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宮崎あおい、『ソラニン』でのライブシーンは20テイク以上撮影されていた!

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目指せ、映像業界! -三木孝浩監督
目指せ、映像業界! -三木孝浩監督

 22日、大ヒット中の映画『ソラニン』の三木孝浩監督が、デジタルハリウッド大学・秋葉原メインキャンパスで公開講義を行い、本作の撮影秘話を語った。

映画『ソラニン』写真ギャラリー

 映像業界を志す学生たちを前に、三木監督は、企画の立ち上がりからキャスティングの経緯、撮影や編集といった1本の映画が完成するプロセスを説明。主演に宮崎あおいが起用された理由について、「同世代の女優さんでは断トツの演技力。今まで、どこにでもいそうな女の子は演じていないと思ったので、僕自身ぜひ観たいと思った」と語った。宮崎が生歌と生ギター演奏を披露するクライマックスのライブシーンは、20回以上テイクを重ねたといい、「最後は宮崎さんも声がガラガラだった」と舞台裏を明かした。

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 これまでプロモーションビデオの世界で活動し、本作で長編映画デビューを飾った三木監督は、「映画は、キャストの皆さんも俳優部という位置づけで、撮影部や照明部といったスタッフと同列にある」と語った。演出のこだわりについては、「まずは現場が楽しくあること。1人でもテンションが下がると、現場全体のモチベーションの落ちるので、空気感を大切にしている」とコメント。学生たちには「自分の作品が世に出た瞬間の感動は素晴らしいもの。まず、モノを作る楽しさを知ってほしい」とエールを送った。

 三木監督は1998年にソニーミュージックに入社し、数々のミュージックビデオやライブ映像を手掛け、2006年の独立後はショートドラマやテレビCMにも進出。これまでFUNKY MONKEY BABYS、UVERworldといった人気アーティストのミュージックビデオを約170作品監督したほか、カンヌ国際広告祭2009のメディア部門金賞を受賞するなど、今後の活躍が期待される映像作家だ。

 本作は、単行本が累計80万部突破した浅野いにおの同名原作コミックを映像化した青春恋愛ストーリー。「ソラニン」という名の詩をモチーフとした切ない恋物語を軸に、若者たちのリアルな心情を描き出す。

映画『ソラニン』は全国公開中

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