援することを掲げた本映画祭、結果発表を見逃すことはなさそうだ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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